政府が自衛隊や在日米軍施設周辺で陸上風力発電の規制に乗り出している。風力など再生可能エネルギーを巡っては、中国など外国資本の参入が安全保障面で懸念されるからだ。同様に経済安保の強化を巡っても、さまざまな分野で対策が進む。
農地の取得では昨年9月、申請項目に「国籍」が追加された。個人には本人の国籍や在留資格、法人には設立した国や大株主の国籍などの届け出を義務付けるように改め、外資による投資目的の農地の大量保有などが起きにくくなった。
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農林水産省はそれまで農地保有者の国籍を正確に把握していなかったが、国会議員らから外国人や外資による投資目的の農地取得を不安視する声が上がっていたことに対応し、農地法施行細則を改正。昨年7月の記者会見で当時の野村哲郎農水相は「より的確に実態を把握できる」と意義を強調していた。
農水省の調査によると、平成29年から令和4年までの間に、外国法人や海外在住の外国人が議決権を持つ、もしくは役員となっている法人が取得した農地は6社計67・6ヘクタールに上った。日本全体の耕地面積約430万ヘクタール(5年7月時点)と比べれば微々たる面積だ。農地の取得には実際に農業に従事していることなどが求められるため、外国人による所有のハードルはもともと高かった。
ただ昨年9月には、自治体の申請があれば、農業法人以外の一般の法人でも農地を取得できるようになる改正構造改革特別区域法が施行された。耕作放棄地の増加や農業の担い手不足への対応を目指した改正だが、一方で農地が適切に利用されなくなる懸念もある。農水省は既存の農地についても住民基本台帳などと照らし合わせ、農地保有者の国籍調査を総合的に進める方針だ。(根本和哉)
引用元 https://www.sankei.com/article/20240304-X4K5JBYBLFIHFOQSH4Q7HONRLE/
みんなのコメント
- そりゃそうだろ。外国人が好き勝手土地買ってたら安保もへったくれもない。スパイ防止法をこの調子で成立させて欲しいものだ
- 禁止じゃなくて、届け出るだけでいいの?何の意味もないんでは?。
- 届け出ではなく規制が必要。山林や水源も追加で
- 規制が足りない
- 届け出を義務付けじゃなくて、外国人と土地売買禁止
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