AFPBB Newsによると
【11月1日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は10月31日に放送された韓国KBSテレビのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる北朝鮮軍の関与について、西側諸国は十分な対応をしていないとの認識を示した。
ゼレンスキー氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「西側諸国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国、そして韓国の反応を試している」「反応がなければ、ウクライナ国境に配備される北朝鮮兵の数は増加するだろう。だが、私の認識ではこれに対する反応はゼロだ」と述べた。
さらに「私は中国の沈黙に驚いている。中国がこちら側だと言っているわけではないが、少なくともわれわれの認識では、中国はあなた方の地域(東アジア)の安全を保障する国の一つだ」「だが、今はこうして沈黙している」と指摘。
「日本と韓国はいずれも強い国だが、北朝鮮の今の行動については、中国に働き掛け、味方に引き入れるべきだと思う」との認識を示した上で、「北朝鮮は今、あなた方の地域(東アジア)全体を戦争に引きずり込もうとしている」と警鐘を鳴らした。
これに先立ち米韓国防相は、ロシアの軍服を着た北朝鮮兵がウクライナ軍に対する作戦行動のために配備されていると警告。北朝鮮に対し、ロシアから軍を撤退させるよう呼び掛けた。(c)AFP
以下X(旧Twitter)より
【Japannewsnaviさんの投稿】
引用元 https://www.afpbb.com/articles/-/3546627
みんなのコメント
編集部Aの見解
ゼレンスキー大統領が韓国KBSのインタビューで語った内容は、ウクライナ情勢が東アジアにも波及する危険性を強く示唆しています。特に、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻に関与し、兵士をウクライナ国境に配備する可能性があるとした発言は、現在の国際情勢に対する重大な警告と言えるでしょう。西側諸国がまだ十分に対応していないと感じている彼のコメントは、戦況がさらに深刻化するリスクを浮き彫りにしています。
ゼレンスキー大統領は「プーチン大統領が西側諸国やNATO、そして韓国の反応を試している」と指摘しています。北朝鮮軍の配備に対する国際的な反応が乏しければ、さらに多くの北朝鮮兵がウクライナ国境に展開される可能性があるというのです。この状況に対して、西側諸国は真摯に対応するべきだと強く感じます。ウクライナのための支援が十分でなければ、プーチン大統領や北朝鮮の行動がエスカレートする恐れがあり、それは決して地域の問題だけにとどまりません。
ウクライナの戦いは、単なる地域紛争ではなく、全世界の安全保障に直結する問題です。北朝鮮のような東アジアの国が関与することで、アジア地域にもリスクが広がりつつあります。日本にとっても無関係ではなく、今回のゼレンスキー氏の発言は、より積極的に国際的な対応を考えるべき局面に来ていることを示しています。
ゼレンスキー大統領はさらに、中国の沈黙にも懸念を示しました。彼の言葉には、戦争の拡大を防ぐために、中国がもっと積極的に介入するべきだという想いが込められているのでしょう。中国は東アジアの大国であり、地域の安定を維持する責任もあるはずです。しかし、ウクライナ情勢に対する中国の対応が曖昧であることが、さらに不安を煽っているように思えます。中国が東アジアの安定に積極的に貢献する姿勢を見せるなら、北朝鮮やロシアへの牽制となり、地域全体のリスクが抑えられる可能性もあります。
日本や韓国も強い立場を持つ国であり、北朝鮮の行動に対して中国に働きかけるべきだというゼレンスキー大統領の提案には一理あります。中国が中立の立場にいると主張していても、現実的には北朝鮮の行動を抑制できるのは中国の力が大きいです。東アジア全体の平和を守るため、日本、韓国、中国が協力することは、アジア地域のみならず国際社会の安定に重要な影響を与えるでしょう。
また、アメリカや韓国の防衛当局も、北朝鮮兵がロシア軍と共に行動し、ウクライナ軍と対峙しているとの警告を出しています。この事実が示すように、ロシアと北朝鮮の結びつきはウクライナ戦争だけにとどまらず、さらに広範囲に影響を及ぼしかねません。北朝鮮がロシアに協力することで、ロシアの戦力が増し、それがウクライナを苦しめる要因となりかねないのです。
ゼレンスキー氏のコメントを受けて、日本や韓国、そしてアメリカなどがどのように反応するのかが注目されます。北朝鮮がウクライナ戦争に介入することで、東アジアの安全保障に直接的な脅威が及ぶ可能性がある今、日本にとっても対応が急務です。国際情勢に敏感に対応し、日本としての立場をしっかりと示しつつ、国際的な協力体制を築くことが重要でしょう。
このような複雑な国際情勢の中で、ゼレンスキー大統領の訴えはウクライナの現状を超え、全世界に向けられたメッセージです。特に、日本や韓国といった近隣諸国は、ウクライナ支援だけでなく、北朝鮮やロシアの動きを抑制するためにできることを真剣に考えるべきです。
現在のウクライナ情勢は、東アジアの安全保障と密接に関係しています。ウクライナがロシアや北朝鮮の勢力によってさらに危機に陥るならば、同様のリスクがアジアにも波及する可能性があるからです。今回のインタビューは、ゼレンスキー大統領が日本や韓国、そして中国に対しても間接的に協力を呼びかけたとも捉えられます。
国際的な安全保障がますます複雑化している中で、日本もまた世界の安定に向けた役割を担うべきではないでしょうか。東アジアの平和と安全を守るため、日本は他国と連携して積極的な行動を起こすべきだと考えます。ゼレンスキー大統領の指摘にあるように、今こそ強い意志を持ち、国際社会に対してしっかりと向き合うべき時だと感じました。
執筆:編集部A
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