岸田前首相、コメの適正価格聞かれ「日々生活する国民が判断して…」

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スポニチアネックスによると…

岸田文雄前首相(衆院広島1区)が8日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。コメ価格の高騰問題について言及した。

(略)

番組では、岸田政権時代にコメ価格は1・8倍になり、さらに石破政権に代わって1・3倍になっていると伝えた。

 梅津弥英子アナウンサーが「コメの適正な価格っていうのはどれくらいだとお思いですか?」と聞くと、岸田氏は「適正な価格ってのは日々生活する国民が判断していくものだと思いますから具体的な数字を言うべきではないと思いますが、こういった経緯の中で政治がどこまで説得力ある説明をできるかどうかが大事だと思いますので、まずは価格対策をしっかりやっていくこと。これが基本だと思いますが、それと並行しての検証、ぜひ注視したいと思っています」と答えていた。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

himuroさんの投稿】

引用元 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/06/08/kiji/20250608s00041000135000c.html

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みんなのコメント

  • あっ、政治家の先生と呼ばれる方々は米価の平均ご存じないんだ〜そんなでよく米価についての議論できるよな〜まあナナヒカリの回答よりは少しだけ受け答えできてるのが救いか奴は会話のキャッチボールにすらなってなかったからな〜
  • 考える能力がないから丸投げなん(´・_・`)カナ-
  • 人生そのもの責任は取らない😑
  • やはり天下無双の🐎🦌‼︎
  • 国民が判断するのであれば国会議員はいらない
  • 元祖無能さんですから
  • 国民から「高すぎる」って声が挙がったら下げてくれるってことか?(現状はそうなってないし、そのようにする仕組みがあればこんな混乱はすぐに収まると思うのだが)
  • 市場原理と言うけど米価に関しては今まで政府が統制していた経緯があり、今でも農家には営農計画書なる物を提出させて管理しているのが実情だし、市街化調整区域を制定し、自由に土地利用出来ない様にしている。外米の輸入に関しても国の方針がある。国の関与が大きい事は誰でも分かるよ岸田!
  • クソ野郎!😡お前の在任時からの問題やろが!😡
  • 俺らお金あるし関係ないもんって?しかも、日本国民では無いような言い方
  • 相変わらず低脳‼️
  • 要約すると、米とか興味ないってことでいい?w
  • 岸田は何も考えてないな。他人任せ。というより、国民の事なんて眼中にない前首相。恐ろしいし、再登板なんてあってはならないことがわかる。
  • 財務省のレクが無くなると途端にバカになる(笑)
  • その国民は日本国ですか?中国ですか?
  • なら元の価格に戻せよ。昨年秋くらいから米の動向は変だったけど、米の輸出は過去最高なんだし、それで随分収益上げてるんだから、もう国内米価下げた方がいい。
  • 国民スルーしてきた結果がこれだろ!
  • そこまで国民生活と解離している政府である事を自認した岸田自民党。民が主役、民の生活こそが基準であるはずの民主主義国家の日本。なのに民の生活など分からない、興味もないのが今の自民党と財務省の実態。
  • じゃ買う自分たちはkg100円で生産者にはkg1万渡してやって国民が決めろって言ったよなメガネ
  • 「自分では一般国民の生活感が分かりません」と言っているようなものです。政治は、一般国民の水準で生活している人がやらなければならないのに。岸田には無理な話ですね。

japannewsnavi編集部Aの見解

「国民が判断する価格」とは政治の放棄ではないか

先日、岸田文雄前首相がテレビ番組の中で「コメの適正価格については、日々生活する国民が判断するものだと思う」と語ったことが話題になっていました。私はこの発言を聞いて、非常に曖昧で、政治家としての責任を回避しているように感じました。

もちろん、市場経済においては需要と供給のバランスで価格が決まる側面があります。とはいえ、「国民が判断する」と言い放つだけでは、政治の本来の役割を果たしているとは思えません。なぜなら、コメは単なる商品ではなく、日本の食と文化の中心にある主食だからです。

実際、岸田政権時代にはコメの価格が1.8倍に高騰し、その後の石破政権でもさらに1.3倍に上昇したとされています。こうした中で、物価高に苦しむ庶民が「適正価格」を判断しろと言われても、選択肢があるわけではありません。毎日の食卓に欠かせないものである以上、価格が高騰しても買わざるを得ない。だからこそ、政治が関与し、価格の安定を図る責任があるのです。

この発言の背景には、「市場に任せるべきだ」という自由主義的な考えがあるのかもしれません。しかし、日本の農業、特に米作りは、長年にわたって政策的に保護されてきた分野でもあります。その保護の根拠は、食料安全保障という観点にあります。国内で必要な主食を安定して生産・供給できる体制がなければ、有事の際に国民の命が危険にさらされる。それを理解した上での価格対策こそが政治の役割だと思います。

物価高のなかで問われる「生活実感」との乖離

岸田前首相の発言は、現実に米の価格が高騰し、家計を直撃している状況と大きく乖離しています。私の周りでも、コメをはじめとした食品の値上がりに対して「もう限界だ」「米すら高級品になりつつある」といった声が聞かれるようになりました。

そのような中で、「国民が判断する」と言われても、何をどう判断すれば良いのか分かりません。選択肢があればまだしも、買うか、食べないかの二択しかないのが庶民の現実です。しかも、その“判断”の結果が市場に反映されるには、時間もデータも必要です。

食料価格の安定性は、政治の最も基本的な課題の一つです。たとえば、低所得層への補助金や、農業への直接支援、価格調整の仕組みなど、政府が果たすべき役割は多岐にわたります。こうした仕組みを一切無視して「あとは国民に任せます」と言ってしまうのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。

また、この発言には「政府には具体的な価格介入はしない」との意思表示のようにも聞こえます。もしそうであるならば、これまで長年にわたり実施されてきた価格調整や米政策の歴史は、一体何だったのか。多くの農家が価格下落のたびに補助金に頼りながらも、懸命に米を作り続けてきたその努力を、軽視しているようにも感じてしまいます。

政治家の言葉は、現場の生活に届いているか

私は、政治家がメディアで発言する際に最も大切なのは、「言葉が現場の生活に届いているか」だと思っています。今回の岸田氏の言葉は、あまりにも遠く、まるで実感の伴わない“空中戦”のように感じました。

「国民が判断すればいい」という姿勢は、聞こえは民主的かもしれません。しかし、実際には「政府としての責任は負わない」と言っているようなものです。生活の場面で、毎日スーパーで物価とにらめっこしているのは国民です。だからこそ、その苦しさに寄り添い、具体的な施策で応えることが求められているのではないでしょうか。

さらに言えば、日本の農業や地方の衰退は、こうした「放任主義」と「都市目線の経済論」によって拍車がかかっているとも感じています。都市部ではまだ選択肢がありますが、地方に行けば安価な外国産米など簡単には手に入りません。物流の問題、品種の違い、地元経済への影響など、農業は単なる経済活動ではなく、地域社会の土台でもあります。

私は、日本の政治がもう少し「食」と「地域」を大切にしてほしいと願っています。コメの値段が上がったこと自体ではなく、その背景にある生活の苦しさ、農業の限界、そして政策の無策にこそ、目を向けるべきだと強く思います。

結局、適正な価格とは何なのか。それは政治が導き、国民が納得する形で支えるものであるはずです。価格のすべてを市場に任せ、国民の自己責任にする社会は、弱い人から切り捨てられていきます。

「国民が判断する」と語った岸田氏の発言が、どれほど庶民の実感とずれているかを考えると、これが今の日本の政治の限界なのかもしれない――そう感じたのが正直なところです。

執筆:編集部A

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