中国の太陽光発電ガラスメーカーが破産申請へ[ロイター]

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ロイターの記事によると…

中国の太陽光発電ガラスメーカーが破産申請へ、海南発展の子会社

[北京 9日 ロイター] – 中国の太陽光発電ガラスメーカー、Haikong Sanxin New Energy Materialsは増大する損失を抑えるために破産を申請する。親会社の海南発展(002163.SZ), opens new tabが9日の提出書類で明らかにした。世界生産の約80%を占める中国の太陽光発電産業が直面している資金繰り難の新たな兆候となる。

提出書類によると、Haikong Sanxinは2025年1─6月期に1億9450万元(2730万ドル)の純損失を計上し、負債は6億5900万元に上るという。

同社はまた、生産を継続すると損失が拡大するため、9月末に生産を停止した。

同社は「現時点で太陽光発電ガラス市場に改善の兆しは見られない」とし、価格が大幅に下落しており、生産コストの削減は困難だと述べた。

[全文は引用元へ…]2025年10月9日

以下,Xより

【よっしー(ありすママファミリー)さんの投稿】

引用元 https://jp.reuters.com/markets/commodities/JTYX3FVNXBPVNLBSV5KTGQJWLU-2025-10-09/

みんなのコメント

  • 日本で稼働中の中国製メガソーラーパネルのほぼ全てのメーカーが破産ですか… 稼働出来なくなってからの引き取り責任ある企業が破産したからこれ今あるメガソーラーパネルのほとんどが手付かず確定やん
  • 破産?こんなに世界中にうってて?もしかして中国ってそんなもん?
  • シー国会社の倒産はだいたい権力闘争の失敗が原因…
  • 世界生産の約80%を占める中国の太陽光発電産業。 そんなに!
  • 日本で設置されているパネルに違法な成分が使われていたとしても 訴える先が無くなったので計画通り大儲け 設置希望したわけでも無い人たちが納めた税金で片付けることになります。
  • 公金着服横領し放題で助成金ゲット 当然任意の割合のキックバックで公務員が儲かる そして事業はいつまでも続けずさっさと破綻させ 手抜き工事や、産業廃棄物、汚染された土地などはしらんぷり それが、自由民主党政権ですね とても分かりやすい
  • 「これを受け、政府は有害な価格戦争につながる・・」 原因造ったの政府だろ・・能無しが!

japannewsnavi編集部の見解

中国の太陽光発電ガラスメーカーが破産申請へ

中国の太陽光発電ガラスメーカー、Haikong Sanxin New Energy Materials(海控三鑫新能源材料)が、増え続ける損失を抑えるため破産を申請することが明らかになりました。親会社である海南発展が9日に提出した書類で発表したもので、中国国内の太陽光発電産業が深刻な資金繰り難に直面していることを示す新たな兆候とみられています。

提出書類によると、同社は2025年上半期に約1億9450万元(日本円で約43億円)の純損失を計上し、負債総額は約6億5900万元に達しています。さらに生産を続ければ損失が拡大すると判断し、9月末に生産を停止しました。

同社は声明の中で「太陽光発電ガラス市場に改善の兆しは見られず、価格の下落が続くなかで生産コストの削減も難しい」と述べました。中国の太陽光発電業界全体では、生産能力が世界需要の2倍近くに達しており、供給過剰による価格崩壊が進行しています。その結果、業界全体が過度な競争に陥り、政府は価格競争の自制を求める事態となっています。

太陽光関連産業は中国の成長を支える重要分野の一つとされてきましたが、近年は補助金削減や国際市場での価格低下の影響を受け、利益率が急速に悪化しています。特にガラスやセルといった素材部門では、過剰な生産投資が裏目に出ており、業界全体の再編が進むとの見方もあります。


SNSでは「日本にとって朗報」との声も

このニュースが報じられると、SNS上では「ついに来たか」「やはり限界だったか」といった反応が相次ぎました。その中でも注目を集めたのは、「日本にとって朗報ではないか」という声です。

ある利用者は「掃除業の仕事で中国製のガラスを見ることがあるが、仕上げが粗いものも多く、品質面で不安を感じていた」とコメントしています。また、「陰毛が付着していたり、コーキングがはみ出していたりといった雑な製品を見たことがある」「粗悪な樹脂かと思うほどだった」といった実体験も寄せられています。

別の投稿者は「儲かっていると思っていたが、実は苦しかったのか。太陽光発電業者はどこも厳しいのでは」と驚きを示しました。一方で、「これを機に環境を破壊してまで進められてきたメガソーラー事業を見直すべきだ」という意見もありました。

さらに「日本は世界中が破棄しているパネルや機械を買い取っている」「もはや日本が最終処分場のようになっているのでは」といった指摘も見られます。海外の低価格製品に依存する現状に対し、国内生産や品質重視の姿勢を求める声も上がっています。


再生可能エネルギーの行方を問う

Haikong Sanxinの破産申請は、単に一企業の問題にとどまらず、中国の再生可能エネルギー産業全体の構造的な問題を映し出しています。急激な拡大によって生じた供給過剰、利益率の低下、そして価格競争の激化――これらは市場原理に基づく自然な淘汰ともいえますが、同時に「持続可能な成長とは何か」を問い直す契機にもなっています。

一方で、SNSのコメントには「これで日本の太陽光依存も見直されるべきだ」「エネルギー政策を再考する時期だ」という意見もありました。再生可能エネルギーは環境に優しい選択肢として推進されてきましたが、その裏には原料や製造過程での環境負荷、リサイクルの問題など、見えにくい課題が潜んでいます。

私自身も、このニュースを通じて改めてエネルギー政策の難しさを感じました。再生可能エネルギーの推進は大切ですが、それが「誰のための発電なのか」「どこまで環境に配慮しているのか」を問い続ける必要があります。企業の利益や国際競争だけでなく、環境と人の暮らしを守る視点が求められています。

今回の破産は、中国の太陽光産業の転換点を示す出来事かもしれません。市場の競争原理だけでは持続可能な成長は難しく、国際社会全体でエネルギーの未来を見据えた協調が求められる時代に入っています。


執筆:japannewsnavi編集部

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