中国人「日本のバスに乗車拒否された、これって差別?」=7割近くが選んだのは…

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レコードチャイナによると…

中国のSNS・小紅書(RED)に「日本のバスに乗車拒否されたけど、これは差別ですか?」との投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者は先日、東京で中型のスーツケース1個と小型のスーツケース1個を持ってバスに乗ろうとしたところ、運転手に「荷物が多い」ことを理由に乗車拒否されたという。投稿者は「皆さんにお聞きしますが、これは正常な事なのでしょうか?それとも純粋な差別でしょうか?明確な規定があるのでしょうか?」と問い掛けた。

投稿者は小紅書上でアンケートを行っており、1283人が回答。「差別ではない」が最も多く869票(約68%)、「差別」が226票(約18%)、「状況による」が188票(約14%)となっている。

ネットユーザーからは「差別でしょ」「クレームを付けるべき」「もう帰国しなよ」「日本は今観光客が多いからその恩恵を受けてない人はイラ立ってるんだよ」「子どもを背負ってスーツケース2個持って乗ろうとして拒否されたことがある。そのバスには何度も乗ったことがあったのに。たぶん、運転手のその時の気分次第なんだと思う」といった声が上がった。

一方で、「差別じゃない。バスには荷物制限がある。スルーされることもあるけど、指摘されたら仕方ない」「規定があるはず。乗客が少ない時は目をつぶってくれることもある。でも、乗せてくれないからって差別というのはおかしい」「路線バスは小さいスーツケース1個までだったと思う」「日本の路線バスにはちゃんと規定がある。運転手さんが拒否するのは何の問題もない」「各バス会社の公式ウェブサイトに書いてあるよ」など、決まりがあると指摘する声が多く寄せられている。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【jnnaviさんの投稿】

引用元 https://www.recordchina.co.jp/b955740-s25-c30-d0052.html

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japannewsnavi編集部Aの見解

「日本のバスに乗車拒否されたけど、これは差別ですか?」という中国のSNS「小紅書(RED)」での投稿を読んで、私は率直に、またこうした事例で「差別」という言葉が軽々しく使われてしまう時代になったのかと、複雑な気持ちを抱きました。この投稿は東京で、スーツケースを2個持ってバスに乗ろうとした中国人旅行者が運転手に拒否されたという内容で、その理由が「荷物が多い」ことだったという点に議論が集まっています。

まず私が強く感じたのは、これは「差別」ではなく「運行上の判断」であって、極めて実務的かつ合理的な対応であった可能性が高いということです。公共交通機関である路線バスには、当然ながら安全運行のための規定が存在します。そして、それは特定の国籍や出自に関係なく、すべての利用者に対して平等に適用されるべきものです。今回のケースでも、スーツケースが中型と小型の2個という点で、明らかに通常の持ち込み範囲を超えていたと判断されたのでしょう。

実際、ネット上のアンケートでも「差別ではない」と答えた人が約7割に達しており、多くの人が冷静な視点でこの出来事を捉えていることに安心感を覚えました。私もこの結果に同意しますし、感情的な反発よりも、まずは事実関係と規定を確認する姿勢が重要だと考えます。

また、こうした対応が行われる背景には、訪日外国人旅行者の急増と、それに伴う公共交通の過密化があります。観光立国を掲げる日本では、政府による地方誘客やインバウンド需要の取り込みに多額の税金が投入されており、観光客を歓迎する姿勢が前面に出されている反面、現場ではその急増に対応しきれない交通機関やサービス業従事者の疲弊が続いています。

特に東京などの都市部では、朝夕の通勤ラッシュに加え、日中も観光客によってバスや電車が混雑することが日常となっています。その中で、乗客全体の安全や快適性を守るために運転手が荷物の多い乗客に対して注意を促すことは、職務上当然の対応であり、むしろ評価されるべき判断です。運転手がその場の混雑状況や車内スペース、安全面を総合的に判断し、乗車を断るのはむしろプロとしての責任の表れだと私は考えます。

他方で、今回のように「外国人が拒否された」という構図になると、すぐに「差別ではないか?」という見方が持ち上がる傾向があるのも現代社会の特徴です。しかし、それは非常に危うい論法であり、安易な差別認定が本来の差別問題の深刻さを軽視してしまう恐れがあります。本当に守るべき人権や平等の概念を、誤った場面で適用してしまえば、結果的に社会の分断を深めるだけです。

もちろん、バス会社や運転手側も、外国人観光客がこうした規定を知らない可能性を踏まえ、できるだけ丁寧に説明することは必要でしょう。その意味で「多言語による案内表示の強化」や「外国人向けのガイドラインの明示」は今後さらに改善すべき点であり、観光政策に組み込むべき課題だと思います。最近では「観光立国ショック」などと呼ばれるほど、インバウンドに偏重しすぎた政策の反動が各地で出てきており、今後はよりきめ細やかな配慮が求められます。

それにしても、こうした個別の体験をSNSに投稿し、多くの人の判断を仰ぐというスタイルも、今の時代らしい現象だと感じます。一方では透明性や共感が高まりやすくなる一方で、感情的なコメントや一面的な解釈が拡散されやすくなるという副作用もあるのは否定できません。「差別」か「正当な対応」かを決めるのは、本来であれば制度や規定、そしてその運用実態を見た上で判断されるべきであって、SNSの空気で断定されるようなものではありません。

また、コメントの中には「タクシー使えばよかったのに」といった声も見られました。確かに、大きな荷物を持って公共交通を利用するのは、利用者自身もある程度気を遣うべき場面です。日本では特に、公共の場でのマナーや周囲への配慮が重視される文化があり、それを理解することも“おもてなし”の一環だと私は思います。

この一件から見えてくるのは、訪日外国人の受け入れにおける制度とマナー、そして現場対応のすれ違いです。観光庁や地方自治体が推進している「インバウンド受入環境整備」はこうした問題に応えるものであってほしいと願います。外国人観光客に優しくすることと、日本社会の秩序や安全性を守ることは、決して対立するものではありません。そのバランスをどう取るかが、これからの観光政策に問われていると思います。

執筆:編集部A

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