フィリピン大統領府 ドゥテルテ前大統領の逮捕を発表

NHKによると…

フィリピン大統領府はドゥテルテ前大統領が、ICC=国際刑事裁判所からの逮捕状に基づき、11日、首都マニラの空港で逮捕されたと発表しました。

ドゥテルテ前大統領は在任中、違法薬物をめぐり、容疑者の殺害もいとわない「麻薬戦争」と呼ばれる強硬な取締りを主導し、死者は政府の発表だけでも6000人を超えています。

これについて、ICC=国際刑事裁判所は人道に対する犯罪の疑いでドゥテルテ氏を捜査してきました。

フィリピン大統領府は11日朝、ICPO=国際刑事警察機構を通じてドゥテルテ氏に対するICCの逮捕状を受け取ったとして、首都マニラの空港に到着したドゥテルテ氏を逮捕したと発表しました。

大統領府によりますとドゥテルテ氏は空港近くの基地に身柄を移されたということです。

ドゥテルテ氏の関係者は、ドゥテルテ氏がいすに座り「私が犯した罪は何なのか。私がここにいることの法的な根拠をいますぐ示してほしい」などと話している様子をSNSに投稿しています。

ドゥテルテ氏の「麻薬戦争」に対しては、フィリピンの議会下院も調査報告書をまとめ、犠牲者は政府の発表を大幅に上回る3万人以上にのぼるとして、ドゥテルテ氏などを人道に対する罪で訴えるようフィリピン政府に勧告していました。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

NHKニュースさんの投稿】

https://twitter.com/nhk_news/status/1899303780006625443?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ

引用元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250311/k10014746231000.html

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みんなのコメント

  • ドゥテルテ氏の逮捕は、フィリピン国内だけでなく国際社会にも大きな影響を与える出来事だ。これが本当に正義なのか、それとも政治的な圧力によるものなのか、慎重に見極める必要がある。
  • 麻薬撲滅を掲げたドゥテルテ氏の政策には賛否があるが、彼の強硬策がなければ治安の悪化を止められなかったという意見も多い。逮捕がフィリピンの安定にどう影響するのか気になるところだ。
  • ICCが人道に対する罪で捜査を進めていたのは知っていたが、実際に逮捕に至るとは思わなかった。フィリピン政府が国際社会との関係を考慮して動いたのかもしれない。
  • ドゥテルテ氏の逮捕によって、フィリピンの政治は大きく揺れるだろう。支持者の反発が強まれば、抗議デモや暴動に発展する可能性もある。
  • 法の支配を強調するフィリピン政府だが、逮捕のタイミングが気になる。政敵を排除するための政治的な動きではないかと疑う声も出てくるだろう。
  • フィリピンの麻薬問題は深刻だったが、ドゥテルテ氏の政策が本当に必要だったのかは今後の議論次第だ。逮捕されても、彼を支持する声は消えないかもしれない。
  • 国際刑事裁判所の動きが、フィリピンの主権にどこまで影響を与えるのか注目したい。国内での裁判になるのか、ICCの判断に委ねられるのかが焦点になるだろう。
  • 逮捕されたことで、フィリピン国内の治安や麻薬問題が再び悪化する可能性もある。ドゥテルテ氏の強硬策がなくなれば、犯罪組織が勢いを取り戻すことはないのか。
  • 一部では「逮捕は正義の実現」と言われているが、ドゥテルテ氏の政策で治安が改善したのも事実だ。フィリピン国民がどう判断するのかが重要になってくる。
  • 今回の逮捕で、ドゥテルテ政権時代の政策がすべて否定されるわけではない。過去の施策の影響を正しく評価し、次の政権がどう対応するのかを見守る必要がある。
  • 国際社会はドゥテルテ氏の対応を問題視してきたが、フィリピン国内では一定の支持を得ていた。これが国内の政治不安につながらなければいいが。
  • もしICCの裁判にかけられることになれば、国際法と各国の主権の関係が改めて問われることになる。フィリピン政府が最終的にどんな対応をするのか気になる。
  • 麻薬撲滅のために強行手段を取ったドゥテルテ氏の逮捕は、強権的なリーダーシップのあり方を考えさせられる。安全を取るか、人権を守るか、国によって考え方が違うのだろう。
  • フィリピン国内で彼を支持する人々が動き出せば、今後の政局が大きく変わるかもしれない。逮捕されたとはいえ、彼の影響力はすぐには消えないだろう。
  • ドゥテルテ氏の逮捕によって、次のフィリピン大統領がどのような政策を打ち出すのかが注目される。治安維持と人権のバランスがどのように取られるのかが課題になる。
  • 国際刑事裁判所の決定がどこまで実行力を持つのかも注目したい。フィリピン政府がICCの判断を全面的に受け入れるのか、それとも国内裁判に持ち込むのかが焦点になりそうだ。
  • 麻薬戦争を理由に逮捕されたが、フィリピン国内ではドゥテルテ氏の政策を支持する人も多い。これが国民の間でどのような影響を及ぼすのかが気になる。
  • 逮捕を受けて、フィリピン国内の政治対立が激化する可能性がある。現政権がこの状況をどうコントロールするのかが問われるだろう。
  • 今回の逮捕は、フィリピン国内の司法制度の信頼性を試すものになる。国際社会の圧力ではなく、国内法に基づいた公平な裁判が行われるのかが重要だ。

japannewsnavi編集部Aの見解

ドゥテルテ前大統領、ICCの逮捕状により逮捕—フィリピンの「麻薬戦争」が裁かれる日が来るのか

フィリピン大統領府は、ドゥテルテ前大統領が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に基づき、11日に首都マニラの空港で逮捕されたと発表した。

ドゥテルテ氏は、在任中に「麻薬戦争」と称する大規模な違法薬物取締りを主導し、政府の発表だけでも6000人以上が死亡したとされている。しかし、フィリピンの議会下院の調査では、その数は3万人を超える可能性があるとの報告もある。

ICCは、これらの行為が「人道に対する犯罪」に該当する可能性があるとして、ドゥテルテ氏を捜査してきた。そして今回、国際刑事警察機構(ICPO)を通じてフィリピン政府が逮捕状を受け取り、ついにドゥテルテ氏の身柄が拘束された

逮捕の瞬間—ドゥテルテ氏の反応

ドゥテルテ氏は、マニラの空港に到着したところを拘束され、その後、空港近くの基地に身柄を移された。

関係者によると、ドゥテルテ氏は拘束後、椅子に座りながら「私が犯した罪は何なのか。ここにいることの法的な根拠を示してほしい」と語っていたという。その様子はSNSにも投稿され、彼の支持者たちの間で大きな話題となっている。

ドゥテルテ氏は在任中、ICCの捜査に対して強く反発し、フィリピンをICCから脱退させるなどの行動を取っていた。しかし、国際的な圧力が高まり、今回の逮捕に至った。

「麻薬戦争」の実態—なぜドゥテルテ氏は裁かれるのか

ドゥテルテ氏が2016年に大統領に就任した後、違法薬物撲滅を掲げ、警察に対し容疑者を即座に射殺することを容認する姿勢を取っていた。

彼の指示のもとで行われた「麻薬戦争」では、

  • 警察による強引な取締り
  • 裁判なしでの即時処刑
  • 民間の自警団による容疑者の殺害

といった行為が横行し、一般市民にも多くの犠牲者が出たとされている。

この政策に対し、国内外の人権団体からは「法の支配を無視した独裁的な対応」との批判が相次いでいた。そしてICCは、この一連の取締りが「人道に対する罪」に該当する可能性があるとして、捜査を続けていた。

今回の逮捕は、フィリピン国内だけでなく、国際社会にも大きな影響を与えることになるだろう。

フィリピン政府の対応—なぜ逮捕に踏み切ったのか

これまでフィリピン政府は、ドゥテルテ氏の「麻薬戦争」に対して一定の距離を置いていたが、今回の逮捕に踏み切った背景には、いくつかの要因が考えられる。

  1. 国際的な圧力
    • ICCだけでなく、国連や欧米諸国からの強い批判が続いていた。
    • フィリピン政府としても、国際社会との関係を維持するため、ICCの逮捕状を無視するわけにはいかなかった。
  2. 国内政治の変化
    • ドゥテルテ氏の影響力が低下し、政府内での支持が減少していた。
    • 現政権が、法の支配を強調し、国際的な信頼を回復しようとしている可能性がある。
  3. 人権問題への対応
    • フィリピン国内の人権団体や遺族の訴えが強まり、政府も対応せざるを得なくなった。

フィリピン政府の対応次第では、今後さらにドゥテルテ政権下での犯罪行為が追及される可能性もある。

支持者と反対派—フィリピン国内の分断

ドゥテルテ氏の逮捕を受け、フィリピン国内では賛否が分かれている。

  • 支持者の声
    • 「ドゥテルテ氏は国を守った英雄だ」
    • 「犯罪者を取り締まっただけで、彼が裁かれるのはおかしい」
  • 反対派の声
    • 「ついに正義が実現した」
    • 「人権を踏みにじった責任を取るべきだ」

今後の裁判の行方次第では、国内の政治状況が大きく変わる可能性がある。

今後の展開—ドゥテルテ氏はどうなるのか

ドゥテルテ氏の逮捕は、フィリピンだけでなく国際社会にも影響を与える出来事となった。

今後、彼はICCの裁判にかけられる可能性が高いが、フィリピン政府の対応次第では、国内での裁判を求める声も強まるかもしれない。

  1. ICCに引き渡されるのか?
    • フィリピン政府がどこまでICCの要求に応じるかがポイントになる。
    • もしICCの裁判に出廷すれば、ドゥテルテ氏の責任が国際的に問われることになる。
  2. 国内での裁判が行われる可能性
    • フィリピン国内の司法制度で裁かれる可能性もある。
    • ただし、ドゥテルテ氏の影響力を考えると、国内裁判で無罪になる可能性も否定できない。
  3. 支持者の反発による混乱
    • ドゥテルテ氏の支持者による抗議活動が激化する可能性がある。
    • 一部の地域では、暴動などが発生するリスクもある。

国際社会が注目するフィリピンの動向

ドゥテルテ氏の逮捕は、単なる国内問題ではなく、国際社会が注目する大きな事件となった。

ICCの捜査がどこまで進むのか、フィリピン政府がどのような対応を取るのかによって、今後の展開は大きく変わるだろう。

果たして、この逮捕がフィリピンの司法の独立を示すものになるのか、それとも政治的な圧力によって形骸化してしまうのか。

今後の動向を注視したい。

執筆:編集部A

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