ウナギ規制「全種対象へ」 ワシントン条約、最終評価 国内価格上昇か[産経]

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画像出典:第11管区海上保安本部提供

産経新聞の記事によると…

ウナギ規制「全種対象へ」 ワシントン条約、最終評価 国内価格上昇か

ワシントン条約事務局は15日、食用のニホンウナギを含む全種を国際取引の規制対象にすべきだとした欧州連合(EU)などの提案について「採択を勧告する」との最終評価を公表した。11~12月にウズベキスタンで開かれる締約国会議で投票国の3分の2以上が賛成して採択されれば、輸出が許可制となり、日本で価格が上昇する可能性がある。

日本のウナギ消費量は世界最大規模で多くを輸入に頼る。日本は「十分な資源量が確保され、国際取引による絶滅の恐れはない」として提案に強く反対。共同で資源管理する中国や韓国と連携して否決を目指す。

[全文は引用元へ…]2025/10/16

以下,Xより

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20251016-O5RZASOODNP3PM4BWM3BK7SCDE/

みんなのコメント

  • これで養殖に弾みがつく
  • 養殖ウナギはどうなるの?
  • シラスウナギの入手が困難になる訳ですね。 ニホンウナギの完全孵化養殖は、実用化に向けた取り組みが行われており、稚魚の生産コストが大幅に低下する見込みです。 この技術は、日本が先行しており、将来的には大きな輸出産業になるかも知れませんね。
  • これ以上高くなったら もう うなぎは いいかな〜 最近 練りもの の うなぎもどきを 食べたが 美味かったし 俺は もう そっちで 良いかな〜 タレの味が 好きな だけだしね
  • あれ?完全養殖ってどうなったのかな? まぁそれほどウナギ好きでもないので、別にかな?
  • ならば、食わなくても良いのでは? 代わりにアナゴとかでも美味いし
  • 鰻食いたい気持ちはわかるがしばらく腹我慢しようぜ。 そして代わりに一文字違いの兎食おうぜ。
  • ワイウナギスキー、構わんやれ 蒲焼きと鰻丼は未来の日本人に残さねばならぬ
  • とりあえずファミレス・牛丼店ではウナギは取り扱わないようにしてほしい。 ちゃんと本来の商材で勝負しろ!
  • 海外の圧力って感じしかしない 自分たちの資源守るのは勝手だけど日本の食文化まで口出ししてほしくないよな
  • 昔からウナギは夏の風物詩だったのに こうやって規制とか値上がりばっかでどんどん遠くなるの悲しいわ
  • なんでもかんでも絶滅危惧って言えば止められるみたいな風潮どうにかならんか 人間の責任もあるけど極端すぎる
  • ウナギなんかより他に問題あるだろって思うけどな 結局は政治と金の問題にしか見えん
  • 完全養殖できてるなら国が支援して本格的にやれよって思う 研究ばっかで終わらせるなよ
  • 昔の職人が焼く香ばしい匂い思い出すたびに切なくなる あの味を次の世代が知らないなんて勿体なさすぎる
  • 海外が規制言い出すたびに日本だけ損してる気がする 食文化を守るのも立派な国防だと思うんだけどな
  • 庶民の味だったのにいつの間にか贅沢品になってる現実がやるせない 食べる機会減ったよほんと
  • 釣りで自分で獲るって人増えてるけどそれも一時しのぎだろうな そのうち釣りも制限されそうで怖い
  • 日本のウナギ職人って世界に誇れる技術なのに それが消える可能性あるのほんと悲しい
  • 規制とか環境とか言うけどさ 結局ヨーロッパが自分とこのウナギ守りたいだけじゃねえの
  • 絶滅とか言うけど昔から自然はうまくバランス取ってきたんだよな 人間が焦りすぎなんだよ
  • 値上がりしたらまた外国産に頼ることになるだけで何も解決しないのにな

japannewsnavi編集部の見解

ワシントン条約事務局の勧告とニホンウナギの現状

ワシントン条約(CITES)事務局が、食用のニホンウナギを含む全てのウナギ種を国際取引の規制対象とするよう勧告したことが、国内外で大きな注目を集めています。提案を主導したのは欧州連合(EU)であり、11月から12月にかけてウズベキスタンで開催される締約国会議で正式な採択が行われる予定です。採択には投票国の3分の2以上の賛成が必要ですが、可決されれば輸出は許可制となり、日本市場でのウナギ価格が再び上昇する可能性が指摘されています。

日本は世界最大のウナギ消費国であり、国内需要の多くを輸入に頼っています。日本政府は「十分な資源量が確保されており、国際取引によって絶滅する恐れはない」として、この提案に強く反対しています。中国や韓国と連携し、提案の否決を目指す構えです。一方で、ワシントン条約事務局は違法取引の蔓延を問題視し、ヨーロッパウナギが「ニホンウナギ」など別種として流通している“ロンダリング”の実態を指摘しました。全種を規制対象の「付属書2」に含めることで、違法な取引を防止し、持続的な管理につなげることを狙っています。

また、養殖についても「商業的に成り立っていない」と評価され、依然として野生の稚魚に依存している点が問題視されました。資源保護と経済のバランスをどのように取るかが、日本にとって難しい課題となっています。

ウナギを巡る日本の食文化と複雑な思い

日本人にとってウナギは特別な存在です。土用の丑の日や夏の疲労回復の食材として古くから親しまれ、家庭の味でもあり、職人の技でもある。今回の規制勧告に対して、SNSやコメント欄では「日本人だけで楽しんでいればよかったのに」「味と商売の美味しさを教えてしまったばかりに庶民の食卓から遠のいた」といった複雑な意見が見られます。

中には、「最近は食べたい時は自分で釣っている」「職人さんが焼いたウナギには敵わないが、値段を考えると自分で釣るのも悪くない」という声もあります。伝統の味を守りたいという気持ちと、資源の枯渇を心配する声が入り交じる中で、ウナギはただの食材ではなく、日本人の心や文化を映す鏡のような存在になっています。

実際、ここ数年でウナギの価格は高騰し、一般家庭では手が届きにくい贅沢品となりつつあります。国際的な取引規制が現実になれば、さらに価格が上がるのは避けられないでしょう。かつては夏の風物詩だった「うな丼」も、これからは特別な日のご馳走になるかもしれません。

完全養殖への期待と日本の未来

ただ、日本にも希望はあります。国内の研究機関では、ニホンウナギの卵からの完全養殖に成功しており、技術的には自然の稚魚に頼らずに育てることが可能になっています。しかし、そのコストが非常に高く、現時点では商業的な採算が取れないのが現実です。養殖よりも稚魚を輸入した方が安いという状況が続く中で、完全養殖の実用化が進まないまま時間が過ぎてきました。

もし今回の国際規制が本格的に導入されれば、国内の養殖事業に新たな追い風が吹くかもしれません。輸入が難しくなれば、国内で生産する価値が見直されるでしょう。生産コストを下げる技術開発が進み、日本独自の持続可能なウナギ養殖が確立されれば、長期的には安定供給の道も開けます。

一方で、今の段階では庶民が手軽にウナギを楽しめる時代が再び戻るとは言い難い状況です。資源を守ることと、文化を守ること。その両立がいかに難しいかを、今回の議論は改めて浮き彫りにしています。

ウナギの未来を考える時、私たちはただ「食べる」ことの先にある自然との関わり方、そして文化をどう継承していくかという問いに向き合わなければならないのかもしれません。次の世代にもウナギの味と伝統を残すために、今こそ冷静で現実的な判断が求められています。

執筆:japannewsnavi編集部

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