韓国の輸出が日本を追い抜く?輸出額の差200億ドルで過去最小に=韓国ネット「韓国はすごい国」

レコードチャイナによると…

2024年12月29日、韓国・YTNは「日本と韓国の1~11月の輸出額の差が過去最小を記録し、激しい『輸出日韓戦』が繰り広げられている」と伝えた。

記事によると、1~11月の韓国の輸出額は6223億8600万ドル(約98兆2293億円)を記録し、日本を202億1200万ドル差で猛追している。

世界10大輸出国の輸出額ランキングで日本は5位、韓国は昨年より2ランクアップし6位となっている。

韓国貿易協会は、IT景気の回復による半導体とコンピューターの輸出増加、化粧品や医薬品に対する需要の拡大が輸出額の差を縮めるのに寄与したと説明した。ただ、実績の良かった自動車輸出のベース効果と海外生産量の増加、原油価格の下落などにより輸出の下方圧力が強まっていると分析したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「この小さな分断国が輸出6位?」「政治はめちゃくちゃだけど、優秀な企業がなんとかこの国を支えている」「韓国はすごい国。ついに輸出で日本を追い抜くのか」との声が寄せられている。

また、「こんな大事な時に政府は戒厳事態で大混乱」「内乱によるイメージ悪化により国の地位が下がり、今後は輸出が急減するだろう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

[全文は引用元へ…]

以下X(旧Twitter)より

【Japannewsnaviさんの投稿】

引用元 https://www.recordchina.co.jp/b946452-s39-c20-d0191.html

みんなのコメント

編集部Aの見解

韓国メディアが伝えた日本と韓国の輸出額の差が過去最小を記録したというニュースを受けて、多くの考えが巡りました。日本が世界第5位、韓国が6位という順位は一見して両国の競争が激化していることを示しています。しかし、この状況をどう捉えるかは慎重な分析が求められます。

まず、韓国の輸出が拡大している背景には、IT景気の回復による半導体やコンピューター輸出の増加が大きな役割を果たしているようです。また、化粧品や医薬品の需要拡大も寄与しているとのことです。特に半導体分野は韓国の強みであり、今後もその地位を維持する可能性が高いでしょう。ただし、この記事が指摘するように、原油価格の下落や海外生産量の増加が輸出に下方圧力をかけていることも見逃せません。

一方で、日本の輸出の基盤となる自動車産業や精密機器産業は依然として世界的に高い競争力を持っています。韓国が日本を猛追しているとはいえ、日本の産業構造が持つ強みを過小評価するのは早計でしょう。特に、環境技術や再生可能エネルギー分野など、これからの成長が見込まれる分野での日本の技術力は重要なアドバンテージとなり得ます。

また、両国の競争は単なる輸出額の数字だけで測れるものではありません。例えば、韓国の輸出拡大が一時的な要因によるものである場合、長期的な持続性について疑問が残ります。一方、日本も少子高齢化や国内需要の減少といった課題に直面しており、これをどう克服するかが問われています。

この記事に対する韓国ネットユーザーの反応は多岐にわたります。韓国が輸出6位になったことを誇る声もあれば、政府の混乱や内政不安が輸出に与える影響を懸念する声もあります。このような意見は、韓国国内での政治的・社会的状況が経済に与える影響を如実に反映しています。特に、戒厳事態や内乱によるイメージ悪化が輸出に与えるリスクについての指摘は、非常に現実的な懸念だと言えます。

日本にとってこの状況はどう見るべきでしょうか。まず、韓国の輸出拡大は日本にとっての脅威というよりも、むしろ自らの競争力を再確認する契機と捉えるべきです。日本は、製造業の強みを生かしつつ、新たな成長分野に資源を投入することで、持続可能な経済成長を実現する必要があります。また、地政学的なリスクを念頭に置きつつ、アジア地域全体での協力関係を強化することも重要です。

さらに、両国の競争が激化する中で、互いの弱点を補完し合う可能性も考えられます。例えば、日本が持つ技術力と韓国が得意とするマーケティング力やスピード感を組み合わせれば、グローバル市場での競争力を一層高めることができるかもしれません。

また、この記事が示唆するように、韓国の輸出拡大が主にIT関連分野に依存していることはリスクでもあります。IT産業は市場環境の変化に敏感であり、技術革新のスピードが速いため、一度競争力を失うと回復が難しいという特性があります。一方、日本の輸出産業は多様性があり、比較的安定していると言えます。これを基盤に、新しい分野への挑戦を続けることで、さらなる成長が期待できるでしょう。

日本と韓国の競争が激化している現状は、両国にとって挑戦でもあり、同時に新たな機会を生む可能性を秘めています。この競争が健全な形で行われることで、アジア地域全体の経済が活性化することを期待しています。

執筆:編集部A

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