「専門学校は60人中48人が外国人」「夜11時50分に帰ろうとしたら怒られた」《アニメ業界》目指し来日した”ミャンマー人女性”が見た”漆黒の現実” [東洋経済]

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東洋経済オンラインの記事によると…

「専門学校は60人中48人が外国人」「夜11時50分に帰ろうとしたら怒られた」《アニメ業界》目指し来日した”ミャンマー人女性”が見た”漆黒の現実”

日本で暮らす在留外国人は376.9万人となり(2024年末現在)、過去最高を記録した。

しかし、増え続ける「外国人の隣人」に、誤解や不安を抱いている人もまだいるのが実情だ。そこで本連載では、さまざまな事情で母国を離れ日本で生活する人に話を聞き、それぞれの暮らしの実際に迫る。

第4回は、アニメ業界で働くミャンマー出身のピョピョ・ヤダナさんにお話を聞いた。

「アニメ業界って、すっごくブラックなんですよ!」

ピョピョ・ヤダナさんは実感を込めて言う。日本でおそらくただひとり、アニメ業界で働くミャンマー人だ。

親しみやすいサバサバ系女子といった印象の彼女は、ネイティブとほとんど変わらない流暢な日本語であれこれとぶっちゃけてくれたわけだが、最初に入った会社がとにかくしんどかったのだと苦笑いをしながら話す。

勤務は週6日。深夜まで仕事は続く

「夜の11時50分くらいに帰ろうとしたら、ほかのスタッフさんから『お前もう帰んの!? 甘いよ、ほかのスタジオはみんな徹夜してるよ』って言われたこともありますね」

深夜までの勤務が週6日。たった4人の社員で5本のアニメの背景を描き続けた。

「アニメ1話に背景はだいたい300枚あるんです」

それが5本も重なっている。そしてアニメはだいたい週1回の放映だから、毎週1500枚ほどの背景画を生産している会社だった。ピョピョさんも毎日30枚ほど描きまくっていたという。

それがどれだけたいへんなのか業界シロウトにはわからないが、「ほかの会社は1日3枚くらいですよ」と言うから、ピョピョさんの会社はなかなか過酷だったようだ。

「それに毎日、社長に怒られていました」

ピョピョさんの描いた背景を社長がチェックするのだが、よく「なんでこういう描き方をするのか」「ちゃんと考えて描けよ」と2時間ほどもネチネチ説教を食らい、描き直して見せたらまた怒られ……パワハラ気質の会社でもあった。また「外国人だから厳しく当たられる」と感じることもあったそうだ。

(略)

日本語学校を経てアニメの専門学校に進学

まずは高田馬場の日本語学校でさらに語学を磨き、それからアニメの専門学校へ進学。

「アニメをつくるために必要な技術すべてを学ぶんです。キャラクターをどう動かすか、背景、撮影、アフレコ……」

驚いたのは学生の大部分が外国人だったこと。

「私のクラスは60人だったんですが、そのうち48人が外国人。ほとんどが中国人で、ベトナム人が少し。ミャンマー人は私だけ(笑)」むしろ日本人のほうが少ないのだが、その理由を「アニメがブラックな業界だということが日本人にはよく知られているからでは。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【東洋経済オンラインさんの投稿】

引用元 https://toyokeizai.net/articles/-/895827

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みんなのコメント

japannewsnavi編集部の見解

ミャンマーから夢を抱いて来日した女性の現実

日本のアニメ業界に憧れ、ミャンマーからやって来たピョピョ・ヤダナさんは、来日後すぐに現実の厳しさに直面しました。彼女が最初に勤めた会社は週6日勤務、深夜までの労働が当たり前で、背景画を1日30枚描くという過酷な環境でした。しかも、業界の常識から見ても異常な量であり、他社では1日3枚程度が一般的とのことです。加えて、上司からの長時間の叱責や理不尽な指摘も多く、外国人であることを理由に厳しく当たられていると感じる場面もあったといいます。
こうした労働環境にも関わらず、彼女が仕事を続けたのは、アニメを描くことそのものへの情熱があったからです。幼い頃から日本のアニメに魅了され、父の勧めで日本語を学び、最高難度の日本語能力試験N1を取得して来日した努力家でもあります。しかし、日本の現場が夢だけではやっていけない厳しい世界であることは、彼女の体験からも明らかです。

専門学校での学びと孤立感

来日前の日本語学校での学習を経て、彼女はアニメ制作全般を学べる専門学校へ進学しました。そこではキャラクターの動かし方から背景、撮影、アフレコまで幅広く学びます。しかし、クラス60人中48人が外国人という状況で、日本人学生は少数派でした。理由として、日本人はアニメ業界がブラックだと理解しているため敬遠し、逆に海外からは日本アニメへの強い憧れから集まってくる傾向があるようです。
文化や言語の壁もあり、同国人同士で固まりやすい環境で、彼女は孤立しがちでした。混成チームを組んだ際にも制作方針の違いから衝突が絶えず、チームワークの難しさを痛感します。それでも諦めずに技術を学び続けた背景には、自分の夢を諦めたくないという強い信念がありました。

外国人増加と日本社会の課題

この東洋経済の取材記事は外国人の視点から描かれていますが、日本国内では外国人受け入れについて賛否が分かれています。真面目に日本のルールを守り、社会に貢献している人がいる一方で、外国人犯罪のニュースも後を絶ちません。最近では外国人に対する補助金や支援が、日本人より手厚いと感じる声も増えており、国民の間で不公平感が広がっています。
無条件に受け入れるのではなく、適切な審査と入口の管理を行うことが必要でしょう。外国人労働者や留学生の増加が社会や治安に与える影響を冷静に見極め、日本人の生活や安全を守る政策とバランスを取ることが求められます。
ピョピョさんのように努力し、日本社会に溶け込もうとする人材は貴重ですが、制度全体を見直さなければ、日本の社会基盤そのものが揺らぐ危険もあります。外国人の夢と現実、日本社会の課題を両面から見据えた議論が急務です。

執筆::japannewsnavi編集部

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