記事によると…
7月7日、ニューデリーにおいて、小野啓一駐インド日本国特命全権大使と、マニーシャ・シンハ・インド財務省経済局次官補(Ms. Manisha Sinha, Additional Secretary, Department of Economic Affairs, Ministry of Finance, Government of India)との間で、供与限度額2億8,800万円の無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
1 インドでは、行政改革を含む様々な取組が進められています。こうした取組を円滑かつ確実に実施していくためには、制度の構築・改善に向けた若手行政官等の行政能力の更なる向上及び人材育成が急務となっています。この協力は、このような背景をふまえ、インド政府中枢において政策決定に携わることが期待される若手行政官等が、日本の大学院において学位(修士)を取得することを支援するものです。
2 本協力により、昨年度に引き続き、令和8年度に最大で修士課程9名のインドの若手行政官等が日本へ派遣された上で、開発課題の解決に必要な各分野の専門知識を我が国で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とインドの相互理解や友好関係を増進し、「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」としての両国関係の一層の強化に貢献することが期待されます。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【アセアンポータルさんの投稿】
石破政権はGDPで日本を抜くインドの人材育成を支援、2.8億円無償資金協力https://t.co/IQFdejn5A6
— アセアンポータル (@portal_worlds) July 22, 2025
引用元 https://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01365.html?utm_source=chatgpt.com
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japannewsnavi編集部の見解
政府がインドに対して2億8800万円もの無償資金協力を行うという報道を見て、私は率直に疑問を抱きました。この支援は、若手のインド人行政官を日本の大学院に留学させ、修士号を取得してもらうことを目的とした「人材育成奨学計画」だとされています。帰国後にはインド政府内で政策立案などに携わることが期待されているとのことですが、その内容を見て、今の日本の国情と照らし合わせたときに、本当にこれが最優先であるべき政策なのかと、首を傾げざるを得ませんでした。
まず前提として、インドはすでに日本をGDPで抜き、世界第3位の経済大国となっています。人口も世界最多で、今後ますます経済的にも地政学的にも存在感を増す国です。こうした背景を持つ国家に対して、今なお「無償資金協力」という形で日本が支援を行う必要があるのでしょうか。これは単なる善意や友好の証として済まされる問題ではなく、税金の使い道として正当性があるのかという、非常に本質的な問いだと感じました。
私自身、国際協力そのものに反対する立場ではありません。日本が外交関係を築く中で、支援を通じて信頼関係を深めることには一定の意義があると考えています。しかし、それは日本の国内状況がある程度安定しており、余力がある時にこそ可能なことです。現実には、物価高に苦しむ家庭、老朽化したインフラ、消防や医療の現場で資金が不足している地域が多く、どれも無視できない課題です。そうしたなかで、日本よりも高い経済成長率を誇る国に対し、無償で人材育成支援を行うという判断には、素直に納得できません。
日本国内では、若者の教育費負担が依然として重く、進学や留学を断念する家庭も少なくありません。それどころか、日本人自身が国内の大学院に通うための支援すら不十分である状況です。そんな中で、外国のエリート官僚を日本の大学に受け入れ、日本の税金で学ばせるという方針が、本当に日本国民の利益につながるのか。それを問う声が上がるのは当然のことです。
外交戦略の一環として、人材交流を通じて関係を深めるという考えは理解できます。しかし、その手段が「無償」という形でなければならないのかは再考すべきです。費用の一部をインド政府側が負担する、もしくは民間のスカラシップ制度を活用するなど、他に選択肢はなかったのでしょうか。全額日本側の負担という現行の枠組みは、外交としてのバランスを欠いているように思えてなりません。
この政策には、「将来の外交資産としての人材を育てる」という意図も込められているようですが、それが現実的に成果に結びつく保証はどこにもありません。むしろ、相手国の中で日本の存在感が薄れていくリスクすらあります。なぜなら、こうした支援は一度きりでは終わらず、継続的な資金投入とフォローアップが必要となるからです。それが本当に戦略的な投資になっているのか。単に“援助して終わり”という自己満足になっていないか。そうした検証と見直しが今こそ必要だと思います。
私は、まず日本国内の教育・福祉・防災といった基盤をしっかりと立て直すことが先決であると考えています。これまで多くの国民が黙って受け入れてきた“外交による国際貢献”という考え方も、時代が変われば当然、見直しの対象とすべきでしょう。「グローバルパートナーシップ」という言葉が繰り返し使われていますが、それが日本の国益とどうつながっているのか、明確に示されているとは言い難いのが現状です。
今回のインドへの支援は、形式としては過去から続いてきたものと変わりません。しかし、経済状況や国際的な立場が変化した今、過去の慣習をそのまま踏襲するやり方には限界があります。外交政策は、時代とともに柔軟に見直すべきです。特に税金を使った国際協力については、もっと厳しい視点で評価されるべきだと強く感じました。
執筆:編集部A

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