【岸田前首相】野党の公約は「ポピュリズム的で一発芸のよう。持続可能性をしっかり考えてほしい」

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日本経済新聞によると…

岸田文雄前首相、野党の公約は「一発芸」 参院選巡り

自民党の岸田文雄前首相は1日夜、参院選を巡り、野党各党の公約を批判した。長崎県佐世保市での集会で「ポピュリズム的で一発芸と言っていいほど、先を考えない政策もどんどん出ている。持続可能性をしっかり考えてほしい」と述べた。

参院での与党過半数維持の重要性を重ねて強調し、過半数割れすれば「いよいよ日本は決めることができない政治に陥ってしまう」と訴えた。〔共同〕

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【日本経済新聞さんの投稿】

引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01D3Y0R00C25A7000000/?n_cid=SNSTW006&n_tw=1751377827
画像出典:日刊スポーツ

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  • 一発芸ならまだいいよ。 おたくは、お家芸になってまっせ

japannewsnavi編集部Bの見解

「一発芸」発言ににじむ岸田前首相の本音

岸田文雄前首相が参院選に関して、「野党の公約は一発芸のようだ」と表現したことが報じられ、思わず耳を疑いました。野党への批判としての意図は明らかですが、かえって自民党自身の政策にもブーメランのように跳ね返る言葉に聞こえたからです。

確かに、野党の中には現実的な財源の裏付けが見えにくい公約もあります。国民の耳あたりのいい言葉を並べるだけで、持続可能性を軽視しているような内容があるのは事実でしょう。しかし、だからといって「一発芸」と断じるような言葉遣いが、果たして元首相の発言としてふさわしいのか疑問が残ります。

というのも、自民党自身が参院選公約に掲げた「国民一人あたり2万円の給付金」こそ、突発的で具体性に欠ける“その場しのぎ”の印象を与えているからです。福岡市長が指摘したように、自治体には莫大な事務費用がのしかかり、実務現場は疲弊しています。全国規模で見ればその負担は計り知れません。そのような政策を掲げておきながら、他党を「一発芸」と呼ぶのは、少々自己矛盾に映ります。

岸田氏が「持続可能性を考えよ」と述べたこと自体は正論です。しかし、自党の公約やこれまでの実績にその視点がどれだけあったかを振り返らず、他者の公約だけを断罪するような姿勢には、かえって国民の不信感を招きかねない危うさを感じます。

「ポピュリズム的」とは誰のことか

岸田前首相は、野党の公約を「ポピュリズム的」と評しました。これはつまり、大衆迎合的で、短期的な人気取りに走った政策だという意味でしょう。ですが、冷静に見れば、「インベスト・イン・キシダ」と掲げた政策も、決して長期的展望に基づく骨太なビジョンがあったとは言いがたいものでした。

国民の生活に直接響くような改革や構造的な問題への取り組みは先送りされ、検討に検討を重ねる姿勢ばかりが目立ちました。その結果、政策の具体性やスピード感に欠ける印象がつきまとい、「検討使」というあだ名までつけられたわけです。そうした背景を考えると、今回の発言はむしろ「お前が言うな」と受け取られても仕方がない部分があるのではないでしょうか。

自民党内で石破茂氏を推した流れも含め、岸田氏は党内の求心力を取り戻せていないまま退陣しました。その責任の所在についても、本人が語ることは少なく、今回のように野党を批判する場面だけで前に出てくる姿は、どうにも説得力に欠けます。

政治には批判が必要です。ただし、その批判が国民に響くためには、言葉と行動が一致していなければなりません。自らが何を行ってきたのか、何を行えなかったのか、そうした自己検証の姿勢を持たない限り、「ポピュリズム的」といった批判はむなしく響くだけです。

今、政治家に本当に求められているもの

今回の発言を聞いて、改めて思うのは、今の日本政治に欠けているのは「覚悟」と「説明責任」だということです。どの政党であれ、財政の現実を直視したうえで、何を優先し、何を削るのか。耳障りの良いことばかりではなく、痛みを伴う改革にも踏み込む誠実さこそが問われていると思います。

選挙前に突如打ち出される給付政策、財源の説明がないままの大盤振る舞い、そして責任の所在が曖昧なままの人事――こうした体質こそが、政治不信を生み出してきました。「一発芸」と揶揄されるような政策を本当に減らしたいのであれば、まず与党自身がその姿勢を見直す必要があります。

国民は冷静です。一時のパフォーマンスではなく、地に足の着いた議論を求めています。政治家が使う言葉一つひとつに、信頼が宿るか、それとも失われるかが懸かっていることを、もう一度自覚していただきたいものです。

選挙戦が本格化する中で、国民は政策の中身と政治家の姿勢をしっかり見ています。「一発芸」発言は、批判の矛先が野党に向いているようでいて、実は自民党自身の足元をも照らし出しているのではないか。そう感じたのは、私だけではないと思います。

執筆:japannewsnavi編集部B

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