「スパイがいる」を理由に→中国家電大手会長、留学経験者の採用拒否

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Record Chinaによると…

中国の大手家電メーカー、格力電器の董明珠(ドン・ミンジュウ)会長が海外留学から帰国した人材を採用しないと語ったことが物議を醸した。

中国メディアの斉魯晩報によると、董氏のこの発言があったのは22日に開かれた臨時株主総会でのこと。人材採用について董氏は「留学経験者を決して採用しない」とし、拒否する理由として「スパイがいる」ことを挙げた。

これに対し、斉魯晩報の沙元森(シャー・ユエンセン)評論員は「董氏は(今年8月で)71歳であり、格力電器が管理層の若返りをいかに進めるかは当然ながら投資家の関心事になっている」と述べた上で、董氏の発言に多くの人が懸念を示したことを指摘している。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

Kohichi Hiraiさんの投稿】

引用元 https://www.recordchina.co.jp/b952151-s25-c30-d0190.html

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みんなのコメント

  • 内向きに駄目になる。 実に中国らしい。
  • 留学経験者全部スパイ扱いとか笑うわ
  • 自分らがスパイ送り込んでるからビビってんだろ
  • 中国ってほんと信頼ゼロだな
  • 時代遅れすぎる発言で草
  • こんなんでイノベーションとか無理やろ
  • 疑心暗鬼すぎて笑えない
  • 自滅する国ってこういうとこだよな
  • まともな若者が可哀想
  • 海外行ったらスパイ認定とか終わってる
  • 自国民すら信用できないってもう国じゃない
  • 器ちっさすぎるやろ
  • 一生鎖国してろよ
  • どんだけ恐れてんだよ
  • 自由のない国って哀れだな
  • こんな企業に未来ないわ
  • 怖いのはスパイじゃなく自分たちだろ
  • 他国の技術パクっといて何言ってんだ
  • 若者潰して自滅してくれ
  • 信用って大事なんだよ?
  • これが中国クオリティってやつか

japannewsnavi編集部Aの見解

留学経験者を「採用しない」と公言する中国家電大手会長の発言について思うこと

中国の大手家電メーカー「格力電器」の董明珠会長が、臨時株主総会の場で「留学経験者は採用しない」と発言したというニュースを知り、驚きと同時にある意味では納得もしてしまった。理由は「スパイがいるから」というのだが、この発言にはさまざまな問題が含まれていると感じた。

まず、海外留学を経て知見を広げた若者たちを、一括して採用対象外とする企業方針に、正直驚かざるを得ない。企業に採用の自由があるとはいえ、これほど露骨な偏見を公言してしまうあたり、やはり中国企業らしいなと感じる。企業イメージや社会的責任を考えれば、もっと慎重な発言が求められるのではないだろうか。

とはいえ、私自身も中国という国の性質を考えれば、この会長の言い分が全く理解できないわけではないと思っている。そもそも中国は国家ぐるみでスパイ活動を行っていることで知られている。事実、各国で中国人留学生やビジネスマンが機密情報を収集していたと報じられる事例は後を絶たない。

だからこそ、自分たちが日常的に行っている行為を、他国からの帰国者にも「やりかねない」と警戒しているのだろう。自分たちが仕掛ける側であるからこそ、相手にも同じことをされると考えてしまう。この心理は、非常に中国らしい発想だと感じた。

中国における「不信」の連鎖

中国社会では、誰もが誰かを疑っているような雰囲気が漂っていると聞く。政府は国民を監視し、国民も互いを監視しあう。そんな国で育った人々が「スパイ」への過剰な警戒感を持つのは、ある意味当然ともいえる。

しかし、これがグローバル社会においてどれほどマイナスに働くか、董会長はわかっているのだろうか。世界は今、知識と人材の国境を越えた流動性によって発展している。優れた人材を囲い込みたいなら、まずは相手を信じ、能力を評価する姿勢が必要なのだ。

それをせず、最初から「スパイ予備軍」と決めつけて門前払いするような企業に、果たして未来があるだろうか。私は非常に疑問に思う。

留学経験者への偏見と差別

もう一つ気になるのは、今回の発言が中国国内の若者たちに与える影響だ。

斉魯晩報の評論員が指摘している通り、このような企業トップの発言が公になれば、留学を志す若者が減ってしまうかもしれないし、帰国後に就職差別に直面する可能性もある。それは中国の未来にとって、大きな損失ではないか。

海外で学ぶことは、多様な価値観を知り、自国を相対化し、より広い視野を持つことにつながる。これからの時代、そうした人材こそが国をリードしていくべきなのに、わざわざ自らの手で成長の芽を摘んでしまうような真似をするとは、なんとも皮肉な話である。

経営者の発言の重み

企業トップの言葉には、常に責任が伴う。特に格力電器のような上場企業であれば、投資家、顧客、社会全体への影響力は計り知れない。

董会長がどれほど長年にわたり企業を牽引してきたかは認めるにしても、もはや時代の変化についていけていない印象が強い。世界がボーダーレスに変わりつつある中、内向きで偏った考え方を公然と口にするのは、リーダーとしてあるまじき行為だと感じた。

格力電器が今後どうなるかはわからないが、こうした「毒舌」が続けば、少なくともグローバル市場における評価は確実に下がるだろう。企業経営において「発言の重み」を改めて考えるべき時だと思う。

スパイの問題をどう考えるべきか

もちろん、国家機密や企業秘密を守るために、一定のリスク管理は必要だ。しかし、それは個々の人材を適切に評価した上で行うべきであり、十把一絡げに「留学経験者=スパイ予備軍」とみなすのは、あまりにも短絡的で稚拙だ。

中国自身が世界に向かって「開かれた国」を標榜するのであれば、まずは自国内での偏見をなくし、実力を持つ人材を正当に評価できる仕組みを作るべきではないか。

今回の騒動を見て改めて、国としての成熟度というものを考えさせられた。外に向かって発展をアピールするだけでは本当の意味での「大国」にはなれない。内側からの改革と信頼が伴わなければ、結局は砂上の楼閣に過ぎないのである。

執筆:編集部A

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