メガソーラーから高速道路に「強い光」 交通事故の懸念、苦情相次ぐ

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記事によると…

メガソーラーから高速道路に「強い光」 交通事故の懸念、苦情相次ぐ

 福島市の先達山(せんだつやま)で完成が近づくメガソーラー(大規模太陽光発電)施設をめぐり、「太陽光パネルがまぶしく交通事故が起きかねない」といったクレームが昨秋以降、県や市に相次いで寄せられている。事業者側は、林地開発許可を受けた福島県に昨秋、「調査する」と返答しながら、10カ月近くたった今も調査結果を示さず、問題は解消されていない。

[全文は引用元へ…]朝日新聞 2025年7月9日

要約

・福島市の先達山で建設中のメガソーラー施設が、まぶしすぎる光を発しているとして苦情が相次いでいる。
・苦情の内容は「太陽光パネルがまぶしく、交通事故が起きかねない」というもの。
・特に問題視されているのは、東北自動車道 福島ジャンクション~吾妻パーキング上り線の区間
・昨年9月26日、トラック運転手の男性が福島県に電話し、
 「前が全く見えなくなった。光がすごくて、危なかった」などと指摘。
・この時、メガソーラーから放たれた光が急に視界を遮り、走行に支障を来したという。
・事業者は当時、「調査する」と福島県に回答。
・しかし、その後約10カ月間、調査結果は提出されておらず、問題は未解決のまま。
・福島県と福島市には住民や運転手などから苦情が複数寄せられており、県も対応に苦慮している。
・林地開発の許可を出したのは福島県で、対応の遅れが行政への不信感にもつながっている。

以下,Xより

【朝日新聞さんの投稿】

引用元 https://www.asahi.com/articles/AST780D9PT78UGTB00CM.html?ref=tw_asahi 

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みんなのコメント

  • 目が、目がぁっ、メガソーラー
  • ソーラ・レイ
  • ザンジバルの投光器状態か(^0^;)
  • ちゃんと反射を考えて設置しないと ドイツの高速道路の横にあるメガソーラーパネルはちゃんと道路に反射しないように設置してある

japannewsnavi編集部の見解

メガソーラー施設からの強い光がもたらす交通への影響

福島市の先達山に設置が進められているメガソーラー発電施設からの「強い光」により、近隣を走る東北自動車道での運転に支障が出ているという声が上がっています。昨年9月には、実際に高速道路を運転していたトラック運転手が「突然前が見えなくなった」と訴え、県に電話での指摘が寄せられました。場所は福島ジャンクションから吾妻パーキングにかけての上り線、時間は午前10時半ごろとのこと。光の方向から推測すると、原因は高速道路から約10キロ西にあるメガソーラー施設からの反射光である可能性が高いとみられます。

この件に関しては、福島県や福島市に対しても「交通事故が起こる前に何らかの対応が必要ではないか」という苦情が相次いでいます。しかし、事業者側は昨年秋に「調査を行う」と返答したきりで、現在に至るまで調査結果を示しておらず、地域住民や道路利用者の不安は解消されていません。

反射による視界不良は、運転中に最も避けたい事態の一つです。一瞬の判断ミスが重大な事故につながる可能性を考えると、これは自然破壊や環境問題という範疇を超えて、安全保障の問題と捉えるべきではないでしょうか。ドイツのように、道路に反射しないようにパネルの角度や設置位置を細かく調整する工夫が必要です。

環境への配慮と地元の声の無視

再生可能エネルギーの推進自体は歓迎すべき方向です。しかし、どれだけ環境に優しい取り組みであっても、それが人の暮らしや安全と相反する形で行われているのであれば、それは「自然破壊」と呼ばれても仕方がないでしょう。

今回のように、地域の声が無視され続けている状況は、極めて残念です。そもそも林地の開発には許可が必要であり、自治体もチェック機能を果たすべき立場にあります。にもかかわらず、「調査中」と言い続けて10カ月以上が経過しているのは、あまりに誠意を欠いているように思えます。

特に光害、つまり人工的な強い光による生活環境への悪影響は、海外ではすでに議論されているテーマです。日本国内ではまだ認知が進んでいない面もありますが、日常生活や交通にまで影響が出るとなれば、もはや看過できる問題ではありません。

地元の交通や景観への配慮、さらにはドライバーの安全確保のために、地域に根ざした設計や事前の住民説明が必要だったはずです。そのどれもが行われなかったことに、私は不信感を覚えざるを得ません。

メガソーラー推進のあり方を問う

もちろん、太陽光発電は今後のエネルギー政策において重要な位置を占めています。化石燃料への依存を減らし、温室効果ガスの排出を抑えるという観点では、日本も例外ではなく進めていくべきです。しかし、今回のような設置計画を見ると、果たして「誰のための再エネなのか」という問いが浮かびます。

再生可能エネルギーの名のもとに、地元住民の生活や通行の安全を軽視することが許されてよいはずがありません。きちんと説明責任を果たし、配慮を尽くしたうえで設置するならまだしも、苦情が寄せられても調査すら公開しない態度は、単なるごり押しでしかないと感じます。

先に述べたように、ドイツではすでにパネルの設置に際して、道路への反射を避ける設計が当たり前となっています。そうした事例を参考にしながら、日本もただ発電量だけを追い求めるのではなく、地域に調和した導入方法を模索していくべきだと強く思います。

私は、自然を守るという名目で新たな自然破壊を起こすような政策には、今後も疑問の目を向けていきたいと感じています。私たちの暮らしと安全のために、本当に必要なエネルギーとは何か。その問いに真摯に向き合う姿勢こそが、今の日本には求められているのではないでしょうか。

執筆:編集部

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