【自民・公明】裏金と消費税でぎくしゃく

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時事通信によると…

自公、裏金・消費税ぎくしゃく 参院選「政治の安定」訴えも

 参院選(7月3日公示、20日投開票)を控え、自民、公明両党がぎくしゃくしている。派閥裏金事件に関係した自民候補を公明が推薦する動きは止まったままで、争点となる物価高対策でも本音の食い違いが露呈。与党は参院選を「政権選択選挙」と位置付けるが、選挙後は連立政権の枠組みを巡るあつれきが生じる可能性もある。

(略)

 与党は「自公政権こそ政治の安定につながる」とアピールする考えだ。ただ衆院で過半数に届かない少数与党の状況は参院選後も変わらないことから、連立の枠組み拡大の議論が必要との見方は自公内に根強い。首相が、通常国会で本予算に賛成した日本維新の会の前原誠司共同代表とのパイプを重視するのに対し、公明は関西で維新と対立関係にあるなど、自公の立場は一致しない。

 自民幹部は「いつまで公明と連立を組んでいるかも分からない」と公明をけん制した。

[全文は引用元へ…]2025年06月28日07時06分

要約

参院選(7月3日公示、20日投開票)を前に、自民党と公明党の連携にぎくしゃくした空気が広がっている

派閥裏金事件で名前が挙がった自民党現職3人を、公明党は4月に推薦決定していたが、党内の反発で以後の推薦は保留状態が続いている

・石破茂首相と公明・斉藤鉄夫代表は27日に会談し、「連立与党の心合わせ」を図ったが、裏金候補の推薦問題は協議されなかった

・公明党は、昨年の衆院選で裏金問題に関与した議員を推薦し大敗したことから、地方議員らの反発が強く、執行部が釈明に追われた経緯がある

・残る裏金関係候補の推薦について、斉藤代表は「厳しい基準で検討」と述べるにとどめ、自民側も「これ以上は求めない」と推薦見送りの可能性を示唆

比例での自民から公明への支援も期待できないとの声が公明関係者から漏れている

物価高対策をめぐり、公明党は食料品の消費税率を8%から5%に引き下げる案を一時検討したが、自民の強い反対で断念

・ただし、公明はその案を公約ではなく「重要政策課題」と位置づけ、今後の検討余地を残した

・与党は「自公政権こそ政治の安定」と主張するが、衆院での少数与党状態や、今後の連立の枠組みをめぐる議論が避けられない

・石破首相は、通常国会で本予算に賛成した維新の前原誠司共同代表との関係を重視している一方で、公明は関西で維新と対立しており、自公間で温度差がある

・自民党幹部からは「いつまで公明と連立を組んでいるのか分からない」といった、牽制的な発言も出ている

以下,Xより

【時事通信さんの投稿】

引用元 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025062701042&g=pol

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みんなのコメント

  • 自民党は、統一教会議員、裏金議員を一掃しないと、国民の信用は取り戻せないですよ。 幹部級の議員でも容赦なく切る。 覚悟を持って、それくらいやらないとダメです。 そして、若くて頭のキレる新しい人材を登用すべきでしょう。

japannewsnavi編集部Bの見解

自民党と公明党、参院選前に広がる亀裂

参院選を目前に控えた今、自民党と公明党の関係に目に見える“ゆるみ”が出てきたことに、私は強い懸念を抱いています。特に裏金問題や物価高への対応といった国民の生活に直結するテーマで、与党間の足並みが揃わないという現実は、もはや単なる「意見の違い」では済まされない状況に来ているのではないでしょうか。

裏金問題をめぐっては、自民党内で派閥ぐるみの不記載行為が明らかになり、公明党が一部候補者の推薦を保留するなどの動きが続いています。その判断には一定の理解が持てるものの、推薦の可否が「話題にすら上がらなかった」という与党首脳同士の会談内容には、正直驚きを隠せません。国民が最も疑問と怒りを抱いている問題に触れないというのは、政権運営への信頼そのものを損ねる行為です。

さらに、物価高対策でも意見が一致していません。公明党は食料品の消費税を5%へ引き下げる案を検討したものの、自民党からの強い反発により見送られたとの報道があります。公明側は「重要政策課題」として引き続き検討するとしていますが、実現性は極めて不透明です。

このように、与党内ですら根幹政策で意見が食い違っている中で、「自公政権こそ政治の安定」などと言われても、説得力を感じることはできません。むしろ、「政権の形だけは保っているが、中身はバラバラ」という印象が強くなってきています。

政権浮揚のカギは“覚悟ある刷新”

もし今のままの空気が続くのであれば、自民党が支持率を回復することは難しいと私は思います。そもそも、国民の信頼を失った要因は明確です。統一教会との関係が指摘された議員たち、裏金問題で名前が挙がった幹部議員、それに対して「うやむや」で済まそうとしてきた政党の体質です。これを一掃しない限り、どれだけ選挙前に政策を打ち出しても、有権者には響かないでしょう。

覚悟を持って、幹部級の議員でも容赦なく切る。そうした本気の姿勢を見せてこそ、初めて「本当に変わろうとしている」と国民は感じるはずです。中途半端な対応で「処分はした」とアピールしても、根本的な体質が変わらなければ、また同じことが繰り返されるだけです。

私個人としては、「僕、総理大臣辞めます」と石破首相がもし本気で言えば、それだけで一気に風向きは変わる可能性すらあると思っています。それほど、いまの政権には「変わる意思」を見せることが求められているのです。責任ある撤退は、むしろ政治家としての信頼を高める行動にもなり得ます。

また、今後の政権運営を考えるうえで必要なのは、若くて頭のキレる新しい人材を積極的に登用することです。政治の現場が高齢化し、既得権益を守る動きばかりが目立つようでは、時代に取り残されるのも当然です。世代交代を本気で進める。それは一過性の話題ではなく、将来の政治の質そのものを変える礎になるはずです。

自民党が再生するために必要なこと

現状のままでは、いくら「政治の安定」を訴えても、国民にとっては絵に描いた餅です。政権の内側からは不協和音が漏れ、足並みが揃わない様子が露呈し、裏金問題の処理も中途半端。これで「自民党に任せておけば安心」と感じる人がどれだけいるでしょうか。

むしろ今は、自民党が「一度壊れてでも立て直す」覚悟を見せることが求められていると感じます。連立にこだわるよりも、公明党との関係を見直す。岩屋毅氏のように評価が下がっている議員を更迭する。そして、何より信頼を失わせた象徴となってしまった人物に対して明確な責任を取らせる。そうした具体的な行動こそが、支持回復への近道だと私は思います。

もちろん、批判のための批判ではありません。むしろ私は、保守政治に一定の信頼を置いています。だからこそ、その信頼が裏切られるような対応やごまかしには、強い不満と落胆を覚えるのです。

今の政治に必要なのは「票を稼ぐアイデア」ではなく、「信頼を積み重ねる改革」です。それをやり遂げられるかどうかが、今の自民党に問われているのではないでしょうか。

執筆:編集部B

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