【積水ハウス】大工1000人正社員化の賭け 「家建たぬ」危機へ先手[日経]

日経ビジネスの記事によると…

積水ハウス、大工1000人正社員化の賭け 「家建たぬ」危機へ先手

前代未聞の人手不足が日本経済を脅かす中、積水ハウスが長年の慣例にあらがう「賭け」に出た。大工(職人)を大量に直接雇用し、若手の囲い込みを急ぐ
 住宅建設の現場は、景気の波に合わせてコストを調整しやすい外注に依存してきた。協力会社(下請け)の先に「一人親方」の個人事業主が連なり、雇用や社会保険の負担が曖昧なまま現場を回す商習慣も残る。大工を正社員として抱えれば固定費が増えるため、「需要が見通せない中では、直接雇用には踏み切れない」(ある大手ハウスメーカー幹部)のが実情だった。

 その慣例を破り、あえてリスクを取る道を選んだのが積水ハウスグループの積水ハウス建設ホールディングス(HD)だ。都内の住宅新築現場では、おそろいの作業着を着た若手が手際よく動く。高校卒業から数年の若手も目立つ。積水ハウス建設の正社員大工で、東東京事業所では約40人が19~33歳で若年層が中心だ。50~60代が主力の現場が多い中、その陣容は異彩を放つ。
 この現場で働く高卒入社1年目のクラフター、阿部玲司氏は、幼いころから自営業の内装職人として働く父の姿を見て育ち、ものづくりに関心を抱いてきた。「まだ足元にも及ばないが、腕を磨いて、いつか父の背中を超えたい」と目標を口にする。

[全文は引用元へ…]2026.2.13

Xより

【髙安カミユ(ミジンコまさ)さんの投稿】

引用元:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00842/021200009/?n_cid=nbpnb_twed_aut

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みんなのコメント

  • 大工は不足してるうえにハウスメーカーの囲い込みが激しく、中小零細の大工探しはかなり難しい ハウスメーカーのする新築と改修の時はいいが、中古物件が増える中、修繕する大工がいなくて大変 外国人雇った会社に300万とかじゃなく、100万の道具の購入費助成した方がいい
  • この様な企業が現れ成功する事でモデルケースとなり日本人人材確保が加熱する事が望ましい。言葉も常識も判らず仕事も出来ない外国人を使うより効率的であり日本人の後継者育成となる。がんばって欲しい
  • ヤマト運輸さん、積水ハウスを見習って!
  • 日本人を雇用して賃金を上げる企業を減税し、外国人を雇って賃金を抑制する企業を増税することが正しいあり方。
  • これはいいですね。 親御さんも安心して大工という選択肢を子にすすめられるのではないかと思います。
  • クルド人の解体現場に積水ハウスが建つのはよく見たからな~。そこだけは頼みますわ。
  • この企業は素晴らしい大工の手仕事を「保証書」で無価値にしてきた。 出来もしないのに「長期保証」を謳い、手直し=無料のイメージを刷り込み、大工の価値に泥を塗ってきた。 今更「都合の良い」大工を1,000人育成? 素晴らしい大工を駆逐した後に何言ってるの? 日本の林業破壊したのもこいつだぞ?
  • 阪神大震災の後、ある地区で周りのお宅が倒壊の中で積水ハウスのお宅はほぼ無傷だったという話を聞いたことがありますそれ以来、大人になって家を建てるなら積水ハウス、マンションなら積水ハウスさんが建てたとこを!と夢みてましたこれからも日本の素晴らしい技術を日本人の手で守ってください🇯🇵
  • そう 最終的にこうなる 大手もお考えになる方が良い どんどん安い方に流して下請けに任せっきり押し付けの仕事ばかり 現場での技術は下請けにある
  • 大手が賃上げや正社員化で職人を囲い込む事は良い動きだと思う一方で賃上げ出来ず人材不足に喘ぐ中小企業がいる事も事実として知ってもらいたい。 機械化や大規模化の流れは必須であるものの中小企業にも守るべき企業は多数あります。 単純に低賃金な外国人労働者だけに頼る流れには反対の立場ですが。
  • なぜこれまでやってこなかったのか、不思議。
  • 終身雇用の始まりは戦中ですよ。兵役終えて帰ってきた時に働く場所の保証という意味で始まりました。
  • 結局自分達の利益を最大化しようとしたから、作業する人間が食べられなくていなくなった、その副産物として人口まで激減してしまった、それだけの事。
  • 素晴らしい。職人をしっかり確保しつつ守る対策。
  • 光があれば闇もある。 両手をあげて喜ぶ事では無いと思うけど。
  • 凄いね。 職人の囲い込み戦略だね。 技術的にレベル高いよね
  • 積水ハウスはプレハブ組み立てだから、自称大工さんでも務まるお仕事、蓋開けてみたら外国人が混じってる的な事にならなきゃいいけど… ハウスメーカーの大工さんは当たり外れがあるからな〜 最近の足場屋さんは外国人だらけですし…
  • メードインジャパンの家ですね
  • 積水ハウス応援します。 賃金上がる技術継承できるいいこと尽くめ。
  • 日本はもっと職人を大切にしないと。 技術の伝承を含めて手厚くしてほしい。 高齢者でも長く働いてもらって技を伝えてもらうために年金の併給調整とかやめてほしい。
  • 終身雇用だと安定した収入に繋がり、結婚率が上がり子供も増えるかな。
  • へー流石セキスイですな 無茶苦茶うるさいからなぁ、ビスピッチやらボード貼り命、定規入れて入ったら張り替え。ビスピッチ1ミリでやり直しとか ネジも落とすと足りなくなるとかまあ手間かかるんだけどピンハネ酷くてダメ。正社員ならピンハネないしどうなんやろな ランク付けするのかなぁ、、
  • 元請けが単価を上げて発注しても、親方だけが儲かって末端の作業員まで届いてないことが多かったのは事実。 改善されれば良いが。

japannewsnavi編集部の見解

直接雇用への大きな転換

深刻な人手不足が続く建設業界において、積水ハウスが大工を大量に正社員化する方針を打ち出したことは、大きな転換点だと感じました。これまで住宅建設の現場では、下請けや一人親方に依存する体制が長く続いてきました。景気の波に応じて人件費を調整しやすいという利点があった一方で、雇用や社会保険の面では不安定さが残っていたのも事実です。

そうした慣例にあえて踏み込む形で、直接雇用を拡大するという判断は、相応の覚悟がなければできない取り組みだと思います。特に、若年層を中心に採用を強化し、全寮制の研修で育成するという仕組みは、単なる人手確保にとどまらず、長期的な技術継承を見据えた施策と受け止めました。高卒で入社した若手が現場で腕を磨き、安定した環境の中で成長できることは、本人にとっても家族にとっても安心材料になるでしょう。

また、定年までの雇用を前提とする制度設計は、将来設計を描きやすくする点で意義があります。建設業界は体力勝負の側面が強く、若い人材が集まりにくいと言われてきました。しかし、安定した雇用と明確なキャリアパスが示されれば、職人という道を志す若者が増える可能性もあります。これは単に企業の利益追求ではなく、業界全体の持続性を左右するテーマでもあります。

中小企業への影響と現場の現実

もっとも、大手企業が人材を囲い込む動きは、中小零細の工務店にとって厳しい現実を突きつける面もあります。すでに大工不足は深刻であり、新築だけでなく増え続ける中古住宅の修繕需要にも十分に応えられない状況が見られます。大手が待遇改善で人材を確保すればするほど、地域の小規模事業者はさらに人手を探しにくくなるでしょう。

さらに、元請けが単価を上げても末端の作業員まで十分に届かないという指摘もあります。これまでの構造では、親方や中間業者に利益が集中し、現場で働く職人の収入は必ずしも安定していませんでした。直接雇用はこうした構造を是正する一歩になり得ますが、その成果は今後の運用次第だと思います。

一方で、外国人労働者に頼る流れに対する懸念の声も少なくありません。言語や慣習の違いによる課題を挙げる意見もあります。ただし、現場の人手不足は現実であり、単純な二項対立で語るのではなく、育成や制度整備を含めた総合的な議論が必要でしょう。大切なのは、技能が正当に評価され、努力が報われる環境を整えることだと感じました。

技術継承と日本の住まいの未来

阪神大震災の際に堅牢な住宅が注目されたというエピソードのように、住宅の品質は暮らしの安心に直結します。厳格な施工基準や細部へのこだわりは、手間がかかる一方で、長期的には信頼につながる要素です。こうした品質を支えるのは、最終的には現場で作業する職人の技術と責任感にほかなりません。

終身雇用的な仕組みが再評価される背景には、安定した収入が家庭形成や地域社会の維持に寄与するという期待もあります。もちろん、制度には長所と課題の両面が存在しますが、少なくとも若い世代に将来の展望を示すことは重要です。建設業界が魅力ある進路として認識されれば、技能の断絶を防ぐことにもつながります。

今回の取り組みが成功すれば、他の企業にも波及する可能性があります。その一方で、すべての企業が同じ方法を取れるわけではありません。規模や経営体力の違いを踏まえながら、業界全体で持続可能な仕組みを模索していく必要があります。住宅建設という基幹産業の基盤をどう守るかは、日本経済にとっても重要なテーマです。

私としては、現場の声や多様な意見が交わされる中で、職人の地位向上と安定した雇用が着実に進むことを静かに見守りたいと思います。建設業界の人手不足という課題に対し、今回の決断がどのような結果をもたらすのか、今後の動向が注目されます。

執筆::japannewsnavi編集部

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