RecordChinaによると…
2024年11月14日、韓国・ファイナンシャルニュースは「12日に急逝した俳優ソン・ジェリムさん(39)は生前、日本の過激ファンから嫌がらせを受けていたとみられる」と伝えた。
記事によると、ソンさんの訃報が伝えられた後、オンライン上を中心に「過激ファンがソン・ジェリムを苦しめた」との内容の投稿が拡散した。
日本人とみられる当該ファンは4月から最近まで、自身のX(旧ツイッター)アカウントにソンさんへの誹謗中傷を多数投稿した。当該ファンはソンさんに対し「あなたの演技力でその卑劣な本性を隠せるのか」「つまらない俳優に目を向ける人はいない」といった内容を書き込んだ。また、ソンさんの家族や知人の写真をモザイクをかけずに投稿し、「ファンからのプレゼントを〇〇に捧げる」などと非難することもあった。なお当該アカウントはソンさんの訃報が伝えられた後に削除されたという。
ソンさんは12日、ソウル市内の自宅で死亡した状態で発見された。昼食の約束をしていた友人がソンさんの自宅を訪れ、部屋の中で倒れているソンさんを発見し、警察に通報したとされている。
ソンさんは09年に映画「女優たち」でデビュー。12年に人気ドラマ「太陽を抱く月」に出演し一躍有名になった。その後も数々の話題作やバラエティー番組などに出演し、人気を集めていた。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「彼がそんな被害に遭っていたなんて知らなかった」「これは殺人事件だよ。たった1人の心ない日本人ファンのせいで純粋な人間の大事な命が奪われた」「このファンは彼の非公開アカウントまで探し出して嫌がらせをしていた」「これがファン?もともとファンだったのがアンチに変わったの?」「あまりにかわいそう。こういう過激ファンは必ず、ターゲットを変えてまた同じことを繰り返す。厳罰が必要」「彼がその人のせいで死を選択したのなら本当に許せない。必ず罪を償わせてほしい」「かなり悪質なのに今まで放っておいたの?日本人だから処罰が難しかったのか?」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
[全文は引用元へ…]
以下X(旧Twitter)より
【소녀 (女该)•คนเป็นหูหนวกกับหูตึさんの投稿】今日、2024年12月11日。 ソン・ジェリム兄弟〜
哀悼の意を表します
引用元 https://www.recordchina.co.jp/b943849-s39-c70-d0191.html
みんなのコメント
編集部Aの見解
俳優ソン・ジェリムさんの急逝は多くの人々に衝撃を与えましたが、特に彼が生前、日本の過激ファンから嫌がらせを受けていたという報道には胸が痛みます。このような事件が報じられるたびに、私たちが日頃の行動や言葉の重さについて考え直す必要があると感じます。
まず、ソンさんが受けていたとされる嫌がらせの内容には驚きを禁じ得ません。SNSというプラットフォームを利用し、彼に向けて誹謗中傷を続けたという事実は、単なる「ファン行動」の範囲を超えていると言えます。「あなたの演技力でその卑劣な本性を隠せるのか」などのコメントが投稿されたという報道を見ると、その攻撃性の強さに恐怖すら感じます。さらに、家族や知人の写真を無断で公開し、非難する行為があったというのは、個人の尊厳を侵害するものであり、到底許されることではありません。
このような嫌がらせがソンさんの精神にどれほどの影響を与えたかは想像を絶します。特に、芸能界という特殊な環境では、一つ一つの言葉が大きなプレッシャーとなることが多いでしょう。それでも彼は、これまで多くの作品でファンを楽しませ、希望を与える存在として努力を続けてきたのです。そのような努力が、このような形で途絶えてしまうことに、悲しみを禁じ得ません。
また、この問題にはSNSの悪影響も関係していると感じます。SNSは本来、自由な意見交換や人々を繋ぐためのツールとして発展してきたはずですが、匿名性が保たれることで、時には悪意の温床となる側面も持っています。特に、有名人はその名声ゆえに攻撃の対象にされやすく、今回のように一部の過激な行動が人の命を奪う結果につながることもあります。こうした事例を踏まえ、SNS利用のあり方やルールについて、より多くの人々が真剣に考える必要があるでしょう。
韓国のネットユーザーたちの反応を見ると、彼らの悲しみと怒りが強く伝わってきます。「彼がそんな被害に遭っていたなんて知らなかった」や「厳罰が必要」という声は、加害行為がいかに深刻だったかを物語っています。同時に、こうした声を受けて、今後このような事件を防ぐための仕組み作りが急務であると感じます。特に、国境を越えた誹謗中傷や嫌がらせへの対応は、日本と韓国のような国際間での連携が必要不可欠です。
さらに、「日本人だから処罰が難しかったのか?」という意見が出ている点にも注目すべきです。これに対しては、国際社会全体での法整備がまだ追いついていない現状が背景にあると思います。国際的な嫌がらせや誹謗中傷に対応するためには、各国が協力して法的な枠組みを整え、加害者が逃げ道を作れないようにする必要があります。特に、インターネットが国境を越えて繋がっている現代において、こうした取り組みは急務です。
一方で、今回の件を通じて、ファンという存在の在り方についても考えさせられます。本来、ファンとはその対象を応援し、支える存在であるべきです。しかし、一部の過激な行動が「アンチ」へと変わり、結果的にその人の命を奪ってしまうことは、決してあってはなりません。純粋に応援していた人たちの気持ちをも踏みにじる行為であり、芸能人とファンの関係性を根底から破壊するものです。このような事件を防ぐためには、ファン文化全体が健全であることが求められます。
最後に、今回の事件が示唆しているのは、私たち一人ひとりの言葉が持つ力の大きさです。日常的に何気なく使っている言葉が、誰かの心に深い傷を残すことがあると自覚する必要があります。インターネット上での発言も例外ではなく、特に顔の見えない相手に対する言葉遣いには十分な注意が求められるべきです。誰もが自由に発言できる社会を守るためにも、その自由が他者の権利や尊厳を侵害しないよう意識することが大切だと改めて感じました。
ソン・ジェリムさんのご冥福をお祈りするとともに、このような悲しい事件が二度と繰り返されない社会の実現を願っています。私たち自身が行動を改め、言葉の責任を意識することで、より良い未来を作ることができると信じています。
執筆:編集部A
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