変色した「青い川」で流出した”銅”を検査 魚類の死など認められず水質戻る 奈良県生駒市 ※動画あり

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TBSによると…

 奈良県生駒市を流れる富雄川が鮮やかな青色に変色しました。奈良県や市は、流出元を特定し、着色の原因が「顔料の元」ではないかとみています。

 当時の映像です。川の水がゆっくり流れている場所は「濃い青」に、激しく流れている場所は「水色のグラデーション」に染まっています。

現場近くで働く人は、「泡があふれていて、その後青くなった」と話しました。

 11日午後2時ごろ、生駒市の富雄川で「泡がたくさん溢れている」と消防や市などに通報が相次ぎました。

 奈良県や生駒市によりますと、富雄川や支流の中村川が青くなっていて、通報を受けて消防隊が現場に向かいましたが、ケガ人や気分が悪くなった人などはおらず、死んだ魚なども浮いていないということです。

奈良県と生駒市は、上流方面をたどって、流出元を特定したということです。近くの工場の関係者は「片づけ作業中に顔料の原材料を流した」という趣旨の説明をしているということです。

速報・水質戻ったことを確認

この問題で、水質検査を行っていた奈良県が、通常の水質に戻ったことを確認したことを13日に発表しました。

奈良県によりますと、検査は変色した川の5か所で採水し、流出した顔料に含まれている「銅」の含有を検査したということです。

その結果、5か所とも平常値と同等で、青い水が流出した影響はみられず、通常の水質に戻ったということです。[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【はっぴいえんどプロジェクトさんの投稿】

引用元 https://x.com/paint_happyend/status/1932681885609779668?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ

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みんなのコメント

  • ニュースでは人への影響ばかり心配してるけど、川に生きてる生物の事も心配してほしい…
  • 近くの工場の関係者は「片づけ作業中に顔料の原材料を流した」という趣旨の説明をしているということです。 ⇒で、その工場の名前は? 名前が出ないという事は……
  • 上流に染料を使用する工場が有れば、そこから流れたとか。怖いですね…。
  • なにがあったんこれ
  • 通学路脇の川が毎日色が違うので友達と「今日は茶色〜」「黄色〜」とか言って通ってましたが…。染色工場の水が当時は垂れ流されていました。
  • 上流で何かやってる!
  • 昔の龍田川と同じじゃないの? 染工場が流してましたって言う落ち?
  • この川に顔料を流した染色工場を特定し、故意であるならば潰れるまで叩くべき
  • 池に使用する着色剤入れちゃったかなー?この時期からアオコなど水生植物が繁殖するので成長抑制の目的で使うのよね🟦
  • ブルーレットが流出したのかw
  • 近年環境汚染が日本でも多く なった? なんでかね〜😂
  • 最近海外でもありましたよね! 原因同じかな?アヒルたちが真っ青になってた
  • これ、水生昆虫とか全滅の可能性あるかも(涙) 上流に住む生物ほど環境の変化に激弱なので。 やばいですね。
  • むかし、東京のとある川が急に青くなったの見た事あるんだけどそれと同じかな
  • 富雄川沿いの道が通学路だったので、なんかこういうニュースを目にするとショックです😰
  • 奈良県最北部ってことは富雄川か…
  • 上流の土地を買った[中国]人が川に何か捨ててんだろ。 あちらの国の川、よく極彩色に染まるから。
  • 川の生態系や魚達が可哀想で、水質は元に戻るのでしょうか?不安過ぎます
  • 工場名が出ないということは?
  • こういうのすぐ外国人のせいにするよね。 関東大震災朝鮮人虐殺事件と同じようなことが起こってる。 とりあえず外国人のせいだって決めつけないで続報を待とうよ

japannewsnavi編集部Aの見解

川の青色変色と、明かされぬ事業所の名に思うこと

奈良県最北部の川が、目を疑うような濃いブルーに変色している動画がSNSで拡散された。海よりも濃く、まるで絵の具を流し込んだような鮮やかすぎる色に、私はただならぬ異常を直感した。投稿によれば、泡立ちもあったが徐々に消え、代わりにこの“深すぎる青”が川全体を覆い始めたという。

さらに続報では、原因が「どこかの工場から流出した顔料のような物質」だと見られていることが分かった。消防も出動しており、すでに現場はただごとではない様相だ。だが、ここで驚くべきは、その原因とされる事業所の名前がまだ公表されていないという事実である。

私はこの点に強い違和感を覚えた。これだけの環境異変が発生しており、住民の不安が高まっているにもかかわらず、「どこの企業が関わっているのか」が伏せられているというのは、公的な危機管理としても、地域行政の対応としても甘すぎると言わざるを得ない。

情報公開がなければ不安は消えない

こうした事案でまず求められるべきは、事実の迅速な共有である。川の水が変色するほどの化学物質が流出している以上、それが人体や生態系にどのような影響を与えるか、誰もが気にして当然だろう。

そして、その情報が明らかになる前の段階であっても、「どの企業から出た可能性があるのか」「なぜ今、名前を出せないのか」については、最低限の説明があって然るべきだ。公表を避ける理由が法的な配慮であればそれはそれで理解できるが、完全に沈黙を保つのであれば、住民側の不信感は深まる一方になる。

地域に根ざした工場が、周囲の生活を支える存在であることは理解している。しかし、その活動が自然を脅かし、かつ原因が伏せられるような形で処理されるのだとしたら、それは信頼関係を損ねる行為に他ならない。企業活動と環境保護は両立しなければならないし、その両立を維持するには、「説明責任」という最低限のラインを守る必要があると私は思う。

環境リスクへの構造的な対策を

この件で私が特に注目しているのは、「顔料のような物質が流出した」という点だ。顔料は印刷や染色、塗料などの工程で使用される化学成分であり、種類によっては重金属や有機溶剤を含むものもある。たとえ微量でも、長期的に流出し続ければ、川底に沈殿して影響が蓄積するリスクもある。

つまり今回のような事例は、単なる「一時的な汚染」ではなく、将来的な環境への継続的影響を視野に入れるべきだということである。

私たちはつい、目の前の「異常な光景」ばかりに目を奪われてしまう。だが、環境問題の本質は、その異常がどうやって起きたのか、そして再発をどう防ぐのかという視点にある。消防車が待機し、住民が動画を撮り、SNSで議論が沸騰しても、根本的な解決にはならない。制度として、企業と行政が共同で取り組む「監視と再発防止の仕組み」こそが、今後もっとも必要とされる。

例えば、月次や週次での排水検査結果の開示、突発的な流出時の即時報告義務の強化、そして地域住民への通知制度の確立。どれも技術的には可能なことであり、やるかどうかは政治的・行政的な意思にかかっていると私は思っている。

そして、同時に我々一般の生活者にも、注目し、声を上げる責任がある。川が青くなった。それを「変わったね」で終わらせてしまえば、次はもっと深刻な問題に発展しかねない。今回はたまたま目に見える色で気づけたが、気づかないままの汚染の方がむしろ恐ろしい。

私は今回の件を通じて、環境とは決して「当たり前にそこにあるもの」ではなく、「守られてこそ存在するもの」だという事実を、あらためて痛感している。

執筆:編集部A

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