石破茂首相は一体、何と闘っているのか。[産経新聞]

Spread the love

産経新聞の記事によると…

ポスト石破候補は気概見せよ

風を読む 論説副委員長・坂井広志

石破茂首相は一体、何と闘っているのか。続投が国益にかなうと本当に思っているのか。それとも、退陣を要求している議員の中心は政敵の安倍晋三元首相が率いた旧安倍派だとみて、意固地になっているのか。

衆参両院で与党過半数割れを招いたにもかかわらず、続投を決め込む姿は異様だ。これを議会制民主主義の危機と言わずして何と言おうか。

このような事態に陥っている理由の一つに、「われこそは首相たらん」という気概を持って石破首相の前に立ちはだかる「ポスト石破」候補が現れないことがある。これでは「石破降ろし」も大きなうねりにはなるまい。

茂木敏充前幹事長は退陣を求めたが迫力を欠いている。小泉進次郎農林水産相は首相の進退に関し歯切れが悪く、小林鷹之元経済安全保障担当相は行儀がよすぎる。

高市早苗前経済安全保障担当相は参院選中に「腹をくくった。自民党の背骨を入れ直す」と述べ、次期総裁選への出馬に意欲を示したとの見方が広がったが、「選挙期間中に言うことではない」と批判されると威勢のよい言葉は影を潜めた。

[全文は引用元へ…]2025/8/9 

以下,Xより

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250809-GRIFF6AMQBLWHISYNJRS6AF2JI/

最新記事

みんなのコメント

  • もし旧安倍派と呼ばれている人達に交代して自民党が復活すれば 裏金議員のせいで負けた と言っていたメディア等の嘘がバレて 岸田石破政権のせいで負けたという事が明らかになってしまう
  • 安倍さん生き返らないかな… 総理になって欲しい人がいないです
  • 自由民主党議員として、党是である憲法改正を常に目指す人間を総裁に選ぶのが当然であろう
  • ポスト石破って、高市?小泉?小林? ヤダヤダ、この3人にこの国難を乗り切れると思ってるの? 考えたら分かるでしょ 焦るな、産経新聞!
  • 総裁の椅子が、ババ抜きのババ化しているのかと産経は嘆いているようです

japannewsnavi編集部の見解

石破首相の続投姿勢と国民の視線

石破茂首相が衆参両院で与党過半数割れという厳しい選挙結果を受けながらも続投を決め込む姿は、多くの国民にとって異様に映っているのではないでしょうか。本来であれば、選挙で示された民意を真摯に受け止め、政権運営の方向性を再検討することが求められる場面です。しかし、石破首相は退陣要求を突っぱね、その背景には旧安倍派との確執があるとも指摘されています。仮にこれが政敵との意地の張り合いであれば、国家運営における冷静な判断が損なわれる危険があります。首相の立場は国益を最優先に考えるべきものであり、個人的な対立や感情で進退を決めることは許されません。加えて、「ポスト石破」と目される有力政治家が消極的な姿勢を見せている現状は、自民党全体の活力低下を示しており、国民にとっては先行きの不透明さを強める要因となっています。

ポスト石破の不在と党内の空気

茂木敏充前幹事長の発言は迫力を欠き、小泉進次郎農林水産相は首相の進退に関して歯切れが悪い対応に終始しています。小林鷹之元経済安全保障担当相も穏健すぎて、強いリーダー像を打ち出せていません。高市早苗前経済安全保障担当相が参院選中に見せた意欲的な言葉も、批判を受けて後退しました。こうした姿勢は、2012年の総裁選時に石原伸晃幹事長が谷垣総裁を差し置いて立候補に意欲を示し、「平成の明智光秀」と揶揄された一件が党内の記憶に残っていることとも無関係ではないでしょう。党内の空気として、現職総理に真っ向から挑むことが裏切りのように捉えられる風土が、積極的な挑戦を阻んでいるのかもしれません。しかし、それが結果として国民不在の政局を長引かせる原因になっていることは否定できません。首相の「名誉ある撤退」が宣言されれば、連立相手や政策方向をめぐる議論が活発化し、政権交代の準備も現実味を帯びるはずです。

保守政党としての立て直しの必要性

少数与党という現状は、仮に総裁選で新たな総裁を選出しても、国会での首相指名選挙を通過できる保証がないことを意味します。野党が完全に結束する可能性は低いとはいえ、予算案や重要法案を通すには何らかの協力が不可欠です。立憲民主党に歩み寄れば保守層の反発を招き、参政党や国民民主党と組むにも、それぞれ次期衆院選をにらんだ戦略的理由から容易には協力を得られません。日本維新の会にも連立に前向きな声はありますが、大勢を占める状況ではなく、支持率の立て直しが先決とされています。このような複雑な政治地図の中で、自民党が保守政党としての信頼を取り戻すには、まず党内のリーダーシップ体制を再構築し、明確な国家ビジョンを提示する必要があります。総裁選はその第一歩であり、単なる人事争いではなく、国家運営の方向性を国民に示す重要な機会です。時間を浪費すればするほど、党内外の支持は失われ、政権の正当性も揺らぐでしょう。保守層の信頼を基盤に据えた再建こそが、長期的な安定を生む唯一の道です。

執筆:japannewsnavi編集部

コメント

コメントする

CAPTCHA


  • 主要
  • SNS
  • スポーツ
  • 動物
  • 国内
  • 政治
  • 海外
  • 特集
  • 経済
  • 芸能
別サイトの記事も見る
  • 主要
  • SNS
  • スポーツ
  • 動物
  • 国内
  • 政治
  • 海外
  • 特集
  • 経済
  • 芸能
別サイトの記事も見る