日本はモルドバのサイバーセキュリティ支援でUNDPに資金提供、予算約 8,900 万円 [UNDPモルドバより]

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換算方法(参考)60万ドル × 148.48 円/ドル = 89,088,000 円 → 約 8,909 万円

記事によると…

日本はモルドバのサイバーセキュリティ支援でUNDPに資金提供、予算60万ドル

国連開発計画(UNDP)は、日本政府から資金拠出を受けて、モルドバのサイバーセキュリティ強化を支援するため、予算額が60万米ドルとなるプロジェクトを実施することを明らかにした。

UNDPによると、今回の支援は、日本政府が資金拠出し、UNDPモルドバによる新たな事業である「サイバーセキュリティ・レジリエンス強化」プロジェクトを通じて実施される。予算は60万ドル、対象は司法分野の主要機関で、プロジェクトは2026年3月まで続く。

このプロジェクトは、国内外の基準に準拠した内部サイバーセキュリティポリシーおよびプロトコルの策定と導入が計画されている。また、対象機関の職員向けに、サイバーセキュリティ分野における新たな手続きやベストプラクティスに関する研修プログラムも実施される予定である。

[全文は引用元へ…]アセアンポータル 2025年7月17日

UNDPモルドバより

日本政府とUNDPは、モルドバ共和国の公共部門のサイバーセキュリティ強化を支援しています。

法務省および司法関連機関(司法・裁判所行政情報化機構、国立法務省司法研究所)は、レジリエンス(強靭性)とサイバーセキュリティ強化に向けた取り組みにおいて、日本政府と国連開発計画(UNDP)による支援を受けることになります。この支援は、公共部門をサイバー攻撃から守り、国民への不可欠なサービスの継続的な提供を確保することに貢献します。

この支援は、日本政府が資金を提供し、UNDPモルドバ事務所が実施する60万米ドルの予算で、「モルドバ共和国の重要セクターにおけるサイバーセキュリティのレジリエンス強化」という新たなプロジェクトを通じて提供されます。このプロジェクトは2026年3月まで実施され、司法分野の主要機関を対象としています。 

「法務省は、司法改革プロセスを支える複雑なデジタルシステムを管理しています。これは、国の欧州統合への道筋における中核的な柱です。デジタル技術の利用拡大は、効率性とサービスへのアクセスという面で大きなメリットをもたらしますが、同時にサイバーセキュリティのリスクも高めています。新たな脅威から私たちを守るためには、近代的なインフラ、高性能機器、そして強固なセキュリティポリシーへの投資が不可欠です」と、ヴェロニカ・ミハイロフ=モラル法務大臣は述べました。

[全文は引用元へ…]

要約

日本の支援内容(事実)

プロジェクト名称: Enhancing cybersecurity resilience across the Republic of Moldova’s critical sectors
予算: 60万米ドル(JPY換算:約8,900万円)
締結・拠出者: 日本政府
【UNDPモルドバ公式】によると、

  • 対象:司法分野の主要機関(法務省、司法・裁判行政デジタル庁、国立司法研修所など)
  • 期間:2025年~2026年3月
  • 実施機関:UNDPモルドバ

支援の目的と活動内容

  • 国内外の基準に沿った内部サイバーセキュリティポリシーとプロトコルの策定および導入
  • 司法関連機関の職員を対象とした、手続き・ベストプラクティスに関する研修プログラム実施

主要関係者の発言

  • Veronica Mihailov‑Moraru(法務大臣): EU統合の基盤として司法のデジタル化を進める上で、現代的インフラやセキュリティ規範への投資が必要と発言
  • 山田洋一郎駐モルドバ大使: 「司法改革の着実な進展は、投資誘致や健全なビジネス環境づくりの鍵となるでしょう」と述べた
  • Daniela Gasparikova(UNDPモルドバ常駐代表): 「戦略的パートナーシップと賢明な投資により、公共サービスと市民を守ることができる」と述べた

[全文は引用元へ…]2025年5月12日

以下,Xより

【アセアンポータルさんの投稿】

引用元 
https://www.undp.org/moldova/press-releases/government-japan-and-undp-support-strengthening-cybersecurity-public-sector-republic-moldova?utm_source=chatgpt.com

画像出典:日本経済新聞

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japannewsnavi編集部の見解

モルドバの司法分野におけるサイバーセキュリティ支援の枠組み

モルドバ共和国において、日本政府が資金を拠出し、国連開発計画(UNDP)モルドバ事務所が実施する形で、サイバーセキュリティ強化のための新たな支援プロジェクトが開始される。この事業は、「モルドバ共和国の重要セクターにおけるサイバーセキュリティのレジリエンス強化」を目的としたものであり、予算は60万米ドル、実施期間は2026年3月までとされている。

このプロジェクトの主な対象は、法務省および司法関連機関(司法・裁判所行政情報化機構、国立法務省司法研究所)であり、公共部門のサイバーセキュリティ体制を強化することを目的としている。日本からの支援は、公共サービスの継続的な提供や、司法制度の安定的運用に資するものとして位置づけられている。

具体的には、国際的な基準に準拠した内部サイバーセキュリティポリシーの策定や、情報セキュリティに関するプロトコルの導入が進められる。また、受益機関の職員に対しては、実務的な研修プログラムが実施される予定であり、新たな脅威への対応能力の向上が期待されている。

関係者の発言とプロジェクトの意義

モルドバのヴェロニカ・ミハイロフ=モラル法務大臣は、本プロジェクトの発表に際し、同国が目指す欧州統合の道筋において司法のデジタル改革が重要であると強調。デジタル化は行政効率と市民の利便性を向上させる反面、サイバー脅威も増大するため、インフラ投資とセキュリティ体制の強化が不可欠であると述べた。

また、山田洋一郎駐モルドバ日本国特命全権大使は、司法制度の整備が民主的発展の要であり、信頼性のある司法制度は海外投資を呼び込むうえで重要な要素であると説明した。モルドバがより安定した国家運営を目指すうえで、司法分野におけるデジタル環境の強化は不可欠との認識を示した。

UNDPモルドバ常駐代表のダニエラ・ガスパリコワ氏は、「サイバーセキュリティの強化は、将来の不確実なデジタル課題に備える意味でも重要であり、戦略的なパートナーシップと適切な投資が公共の安全に直結する」と述べ、国際協力の意義に言及した。

今後の展開と国内における視点

このように、モルドバに対するサイバーセキュリティ分野での協力が具体的に進んでいることは、外交や技術支援の枠を超えた実務的な展開とも言える。一方、こうした海外支援の拡充に触れたとき、国内の状況と照らし合わせて考える部分もある。

現在、日本国内では教育費の高騰や生活費の負担に苦しむ学生・若年層が増加しており、特に地方や低所得世帯においては学びの機会そのものが制限されている現実もある。そのため、海外に対する支援の意義を否定するものではないが、同時に国内の課題解決に向けた投資が優先されるべきではないかと感じる部分もある。

サイバーセキュリティというキーワードは、国家の安全保障や情報保護に直結するものであり、その重要性は疑う余地がない。ただし、そのような分野において日本が積極的に国際貢献を行うのであれば、国内における同分野の整備や教育支援にも目を向ける必要があるだろう。

このプロジェクトを通じてモルドバの司法制度が安定し、国際社会における信頼を獲得する一助となることは理解できるが、日本国内の生活者がその意義をどれだけ実感できるかは別の問題である。支援の成果が外交上の実利として可視化されるかどうかが、今後の支援策全体の評価にも関わってくるだろう。

執筆: japannewsnavi編集部

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