三浦瑠麗氏「供給不足のコメ危機は、備蓄米放出でどうにかなることではない。アメリカ米輸入を拡大しないといけない」

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日刊スポーツによると…

国際政治学者の三浦瑠麗氏が2日までにX(旧ツイッター)を更新。コメの価格や需給などの問題の解決へ向けた提言を行った。

三浦氏は、小泉進次郎農相によるコメ価格の高騰対策や日本のコメ政策について解説した自身のYouTube動画を引用した上で、「コメ問題を解決したかったら、『悪者』はいないという認識からスタートしたらいいと思います」と切り出し、「そこにあるのはGHQの行った農地改革がもはや時代に合わなくなったという事実。高齢化した零細農家、競争力が落ちた農協、コメを高く評価しない消費者、こういう時にだけ騒いだり関心を注いで犯人探しをするマスコミ、コロナ明けの需給予測を間違った政府。需給予測が間違っている以上、買い溜めはあれど『大量に消えたコメの謎』はありません」と指摘した。

続けて「小泉進次郎農水大臣の今回の施策は短期的に効果を挙げるだろうけれど、次の新米の需要も先食いされる見通しが高い」と推測。「政府は需給予測を誤ったことを認め、アメリカ米を入れて市場を落ち着かせるべき。中期的政策としては農業用地が耕作放棄されて使えなくなる前に大規模農家に土地を集約しやすくしましょう。農業は土壌が命。放棄されると農地は使えなくなってしまうので」との考えを示した。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

ツイッター速報さんの投稿】

引用元 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202506020000393.html

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みんなのコメント

  • 中粒米のカルローズよりベトナムとか台湾の短粒米の方が美味いよ。
  • 貿易赤字是正のためにもなりますにゃ。
  • これもちゃいなのかと思わせる、御名答。
  • 減反政策をやめて、生産を増やし農協の中抜きをやめて、生産者に適正な価格で取引すれば輸入米など当てにしなくて良い。わかってますか三浦さん。
  • だまらっしゃい🤬🤬😂
  • アメリカ米輸入に依存すると 日本は食糧安全保障が壊滅する 日本の米生産農家は成り立たない 米を作らなくなる日本 その結果 米を止めるとされたら(ますます)奴隷化する
  • 売国奴三浦瑠麗。 自国の米を守れ。
  • また出てきた…。 余計なお世話はやめて頂きたい💢
  • 中華パネルごり押ししてたよな。ここから考えられること・・・ ①迂回輸入で農薬まみれのCN米を導入させようとしている? ②アメ産米導入して、余剰となった日本産の米をCNに流そうとしている??? どっちだ????
  • 供給は足りてたのに行方不明になったんだよなぁ
  • 三浦とかホリエとか出さなくていいぞ、ツイートしても相手にされなくなってるようだし
  • ずっと誰やねん
  • いらねぇよ 台湾なら買ってもいいかな。
  • わかりやすいwww
  • それ以前に何故米不足になったか、原因調べてそれを解決せにならんのじゃないか?
  • なぜトランプが当選したのか… 売国奴多き国アホン
  • 不足して無いわボケ価格が無駄に上がってるだけだよ、今倍の価格で並んどるよ。一万越えない様に8キロとかおかしな量になってるけど
  • 輸入や海外生産に頼らない内需拡大に向かう時期だと思いますが?
  • ここいらの有名人たちは例外なく日本人が元気が出るようなコメントを発信した事が一度たりともない。 生粋の売国奴。
  • 添加物てんこ盛りのアメリカ米をどうして輸入するんだ? 日本で作った日本の米を国民が食べられないってなんだ?

japannewsnavi編集部Aの見解

アメリカ米の輸入拡大論に感じた違和感

三浦瑠麗氏がXで語ったコメ問題に対する見解には、鋭い観察や冷静な視点も多く含まれていました。とくに「悪者探しをやめ、構造的な課題に向き合うべき」という部分は、今の日本社会に必要な視点だと私も思います。農協の硬直性や高齢化、減反政策の副作用に目を向けなければ、同じ問題を何度も繰り返すのは当然です。

ただし、アメリカ産米の輸入拡大という提言については、私は非常に慎重な視点で見るべきだと感じました。一見すると「市場の安定」「価格の抑制」といった合理的な話に聞こえるかもしれませんが、国際貿易の現実を考えると、その先にあるのは日本の農業構造が根底から崩されるリスクではないでしょうか。

特に、「今回だけの特別措置」として輸入枠を一時的に増やすという考え方は、相手国であるアメリカが受け入れるわけもないというのが正直な印象です。彼らが求めるのは常に「自由化」であり、関税や数量制限を外し、自国産のコメを恒常的に日本市場に売り込みたいというのが本音でしょう。つまり、いったん扉を開けば、それは「開放せよ」という圧力につながるのは目に見えています。

こうした国際交渉の現実を知っていながら、軽々に「輸入を拡大すべき」と発言することが本当に建設的なのか、私は疑問を感じました。

食料自給率の視点が欠けていないか

さらに言えば、三浦氏の提案には「食料自給率」という視点がやや希薄ではないかと感じました。現在の日本は、カロリーベースの自給率が37%程度にまで落ち込んでいます。先進国としては異常とも言える低さです。農業というのは単なる産業ではなく、国の生命線でもあります。外的な有事や供給網の混乱が起きたとき、国内に農地と生産能力がなければ国民を守れません。

そうした根幹にかかわる話をすっ飛ばして「アメリカ米を入れて価格を安定させよう」というのは、あまりに短絡的ではないでしょうか。市場価格が下がれば消費者は一時的に喜ぶかもしれません。しかしその裏で、国産米の競争力はさらに削がれ、離農が加速し、日本の田んぼがますます荒れていく未来が待っているのです。

そして一度荒廃した農地を再生するのは、想像以上に困難です。土壌は生き物ですから、数年放置するだけで再生不能な地になることも珍しくありません。今回のような需給のゆがみを正すには、むしろ国内の農地と人材に投資し、食料安全保障の基盤を立て直すことの方が本質的であるように思えてなりません。

「アメリカ米が入れば市場が落ち着く」という発想は、問題の表層を撫でるだけで、長期的なリスクを見落とした危険な処方箋ではないでしょうか。

見落としてはならない「主権」の問題

また、農業の自由化には単なる経済的問題を超えた「主権の問題」が絡んでいます。たとえば、日本がWTOやEPAなどの枠組みの中で米国の要求を受け入れ、「輸入米の恒常的な拡大」を認めた場合、それは国の政策決定権が一部、外圧に委ねられることを意味します。

確かに、世界全体で見れば貿易の自由化は大きな流れですが、それをそのまま受け入れた国がどうなったか、過去の例を見れば明らかです。農業が壊れ、地方経済が衰退し、食料品の多くが輸入頼りになり、その結果、価格の変動や供給リスクに国全体が振り回される――こうした事態を避けるためにこそ、日本は「必要な分野では保護主義も辞さない」という戦略が必要です。

コメは単なる食材ではなく、日本文化の根幹です。地域の祭事にも結びつき、農村の暮らしと深く結びついた存在でもあります。それを単なる「市場の商品」として扱い、グローバルな価格競争に晒すような提言は、国家のアイデンティティをも揺るがしかねないと私は危惧します。

今論じるべきは、確かに次の一手です。しかしその「次」は、外に依存する方向ではなく、国内を立て直す方向に向かうべきではないでしょうか。構造改革は必要です。しかし、そこには国家としての意志と矜持が伴わなければなりません。

議論が活発になること自体は歓迎ですが、経済合理性だけに寄りすぎた議論が、取り返しのつかない結果を生むことのないよう、私たち一人ひとりが真剣に考え、行動していくべき時だと感じました。

執筆:編集部A

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