今、日本で働きたいベトナム人が減ってきてるらしい

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中央公論によると…

ルポ 日本見限るベトナム人技能実習生――日韓台の外国人労働者争奪戦が始まる

コロナ禍をまたぎ状況が一変

まるで商売にならない。

 ベトナムの首都・ハノイの「送り出し機関」幹部が現状を嘆いた。

 送り出し機関とは、海外労働者向け人材派遣会社のことだ。日本に向けたそれは、主に現場作業に従事する「技能実習生」(以下、実習生と表記)の送り出しになる。

 コロナ禍による出入国制限以前は、募集に困ることはなかった。面接の1週間前には履歴書が届き、候補者と顔を合わせた。企業の採用予定人数の3倍を目処に候補者を集め、中卒者やタトゥーの入った者をNGとする送り出し機関も多かった。

 (略)

 面接に参加した候補者が採用されれば、送り出し機関は成功報酬として一人当たり1000〜1500ドルを募集ブローカーに支払った。


 だが、コロナ禍による出入国制限をまたぎ、状況が一変する。

「円安の進行とともに日本人気が下がり、面接参加者が集まらない。昨年頃から送り出し機関と募集ブローカーの立場が逆転し、募集コストが経営を圧迫している」

 複数の送り出し機関関係者がそう口を揃える。ある幹部の詳述。

「今では採用の結果にかかわらず、候補者を集めるだけで一人当たり約1000ドルを募集ブローカーに支払っている。それも、履歴書が届くのが面接の前日だったり、面接直前に候補者が入れ替わったりする」

 採用されれば、募集ブローカーには追加で成功報酬を支払う。

「地方の労働局とパイプがある国営の大手送り出し機関などをのぞけば、日本への実習生の送り出し事業はもう難しいのではないか」(同前)

 面接を組むだけで膨大なコストがかかるため、企業の採用予定人数だけ候補者を集め、残りは300ドル程度で面接に参加するアルバイトを雇い、体裁を整える–そんな送り出し機関もあるという。

 外国人労働者最大の供給国であるベトナムで「日本離れ」が起きている。労働者と言っても、その実態は単純労働作業に就く実習生だ。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

ツイッター速報さんの投稿】

引用元 https://chuokoron.jp/society/126929.html

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みんなのコメント

  • 嬉しい😃
  • 随分前から言われているけど一向に減らないグエン
  • 減っていいです。犯罪件数多すぎ。
  • 本当に外貨稼ぎたいならオーストラリアとか英語圏いった方が良い気しますね。
  • 少し明るい情報、ありがとう🍀
  • 前にベトナム人(?)っぽい女の子の2人組が、食品工場の送迎バスの道路傍に植えられる満開のツヅジに顔つけて写真撮ってるの見た時は切なくなった。
  • 昔からそう そりゃ行けるんなら時給高いアメリカとかオーストラリア行きたいけど 色々と厳しいから来やすい日本に来てるだけだからね それでもベトナムで働くよりはいいから日本来てるって言ってたよ
  • 最近はタイの方が稼げるらしいですからな
  • 来なくていい❗️
  • 自国へお帰り〜👋
  • これを円安に求めてたんだよ ものづくりも戻ってきてるし、暫くこのままでいいや
  • 自主的に帰って頂く、初めから選択肢から外して頂く、なんと効率の良い!
  • 円安だからねー
  • そうそう!日本は稼げないし日本語難しいし、ルール多いしで大変だから[イギリス]や[米国]、ヨーロッパなどに行きなさい オーストラリアやニュージーランド、[カナダ]も良いぞ!
  • 円安で全然魅力ないから、来るのは他の国に行けない「元やんちゃ」ばかり。と受け入れ団体の理事長やってる友達が言ってた。
  • さらばグエン(*・ω・)ノ
  • 吉報ですねっ😆
  • そりゃ働きに来た時より政府のせいで日本の経済が悪くなってるし低賃金で働かせられるし常識のない外国人のせいで日本の治安が悪くなってるからまともな外国人なら帰国を考える事は当然の選択
  • 日本で実習生で働けるのは、ひと握りの人で 優秀な人なんです。英語も日本語も堪能 しかし、 英語もベトナム語も通じない 日本人も最低賃金で働かないような会社ばかりです 私は実習生と話す機会が多いですが、 会社側は一方的に命令するだけで、 彼らの思ってる事や感じていることは伝わらないそう。
  • 喜ばしいことで 馬鹿な自公政権が働き改革だのパートの女性たちの上限を決め 日本人を働かせない政策をおこない 外国人を入れ安い賃金で働かせる そして逃げ出し不法滞在し犯罪を犯す 自民党ってろくな政党じゃないね

japannewsnavi編集部Aの見解

技能実習制度の崩壊と日本の信頼低下

私がこの記事を読んでまず驚いたのは、かつてあれほど人気を誇っていた「日本で働く」という選択肢が、今ではベトナム人の若者にとって魅力的ではなくなってきているという事実です。ハノイの送り出し機関の幹部が語った「商売にならない」という一言が、今の実情をすべて物語っているように感じました。

日本における技能実習制度は、表向きは国際貢献をうたい、発展途上国の若者に技術や知識を移転するという理念で運営されています。しかし、その実態は、慢性的な人手不足を補うための労働力確保という側面が強くなっています。この「建前と本音」の乖離が、海外の送り出し機関やブローカーの信頼を徐々に失わせてきたのではないでしょうか。

コロナ禍を経て、日本社会そのものが変化しました。外国人労働者の受け入れにおいても、以前のような一方的な選別主義では通用しなくなってきています。送り出し機関が人材を集められず、逆にブローカーに主導権を握られ、コスト負担にあえいでいるという構図は、まさに制度の末期症状のようにも映ります。

円安と待遇悪化がもたらした日本離れ

今、東南アジア諸国の中で、日本の人気が相対的に低下しているという事実を、日本人はもっと真剣に受け止めるべきだと思います。とくに円安の影響は大きく、同じ働き方でも手元に残る金額が減ってしまうことは、ベトナムの若者たちにとっては非常に重大な問題です。彼らにとっては、日本に行くというのは家族の生活を支えるための「投資」でもあるわけで、見返りが小さいと判断されれば、当然ながら他国を選ぶようになります。

実際、記事の中でも「今では採用の結果にかかわらず、候補者を集めるだけでブローカーに1000ドルを支払う」という話がありました。これは、かつての「選ばれる日本」から「選ばれない日本」への転換点を意味しているように思えます。待遇やサポート体制が整備されていないまま、安価な労働力として外国人を扱ってきたツケが、ここにきて一気に表面化してきているのではないでしょうか。

このような状況下では、もはや実習制度そのものが持続可能とは言えません。外国人労働者に依存している現場が多いからこそ、日本政府や企業側が本気で制度を見直す必要があります。たとえば、実習生を「単なる作業要員」として見るのではなく、共に働くパートナーとして処遇を改善する努力が求められます。

技能実習制度の今後と日本の選ばれ方

私はこの記事を読んで、日本社会が変わるべきタイミングに来ていることを強く感じました。国際貢献という名目のもとで、実質的には低賃金労働を担わせていたこの制度は、既に限界を迎えています。制度が維持されてきたのは、送り出し国の事情と、日本の経済力に支えられていたにすぎません。

ところが、経済的な魅力が薄れ、制度の透明性にも疑問符がつく中で、ベトナムの若者たちが「日本を見限る」という選択をし始めた。これは単なる人材確保の問題にとどまらず、日本という国の評価そのものが問われている問題だと思います。今後、日韓台が同じ人材をめぐって競争する時代になることを考えれば、日本が今のままの姿勢でいては確実に取り残されるでしょう。

私は、日本が今こそ「選ばれる国」であるために、実習生制度の抜本的な見直しと、待遇改善に本気で取り組むべきだと考えます。人材は「使い捨てるもの」ではなく、「共に未来をつくる存在」です。その視点を持たなければ、日本の労働現場はもはや成り立たなくなるかもしれません。

執筆:編集部A

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