フェンタニル「日本経由の密輸防止すべき」 グラス駐日米大使が投稿「中国共産党が関与」

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産経新聞によると…

グラス駐日米大使は26日、米国で中毒者が増えて社会問題になっている合成麻薬フェンタニルについて、密輸には中国共産党が関与しており、日本経由の不正取引を防ぐべきだと、X(旧ツイッター)に英語と日本語で投稿した。日本経由の具体的事実は不明だ。

投稿は「フェンタニルやメタンフェタミンといった合成薬物は、日米両国において多くの命を奪っています。そして、中国共産党はこの危機を意図的にあおっています。中国からのフェンタニルやその前駆体化学物質の密輸には中国共産党が関与しており、それを阻止するには国際的な取り組みが不可欠です。われわれはパートナーである日本と協力することで、こうした化学物質の日本経由での積み替えや流通を防ぎ、両国の地域社会と家族を守ることができます」としている。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【産経新聞さんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250627-KVLCGBNPIBD25GXNVX3WCBWKXI/

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みんなのコメント

  • アメリカの大使にここまで名指しで言われてんのに、日本側が完全スルーなのマジで怖いわ。なんで黙ってんの?
  • 薬物問題なんて日本には関係ないって思ってんのかもしれんけど、拠点化の疑いがあるなら即動かんとマズくない?
  • グラス大使、言ってること結構ハードだけど事実なら対応すべき。石破政権はなにか声明出せよ。
  • 正直、こういうときに動かないのって「やましいことがある」って思われるぞ。沈黙はマジで損だと思う。
  • 外交ってお互い言いたいこと言う関係でしょ?日本側からも公式に返答すべきじゃない?
  • いや、これまでアメリカの言うこと全部聞いてきたのに、急にダンマリってどういうスタンス?ブレすぎでしょ。
  • 「情報が足りないからコメントしない」ってのも分かるけど、そう言ってでも一言出すべきタイミングだと思う。
  • ぶっちゃけ、グラス大使の発言は重いけど、日本の報道の扱い小さすぎない?わざとスルーしてんの?
  • 国際的に見れば、日本がこういうルートに利用されてる疑いが出ただけでも大問題だと思うけどな。
  • 石破首相、外交ではリーダーシップあるって言われてたけど、今回はちょっと沈黙長すぎて印象悪い。
  • いやアメリカの言いなりになるのは違うけど、完全無視ってのも逆に問題あるだろって思う。
  • せっかくアメリカが「パートナーとして信頼してる」って言ってんのに、それを返す姿勢がなさすぎ。
  • これまでの政権だったらたぶんすぐ動いてたよな。石破政権って意外と慎重派すぎるのかも。
  • 薬物が日本経由で入ってくる可能性があるなら、今のうちに国内の制度や水際対策見直しとくべきじゃん。
  • 陰謀論扱いしてる人いるけど、アメリカの大使が公式に言ってる時点でガチでしょ。笑ってる場合じゃない。
  • 中国に配慮してダンマリなのかもしれんけど、逆にそれが「図星なんじゃ」って思われるリスクあるぞ。
  • メディアもダメだな。最近まともにこういう国際問題取り上げない。バラエティばっかで終わってる。
  • 日本が関係ないって言い張るなら、公式に否定すりゃいいのに。なんでそれすらしないんだ?
  • こういう時に毅然とした態度見せなきゃ、国際的に舐められるって誰か言ってあげてほしい。
  • フェンタニルなんて日本じゃピンと来ないけど、世界的には超深刻な問題だよ。危機感なさすぎだわ。

japannewsnavi編集部Aの見解

グラス駐日米大使が6月26日にX(旧ツイッター)へ投稿したフェンタニルに関する声明は、非常に重い内容でありながら、日本国内での反応が極めて静かなことに、私は強い違和感を覚えました。内容としては、フェンタニルやメタンフェタミンといった合成薬物が日米両国の社会に深刻な被害を与えており、その背後に中国共産党の関与があると明言し、日本を含めた国際連携で取り締まりを強化する必要があるというものでした。これだけセンシティブで地政学的にも影響力のある指摘がなされたにも関わらず、日本の政府関係者やメディア、国会などからの正式なコメントがほぼ見当たらないのは、率直に言って異様です。

まず、フェンタニルという薬物の恐ろしさは、米国における死亡者数の急増を見れば明らかです。米国内では年間10万人を超える薬物関連死のうち、約7割がフェンタニル系によるものであるという統計もあります。かつてのヘロインやコカイン以上に強烈で、しかも安価に合成できることから、犯罪組織が取り扱う主要な薬物として広まっています。米国政府がこの問題に本気で取り組んでいることは、過去の関税政策や財務省報告書からも明白です。

そうした中で、グラス大使が日本に対して名指しで「積み替えや流通を防ぐ協力」を求めたことには、当然ながら深い意味があると考えるべきです。今回の発言は、ただの「啓発」ではなく、外交メッセージとして受け止める必要があります。特に、米財務省が中国を「原料供給の主要国」と断定していること、さらには日本経済新聞が「中国組織が日本に拠点をつくっていた疑いがある」と報じたことも踏まえれば、日本が無関係とは言い切れません。つまり、米国から見れば、日本がフェンタニルの流通ルートにおいて「通過点」や「拠点」になっている可能性すらあるという認識があるのです。

こうした指摘に対して、日本国内で政治家や政府高官が正面から向き合う姿勢を見せていないのは、非常に危ういと思います。以前、グラス大使が別の件で発言した際には、政府関係者や報道機関がこぞって取り上げ、議論が巻き起こったことを記憶しています。なのに今回は、なぜか不自然なほどの沈黙。この「ダブルスタンダード」は、日本が外交的にどの立場に立つのか曖昧なままでいることを象徴しているように感じました。

もちろん、現時点で「日本経由のフェンタニル密輸」が事実として確認されたわけではありません。しかし、「疑い」が報道レベルで出てきている以上、事実関係を明らかにする努力は必要不可欠です。少なくとも、厚生労働省や警察庁など関係省庁が現在の取締体制について説明したり、法改正の検討に入るべき局面ではないでしょうか。実際、日本の水際対策は薬物関連についてはそれなりに機能しているとはいえ、合成薬物のように形態が多様で密輸方法も巧妙化している中で、現行の体制で本当に万全と言えるのか、私は疑問です。

また、今回の問題は、いわゆる「国際的な犯罪経路」の中に日本がどう組み込まれているのかを浮き彫りにするものでもあります。これまで日本は「治安の良い国」「薬物汚染が少ない国」というイメージを保ってきましたが、その裏で組織犯罪の拠点化や物流経路の一部になってしまうリスクがあることは、正面から受け止めなければならないと思います。治安の良さが外部からの犯罪者に「使いやすい国」と見なされる皮肉は、歴史的にも繰り返されてきたことです。

最近の政治動向を見ると、防衛・経済・外交すべてにおいて日本の立ち位置が問われている局面が続いています。石破政権も内政に加え、国際協調の姿勢を繰り返し強調していますが、こうした安全保障と直結するテーマへの対応が後手に回っているようでは、国際社会からの信頼を損なうことにもつながりかねません。フェンタニルの流通阻止は、単なる国内治安の問題ではなく、日米同盟の信頼維持にも直結するテーマだと私は考えています。

今回のグラス大使の発言をスルーしてしまうようでは、日本は真に信頼されるパートナーとは見なされないでしょう。大使の言葉をただの「意見」として受け流すのではなく、政府としての立場を明確にし、今後の対策と姿勢を示すべき時です。外交とは、時に言葉を丁寧に返すことだけでなく、行動で示す責任があると私は思います。

執筆:編集部A

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