米関税で関心高まるレアアース、日本も南鳥島沖で試掘へ 自力確保で中国依存脱却目指す [産経新聞]

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産経新聞の記事によると…

米関税で関心高まるレアアース、日本も南鳥島沖で試掘へ 自力確保で中国依存脱却目指す

長引く米中対立を受け、レアアース(希土類)への関心が高まっている。生産量世界首位の中国が輸出規制を武器に米国から譲歩を引き出し、その余波で日本国内の自動車メーカーが一時生産停止に追い込まれる実害が出た。中国依存からの脱却を目指す政府は2026年1月、日本最東端の南鳥島沖海底に眠るレアアースの試掘に着手する予定だ。

「日本へのレアアースの供給が止まるような非常時に備え、いつでも機能する供給源を持つことが大事だ」

南鳥島沖水深約6千メートルの海底に眠るレアアースの試掘を年明けに控え、政府主導のプロジェクトを統括する内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の石井正一プログラムディレクターはこう語る。

レアアースを含んだ泥を海底から引き上げる長さ6千メートルの管は5月末に納品が完了。作業を補助する遠隔無人探査機が予定通り今月中にノルウェーから運搬されれば、後は探査船に搭載して動作確認を待つのみだ。

南鳥島沖のレアアースは12年の調査で発見された。一部学者らは埋蔵量を「世界需要の数百年分」と指摘するが、SIPは現時点で「産業的規模の開発が可能な量」との表現にとどめ、試掘や27年上期の実証的な採掘を経て経済性を含め慎重に評価する考えだ。

レアアースの自力確保に向けた動きは活発化している。政府は今年7月に欧州連合(EU)と供給網の強靱(きょうじん)化に協力することで合意、共同採掘も視野に入れる。民間では日産自動車と早稲田大がリサイクル技術の共同開発を進め、30年ごろの実用化を目指す。

[全文は引用元へ…]2025/8/10 

以下,Xより

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250810-CCLBFM6TINLT5BVDV25DRMKUWM/

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みんなのコメント

  • おせーよ
  • 大いにやるべし。守るための空母艦隊編成もお忘れなく
  • 横取りされないようにプロジェクトから戸籍を提出してもらい、在日、帰化人は排除してほしいですね
  • 遅い!でも頑張れ! 間違っても絶対に共同開発なんて言うんじゃないぞ
  • 着手する予定なぞ報じなくてイイ。 着手したら報じろ
  • だれが反対や懸念を示すのか要注目
  • 特亜どもに奪われないようにしっかりと調査して日本の資源を確保しましょう。アイツらは必ず盗みにきます。資源の確保と防衛はマストです。よろしくお願いします
  • あからさまにやると、なからず中國が取り付いてくるよ。自衛隊をもってしても防衛しなくちゃ
  • 何でこんなに意思決定が遅いの? 親中石破政権だから?
  • 買われるなこの土地
  • 当然だ。必ず達成すべし。中国なんぞにいちいちビクビクするな!
  • そんなん 発掘された途端に 「我が国の領土だ!」 て、横取り狙いの盗人国が言い出すだろうよ 位置的に無理あろうがね(笑)(笑)(笑)
  • 日本政府が信用出来ないからなぁ 中国の指示で動いたんじゃないの?日本に掘らせてモノだけ持っていくんじゃないの?
  • 中国艦船がわらわら領海侵犯してる近辺の海底探索したら出てきたりして
  • 早くやれ日本政府。罪務省が値切って邪魔してんじゃないだろうな
  • 日中中間線では20基以上採掘リグ建設され中国が一方的に採掘。 何してきたの日本政府?外務省?
  • 赤珊瑚みたく志那が船舶で遣って来て不法調査、不法採掘をしかねない。 いずも型護衛艦(3番鑑の建造)を常駐させるなどして警戒すべき

japannewsnavi編集部の見解

南鳥島沖でレアアース試掘へ、日本の自力確保に向けた一歩

長引く米中対立を背景に、戦略物資としてのレアアース(希土類)への関心が再び高まっている。特に生産量で世界首位を誇る中国は、輸出規制を外交カードとして活用しており、過去には日本の自動車メーカーが一時生産停止に追い込まれる事態も発生した。こうした依存状況からの脱却を目指し、日本政府は2026年1月、南鳥島沖の水深約6千メートルの海底に眠るレアアースの試掘を開始する予定だ。

この計画を統括する内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の石井正一プログラムディレクターは、「日本へのレアアース供給が途絶する非常時に備え、いつでも稼働できる供給源を確保することが重要」と述べている。すでに長さ6千メートルの採泥管は5月末に納品済みで、遠隔無人探査機も今月中にノルウェーから到着予定だという。動作確認を経れば、いよいよ試掘の準備が整うことになる。

戦略物資確保の重要性と過去の教訓

南鳥島沖のレアアースは2012年の調査で存在が確認された。一部の学者は「世界需要の数百年分」に相当する埋蔵量を指摘しているが、SIPは現時点で「産業的規模の開発が可能な量」と慎重な表現にとどめている。試掘後、2027年上期には実証的な採掘を行い、経済性や技術的課題の評価が進められる見込みだ。

政府は今年7月、欧州連合(EU)と供給網強化で協力することで合意し、共同採掘の可能性も視野に入れている。また、日産自動車と早稲田大学はレアアースのリサイクル技術を共同開発しており、2030年ごろの実用化を目指している。これらの取り組みの背景には、中国による輸出管理強化や過去の禁輸措置の記憶がある。

2010年の尖閣諸島沖漁船衝突事件後、日本は中国からの事実上の禁輸措置を受けた。この経験から、政府は調達先の多角化を急いできたが、現在も約6割を中国輸入に依存している。特に高性能モーターや精密機器に必要な重希土類は中国でしか採れない種類もあり、完全な依存脱却は容易ではない。

国民の期待と懸念

今回の試掘計画に対して、ネット上では「10年を超える調査からようやく試掘に至った」と進捗を喜ぶ声が多く見られた。「発見後は進展の話が少なく期待が薄れていたが、ようやく朗報が来た」との反応や、「#日本の宝箱となりますように」という希望のこもった意見もあった。

一方で、国益を守る観点から「スパイ防止法の制定や海上自衛隊の警備が必要だ」といった安全保障面での懸念も上がっている。また、「1960年代から存在は知られていたのに、なぜここまで開発が遅れたのか」「国益を考えるなら最優先で取り組むべきだ」といった政府対応の遅さを指摘する声も目立った。

レアアースは今後のエネルギー転換や次世代産業に欠かせない資源であり、南鳥島沖の試掘はその確保に向けた重要な一歩となる。だが、採掘には膨大なコストと高い精錬技術が必要であり、安定供給体制を築くためには長期的な技術開発と国際協力が不可欠だ。国民の期待と安全保障上の不安、その両方に応える形で、政府がどこまで本気で取り組めるかが問われている。

執筆::japannewsnavi編集部

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