
時事通信によると…
備蓄米、酒造・加工用に放出検討 不足懸念受け、小泉農水相表明
小泉進次郎農林水産相は4日、政府備蓄米を日本酒造りやみそなどへの加工用として放出することを検討していると明らかにした。
小泉氏は「お米は主食用米だけではない。きめ細かい目配りというのは必要だ」と語った。
農水省内で記者団の取材に答えた。酒造メーカーなどからは、コメの価格高騰や主食用米シフトに伴う原料米不足を懸念する声が出ており、同省は来週にも業界団体への聞き取りを実施した上で、具体的な放出時期や数量などを決める。
(略)
小泉氏は「需要があれば無制限で出す」との考えを改めて強調。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【Yahoo!ニュースさんの投稿】
【備蓄米 日本酒・みそ用に放出検討】https://t.co/bwPdviN9Qm
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 4, 2025
味噌はええが、酒には🍶ならんよ🙄😂
— じゃこうねずみ🐭 (@jacounezumi2012) June 4, 2025
備蓄米万能すぎて草
— マツユキ (@matsuyukidayo) June 4, 2025
酒米備蓄されてるんか
備蓄米で酒と味噌?
— マリモ (@zcj2ly5wg) June 4, 2025
“コメ”なら何でもいいってわけじゃないと思うけど…
引用元 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6541108
画像出典:産経新聞
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みんなのコメント
- 時事通信か。 酒やみそはまだ店頭にある。 特にみそは、米以外にもムギや大豆があるのに、要らんだろ。
- なんか勿体無いなぁ…
- 国民の口に入る主食米が足りないんで悪手なのかと想像したけど、流通価格下げるためには全方位に撒くってことですかね… 不思議なことしますねぇ。 そもそも備蓄米はお酒に活用できる米なのかな? 来年買い占められて兵糧攻めにあったらどうするの? 疑問は残るけど、あまり想像がつかない… 良い手段であることを願います 何故か未来への不安が増す記事でした
- 安いなーやることが
- 昨 年 度 産 の コ メ は ? 飼料用を放出する前に消えたコメの行方を教えて
- 備蓄倉庫カラにした後戦争起こして食料統制するつもり?
- 保管料がもったいないから削減せよって財務省から言われた? みそは分からないけど、日本酒への転用は難しいだろう… ここのコメントの通り、全くものづくりを知らんのだろうな
- で。予備費はいくらくらい使う皮算用なんだ?
- ミニマムアクセス関税止めるとか、備蓄米を倉庫が空になるまで出し続けて、市場の米価格を破壊したり 何しか自民党の農林系議員が激怒し続ける様な事をしたら 俺個人的には小泉進次郎が今後何をしようとも信じたい
- 備蓄米をなくさないといけない病気にでもなったの? 何かあった時のために残しとかないとダメでしょ
- 日本酒の味は確実に悪くなるから、糖類や酸味料など使った粗悪な合成酒だらけになる。 そして、日本人の日本酒離れ。 小泉◯次郎はマッコリみたいな酒ばかり飲んでいるかねぇ〜
- その前に小泉進次郎の 脳みそ備蓄しとけよ
- 山田錦とか雄町とか酒米が有るのに、使わないでしょう。予定通り家畜の餌で良いかと
- ここまで一斉放出する必要はないはず。この家に権力持たせるといつも誰かの言いなりで取り返しのつかないことするから困ったもんだ。横須賀の人間は絶対にこの家を選挙で落とすようなこともしないし
japannewsnavi編集部Bの見解
備蓄米を酒造・加工用に?現場感覚と乖離する小泉農水相の発想
小泉進次郎農水相が、「政府備蓄米を日本酒や味噌などの加工用に放出することを検討している」と発言したことが報じられました。私はこの発言に強い違和感を覚えました。確かに、コメの価格が高騰する中、原料不足で困っている加工業者を支援する意義はあるかもしれません。しかし、そのために備蓄米を当てるという発想は、本来の趣旨を完全に見失っているように思えてなりません。
備蓄米は、有事や自然災害などに備えて確保されている「最後の砦」であり、気軽に放出してよいものではありません。もちろん、余剰があるならば活用する方法を検討するのも一案です。ただし、今回のように既に随意契約などで大量放出した後の在庫が30万トンほどしかない状態で、「需要があれば無制限で出す」などという発言を軽々しく口にするのは、あまりに軽率ではないでしょうか。
しかも、酒造用米は一般的な主食用米とは異なり、醸造に適した「酒造好適米」と呼ばれる特別な品種が使われています。農家の方々のインタビューでも「酒米と主食用米は全く別物」と説明されており、単純に「困っているなら備蓄米を出せばいい」という話ではありません。
加工業者支援と備蓄政策は切り分けて議論すべき
備蓄米の活用を加工用にまで広げるという方針は、短期的な需要対応としては一見合理的に映るかもしれません。しかし、私は本質的な議論がなおざりにされていると感じます。現場の農家からすれば、備蓄米に使われる米と酒米や米粉向けの米は栽培方法も性質も異なります。そもそも備蓄米の中に、酒造用に適した品種が含まれているのかすら明らかになっていません。
また、備蓄米に手をつける前にやるべきことがあったのではないかと思います。たとえば、昨年度産の米の行方や、飼料用への転用によって市場から消えていった米の流れの検証などです。今、消費者が求めているのは「安売りの米」ではなく、安定的で信頼できる食料政策であるはずです。
本来であれば、農水省は市場の流通を落ち着かせるために、価格の安定や生産者の支援に力を入れるべきです。短絡的に備蓄米を放出し、需要が高いからと次々と使途を広げていく姿勢は、将来的に食料自給体制そのものを崩しかねません。
日本の農政が本当に守るべきは何か
現在、政府は備蓄米の用途拡大に躍起になっているようですが、その前に農業全体の信頼をどう守るかが問われていると私は思います。農家が「もう備蓄米は納めない」と言い始めた背景には、政府による一連の無責任な対応があります。赤字を覚悟で協力してきた生産者に対して、その努力をまるで当然のように扱い、価格補償すら曖昧なまま放出に走ったツケが、今じわじわと表れてきているのです。
消費者もまた、備蓄米の放出で「米は待てば安くなる」と誤認しはじめており、これが市場全体の価格を不安定化させる要因となっています。国産米の価値が崩れれば、それは農業全体の崩壊に直結します。日本の食料自給率を守るには、単に供給量を確保するだけでなく、生産体制を持続可能な形で保つことが何より重要なのです。
私は、農水相にはもっと現場の声に耳を傾けてほしいと切に願います。酒造業界を支援したいのであれば、それは別枠の政策で行うべきであり、備蓄米という国の根幹をなす制度を使って対応するべきではありません。「目配り」というのであれば、それは使い勝手の良い言葉ではなく、農政の原則に対する真摯な姿勢として示すべきです。
軽々しい言葉で農業の根幹を揺るがしてしまえば、その影響は何年も先に及びます。今、農政に必要なのは目先の帳尻合わせではなく、信頼と安定を取り戻すための本気の覚悟だと私は思います。
執筆:編集部B



























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