村上総務相、「安倍氏は国賊」発言を釈明 正論とも主張

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記事によると…

総務相に就任した村上誠一郎氏は1日、安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだとして2022年に自民党の役職停止1年の処分を受けたことに関し「遺族の方にはすぐに謝罪した」と釈明した。挙党一致体制で職務に取り組む考えを示した。

総務相に決まり、首相官邸に入る村上誠一郎氏(1日)

一方で「私は政治家として、論理的におかしいことはおかしいと言ってきた。ずっと正論を言い続けたつもりだ」とも主張した。1日午後、自身の国会事務所で記者団に語った。「すぐ選挙もある。融和的な精神でやっていきたい」と強調した。

安倍氏に批判的な姿勢で知られる村上氏は、派閥の裏金や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を「負の遺産」と指摘。株の乱高下や円安も「残念ながらアベノミクスのある面では負の遺産だと思う。そういうものを対応しながらやっていくのが非常に厳しい」と述べた。

[全文は引用元へ…]日経新聞

以下,Xより

【麻布食品さんの投稿】

引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01AGO0R01C24A0000000/

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みんなのコメント

  • 正論を言ってるのは分かるけど、それだけじゃ政治は動かないよ。ちゃんと手を動かす人が評価されるべきじゃない?
  • 国賊発言の件はやっぱり記憶に残ってるし、それで総務相ってなるとモヤモヤは正直ある。
  • たしかに派閥の裏金とか統一教会の問題を黙殺しなかった点は評価する。でも、発言が過激すぎて損してる感じある。
  • アベノミクスの「負の遺産」って言い方、まあ理解はできるけど、じゃあ代案はあるのかって話だよね。そこまで言わないと。
  • 何だかんだで言いたいこと言える人が政権内にいるのは健全ではあると思う。でも言いっぱなしじゃ意味ない。
  • 本人は「正論」って言ってるけど、それが通じるのは仲間内だけじゃないかな。国民がついてきてないと意味ない。
  • 「融和的にやっていきたい」って今さら?それなら最初から言葉の選び方をもうちょい考えてほしかった。
  • 言葉に責任持つなら、ちゃんと今後の政策で信頼を取り戻してほしい。じゃないとまた炎上するだけ。
  • ぶっちゃけ、顔ぶれだけ見たら「人材不足感」は否めないよな。もっと若くて実務に強い人はいなかったのか。
  • 円安も物価高も「アベノミクスのせい」っていうのは短絡的だと思う。複合要因なのに一言で片付けるのは雑すぎ。
  • アベノミクスに対する批判的視点はわかるけど、過去を否定するだけじゃなくて未来にどう活かすのかが聞きたい。
  • この人事は選挙向けの帳尻合わせにしか見えない。挙党一致ってよりは、単なる火消しでしょ。
  • 過去に対して正直だったからこそ選ばれたなら、それを政策に活かしてもらいたい。口だけじゃなくて。
  • 炎上商法みたいな言動が多すぎて、もはや「何をやるか」より「何を言うか」ばっか注目されてない?
  • 「正論マン」ポジってSNSではウケるけど、国政の現場じゃ信頼されないと意味ない。覚悟が問われるよね。
  • 表に出てくるたびになんか揉めてる印象。本当に国民のために働いてくれるのか、不安しかない。
  • こんな人事するなら、せめて今後の政策に筋を通してくれ。じゃないと余計に自民党が信頼失う。
  • 党内でのバランスを取る意味では必要な起用だったのかも。でもそれって国民のためじゃないでしょ。
  • 意見が違っても、それを受け止められる組織じゃないと変化は起きない。そこは素直に期待したい。
  • 総務省の管轄って意外と大事なとこ多いからな。地味に見えて実務力問われる。ちゃんとやってくれよ。

japannewsnavi編集部の見解

今回の内閣改造で総務相に就任した村上誠一郎氏の存在が、早くも波紋を呼んでいる。もともと自民党内でも異色の存在とされ、安倍政権時代には「国賊」とまで言い放ったことがある人物だ。そんな過去を持つ政治家が、よりによって情報・メディア行政を所管する総務大臣に任命されたことは、はっきり言って不可解である。これは本当に挙党一致なのか、それとも単なる数合わせの妥協なのか。

本人は「すぐに遺族に謝罪した」と言っているが、それで済む話ではない。「国賊」という表現は極めて強い政治的断罪であり、たとえ政策への批判だとしても、その言葉の重みは計り知れない。実際、それによって党の処分を受けた経歴もある。そんな過去を持つ人物が、よりにもよって「総務省」という要職を任される。これは国民に対して誠実な説明が必要な人事ではないか。

また、村上氏自身は「正論を言ってきた」と主張しているが、その「正論」とやらが、果たしてどれほどの国民に届いていたのかは疑問だ。派閥の裏金問題、旧統一教会との関係、そしてアベノミクスの評価など、批判的な言動を繰り返してきたことは確かだが、それが具体的な成果に結びついたかといえば、決してそうではない。むしろ党内で浮いていた印象の方が強く、今回の起用はその「異端性」を無理やり正当化しようとしているようにも見える。

記者会見では「円安や株価の乱高下もアベノミクスの負の遺産」と語っていたが、それならばなぜ今まで具体的な政策提案をしてこなかったのか。批判だけなら誰でもできる。与党に所属しながら、まるで野党のようなポジショントークを繰り返す姿勢には一貫性が感じられない。ましてや今回のように、自分が政権の一部となった途端に「融和的にやっていきたい」と態度を変えるのは、あまりにも都合が良すぎる。

今の日本の政治に求められているのは、感情的な批判でも、耳障りのいいスローガンでもない。数字と根拠に基づいた実行力である。物価高、円安、人口減少という三重苦の中で、行政の安定と改革をどう両立させるか。それこそが総務相に求められる資質だ。村上氏にその手腕があるかと問われれば、正直なところ、疑問を抱かざるを得ない。

また、メディア改革や情報通信分野のガバナンスといった総務省の主要な政策課題に対して、村上氏が具体的なビジョンを持っている様子も今のところ見受けられない。記者団とのやりとりでも、過去の発言の弁明ばかりに終始し、未来への展望はぼやけたままだった。挙党一致どころか、発言の辻褄合わせに追われている印象すらある。

そして気になるのは、こうした人事が行われた背景に、岸田政権の支持率低迷があるのではないかという点だ。参院選を目前に控え、「批判的な声を取り込む」という政治的打算が働いた結果の人事だとすれば、それは極めて危うい方向性だ。信念のある人材を登用するのではなく、表面的なバランス取りに走った結果がこの人事なのだとしたら、政権の末期的症状とすら言える。

アベノミクスの是非については、今も評価が分かれている。確かに、金融緩和で景気を押し上げた面はあるだろう。しかし同時に、それが持続可能な成長に結びついたかというと疑問符がつく。村上氏は「負の遺産」として批判したが、それに代わる現実的な対案をこれまで提示してきただろうか。その責任もまた問われるべきである。

私は、今回の人事が国民に対してどれだけ説得力を持ち得るか、非常に疑問を感じている。言論の自由を尊重するのは当然としても、公的立場にある者の発言は慎重であるべきだし、その責任は常に問われる。村上氏には、ただ過去を振り返るのではなく、未来に向けた実務と成果で評価を受ける覚悟が求められる。批判者から実行者への転身が本当に可能かどうか、それを厳しく見極めていく必要があると感じている。

執筆:編集部A

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