東京ディズニーランドではほぼ起きない「列への割り込み」、なぜ上海ディズニーランドでは多いのか

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レコードチャイナによると…

中国のSNS・小紅書(RED)に6月30日、「ディズニーランドでの列への割り込みを管理するのは難しいのか?」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者は「どうして東京ディズニーランドではほとんど列への割り込みがないのに、上海ディズニーランドではたくさんあるのか」とし、「私は(東京ディズニーランドに)だいたい十数回は行ったことがあるけど、本当に一度も割り込まれたことはない。でも、上海ディズニーランドでは毎日と言ったら大げさかもしれないけど、数日おきに誰かが(割り込まれた)と文句を言っている。本当に割り込みを規制するのは難しいのか?」と問い掛けた。

この投稿に、ネットユーザーからは「私は(上海ディズニーランドに)1日いたら3回割り込まれた」「道徳の問題」「上海ディズニーランドは確かに規制するのが難しい。線を引いても意味ないし、隙間ができると横から入られる」「中国に割り込みのない場所なんてあるのか?自動車の運転も、病院の診察も、遺体の火葬も」「人が多すぎるから。中国人は毎日、自分の席がなくなる、食べ物がなくなる、商品がなくなる…ということを恐れている」「割り込みはもはや中国人のDNAに刻まれている」「中国人は隙間を見つける能力が一流」「中国人にとってルールは自分で解釈するもの」といった声が上がった。

中には、「私はマレーシア人だけど、中国人はなぜいつも列に割り込むの?そしてなぜ割り込んでも当然のような顔をしているの?」との質問があり、これには「人口が多くて一部の人の民度が低く、他人よりも得をしたいという気持ちが強いから」「(一部の人ではなく)ほとんどの人間の民度が低いんだよ」といった返信が付いている。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【jnnaviさんの投稿】

引用元 https://www.recordchina.co.jp/b955921-s25-c30-d0052.html

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みんなのコメント

  • 正直、ルール守らないのが当たり前って空気があると、何を整備しても無理ゲーじゃね?運営が気の毒になるレベルで民度の問題だと思う。
  • わりこみって言ってもさ、たかが列って思うかもだけど、こういう細かいマナーが積み重なって国の印象って作られるからな。ガチで。
  • こういうの見るたびに「モラルって何?」ってなる。法律じゃないからセーフって発想、最近の政治家と一緒で草。
  • 何でもかんでも「民度」で片付けるのもどうかと思う。そもそも人が多すぎて管理できない構造にも問題あるでしょ。都市計画どこ行った?
  • 「割り込まれた相手がだいたい中国人だった」って声、気持ちはわかるけど、それ言い出すと分断しか生まないし、建設的じゃないよね。
  • 海外のパーク行くと毎回思うけど、日本の客って静かにルール守るのうまいよな。教育ってこういうとこ出るんだなって。
  • 「中国人は〜」って一括りにして叩くやついるけど、最近の政治報道見ててもわかる通り、あの国でもまともな人は普通に多いからな。
  • 文化の違いって言えばそれまでだけど、割り込みが日常化してるのはちょっと考えさせられる。ルールって何のためにあるのか再確認したくなる。
  • マナーの問題ってより、「先に取らなきゃ損する」って社会構造の産物な気がする。国際情勢見ててもその気配あるし。
  • ディズニーでさえこうなるなら、もうテーマパークに監視カメラ100台設置してAIで並び方チェックするしかなくね?(冗談)
  • 最近の統制強化のニュース見ると、こういう割り込みくらい徹底的に取り締まってもおかしくないのに、なぜかやらんのよな。不思議。
  • 日本と中国の違いとか言ってるけど、最近の日本もコンビニでキレてるやつ増えてるし、だんだんマナーの境界なくなってきてる気がする。
  • こういう話題って毎回「中国下げ」に使われがちだけど、それじゃ何も変わらないんだよね。問題提起するなら対策案も出してほしい。
  • 逆に中国の中にも「これが普通じゃない」って気づいてる人が出てきてるのは希望だと思う。そこに注目してあげてほしいわ。
  • 「マナー」って日本では当たり前かもだけど、それを育てる環境がなかった人を責めるだけじゃ解決しない。教育政策レベルの話だと思う。
  • ルールを守らない人が得をする社会って、どっかの国の政治にも似てるよね。信頼が崩れるのって、こういう小さなところからだし。
  • 自国の恥を自虐的に語ってるコメント、正直痛々しい。でもそれが出てくるってことは、問題意識はあるんだよ。そこは信じたい。
  • 行列文化って地味にすごいと思う。秩序とか協調性とか、日本人の特徴ってこういうとこに出るんだなと海外行くたびに実感する。
  • 最近の外交関係見てると、こういう話題ひとつで簡単に炎上しかねないから、発信する側も受け取る側も慎重にならないと詰むぞ。
  • テーマパークって本来楽しい場所なのに、こういうマナーの話ばっか出てくると冷めるわ。現場で働いてる人のストレス考えると尊敬しかない。

japannewsnavi編集部Aの見解

中国のSNS「小紅書(RED)」に投稿された、ディズニーランドにおける列への割り込みに関する話題が、私にとって非常に印象的でした。特に「なぜ東京ディズニーランドでは割り込みがほとんどないのに、上海ディズニーランドでは頻繁に起こるのか?」という問いに対して、数多くの中国国内外からの反応が集まっている様子を見ると、単なるテーマパークの体験談にとどまらない、社会的な問題が浮き彫りになっているように感じます。

このテーマに関して、私がまず考えたのは「割り込み行為」が文化や価値観の違いを反映しているのではないか、という点です。日本では、列に並ぶという行為そのものが社会的ルールであると同時に、他人への配慮を示すマナーの一部として根付いています。子供のころから列を守ることを教えられ、公共の場では常に他人との距離や順序を意識することが当たり前とされています。たとえば、駅のホーム、レジ前、病院の受付、どの場面でも順番が守られている光景を見ると、それが「秩序」の象徴として機能していることがわかります。

一方で、投稿された上海ディズニーランドの話を見ると、そうした秩序の存在がやや不安定であることがうかがえます。割り込みが常態化しているという証言が多く、「自分の席がなくなることへの恐れ」や「少しでも得をしたいという意識」が背景にあるといった意見も印象的でした。もちろんすべての中国人がそうであるとは言いませんが、「割り込みは中国人のDNAに刻まれている」といった自虐的とも取れるコメントを見ると、それが社会全体の行動傾向として無意識のうちに共有されている側面があるのかもしれません。

こうした現象は、「個人のモラル」や「教育の問題」に帰結しがちですが、私はそれだけで済まされない、より構造的な問題もあると感じます。例えば、人口密度の高さや、リソースの奪い合いが日常化している環境では、「並んで待つ」という発想自体が現実的でない場面も多いのでしょう。ルールを守ることで不利益を被るなら、ルール自体が無意味になる。そうした土壌の中で育った世代にとって、「割り込み」は損をしないための当然の戦略になってしまっている可能性があります。

また、中国国内での統治体制も一因として無視できません。近年の中国共産党の姿勢として、国内の統制強化や監視社会化が進む一方で、日常の細かい秩序や市民マナーに関しては「自己責任」に委ねられている印象があります。中央が主導する大規模プロジェクトや国家戦略には厳格な管理が加えられているにもかかわらず、市民の振る舞いに対しては意外なほど緩い側面が残っている。この「管理と放任のバランス」が、中国社会における公共マナーの不均衡を生んでいるのではないでしょうか。

それに対して、日本は官民両方が協調しながら秩序を保つシステムを構築しています。東京ディズニーランドのような施設では、キャストの監視が行き届いているだけでなく、訪れる人たちも自発的にマナーを守ろうという意識が強くあります。公共マナーが文化として根付いている結果、「割り込みしないこと」が単なる規則ではなく、当たり前の価値観として共有されているのです。

また、今回の投稿には「日本だけでなく、香港やマレーシアでも割り込みは見られない」といったコメントもありました。これは、中国本土と他のアジア圏との間における「市民意識の差」を端的に示しているようにも見えます。経済的には急成長を遂げている中国ですが、その成長に伴って市民の行動様式が追いついていないという指摘は、国内外からたびたび上がってきました。割り込みという行為は小さな出来事のようでいて、実は国家の成熟度や社会的な信頼構造を映す鏡でもあるのです。

さらに印象的だったのは、「東京ディズニーランドで割り込まれた時、相手が中国人だった確率が高い」というコメントです。このような言説には偏見のリスクも含まれていますが、一定の経験に基づいているからこそ支持されやすいのでしょう。しかし、こうしたイメージが広がることで、中国人全体への不信やレッテル貼りが加速することは、国際的な対話や協調にとってはマイナスです。

ただ、それでもなお私は、この話題が出たことで「なぜそうなるのか」「どうすれば良くなるのか」を考えるきっかけになると感じています。割り込みという一つの行為が、日本と中国、さらにはアジア各国の文化的な違いや、政治的背景、そして社会の成り立ちを浮き彫りにする。本件は、テーマパークの列の話を超えて、グローバルな市民マナーの重要性をあらためて考える契機となる出来事ではないでしょうか。

執筆:編集部A

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