【塩野義製薬】フジ「ミュージックフェア」社名削除要請検討へ キッコーマンに続き1社提供の長寿番組が…

スポニチアネックスによると

 塩野義製薬が21日、単独スポンサーを務めるフジテレビ「シオノギ・ミュージックフェア」について、社名テロップ削除の要請を検討していることが分かった。

 同番組は1964年8月から放送がスタートし、60年を超える長寿番組。放送開始時から塩野義製薬が1社で提供してきた。

 この日は、同じくフジテレビの長寿番組「くいしん坊!万才」を1社で提供するキッコーマンが26日放送分から見合わせるよう要請。26日分が放送休止となった。

 同社はスポニチ本紙の取材に対し「本日、代理店を通じて申し入れた。現時点で決まっていることはありません。今後は総合的に判断して決めてまいります」とした。同番組はキッコーマンが単独でスポンサーを務め、1974年に放送スタート。翌年からレポーターが固定され、昨年で放送開始50年を迎えていた。

 フジテレビをめぐっては、タレント・中居正広の女性トラブルに同局幹部社員が関与したとの報道などを巡り、同局へのCM差し止めを決める企業が相次いでいる。

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以下X(旧Twitter)より

【Masaさんの投稿】

引用元 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/01/21/kiji/20250121s00041000242000c.html

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編集部Bの見解

フジテレビからスポンサーが次々と離れている中、ついに「シオノギ・ミュージックフェア」も影響を受ける可能性が出てきた。塩野義製薬が、番組内の社名テロップの削除を要請することを検討しているという。これは単なるCMの差し止めではなく、番組名そのものにも影響を与える話であり、これまでのスポンサー撤退とは少し異なる動きだ。

「シオノギ・ミュージックフェア」は1964年にスタートし、60年以上も続いてきた長寿番組だ。しかも、放送開始以来ずっと塩野義製薬が単独スポンサーを務めてきた。そんな伝統ある番組が今回の騒動に巻き込まれる形となり、フジテレビのブランド価値がいよいよ危機的状況にあることを改めて示している。

この件が明らかになったのは、同じくフジテレビの長寿番組「くいしん坊!万才」に対して、キッコーマンがスポンサー提供の見合わせを要請した直後だった。26日放送分が休止となることが決まり、長年フジテレビの看板番組のひとつとして続いてきた番組の存続自体が危ぶまれている。同局に対する企業の信頼が失われつつある証拠だろう。

今回の動きは単なる一社の決断ではなく、業界全体に広がる流れの一部と見ていいだろう。17日にはフジテレビの港浩一社長が会見を行ったが、翌18日には日本生命やトヨタ自動車がCMの差し止めを決定。20日にはセブン&アイ・ホールディングス、日本マクドナルドホールディングスなど、さらに40社以上がCM見直しを表明した。そして21日には「イット!」の報道によると、CM差し止めを決めた企業はついに75社にまで達し、ACジャパンの公共広告に切り替えられたCMが350本以上に上るという。

スポンサー企業が一斉にCMを見直している背景には、フジテレビの報道姿勢や社内の問題に対する世間の不信感があると考えられる。特に、タレントの中居正広に関する報道と、それに関与したとされる同局幹部の存在が取り沙汰されて以来、企業の対応が加速しているように見える。この問題がどこまで影響を及ぼすのかはまだ分からないが、今のところフジテレビ側の対応が事態の収束に向かっているとは言い難い。

そもそも、スポンサー企業にとって広告の出稿先は慎重に選ぶものだ。テレビ局の信用が揺らげば、それに広告を出すこと自体がリスクになる。その点、塩野義製薬も慎重にならざるを得ない状況なのだろう。今回のテロップ削除の検討は、企業イメージを守るための一つの策として考えられているはずだ。

ただ、社名を削除したとしても、根本的な問題が解決されなければ企業のリスクは残ったままだ。今後、塩野義製薬がどのような判断を下すのか注目されるが、場合によってはスポンサーそのものを降板するという選択肢も出てくるかもしれない。そうなれば、「シオノギ・ミュージックフェア」という番組名も変わる可能性がある。

また、フジテレビの経営にも大きな影響が出ることは間違いない。広告収入はテレビ局にとって生命線であり、それが失われれば番組制作にかけられる予算も減る。すでにCMが減り、ACジャパンの広告が増えている状況を考えると、今後さらにスポンサー離れが進めば、局全体の運営にも支障が出るだろう。

さらに、この動きがフジテレビ以外のテレビ局に波及する可能性もある。今回のスポンサー撤退の流れはフジテレビに集中しているが、企業が「テレビ広告のリスク」を意識し始めれば、他局にも影響を与えかねない。特に、1社提供の番組が多いテレビ局では、同じような事態が起こる可能性がある。

長年続いてきた番組が、企業の判断一つでこうも簡単に変わってしまうのは、テレビ業界全体にとっても大きな転換点かもしれない。これまではスポンサーが番組を支える形が当たり前だったが、今後はそうしたモデル自体が見直される可能性もある。企業が広告戦略を変え、よりリスクの少ないインターネット広告などへシフトすれば、テレビ業界全体のビジネスモデルも変わっていくだろう。

フジテレビとしては、スポンサー離れを食い止めるために何らかの対応を取らなければならないが、今のところ有効な対策は見えてこない。ただ謝罪するだけではスポンサーの信頼は戻らないし、局の運営方針を根本から見直す必要があるのではないか。

これからもスポンサーの動向には注目が集まりそうだ。もし、「シオノギ・ミュージックフェア」のスポンサー降板が正式に決まれば、フジテレビにとってはさらに大きな打撃となる。今後の展開を引き続き注視していきたい。

執筆:編集部B

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