メガソーラー「望まない」 北海道・釧路が6月1日に宣言へ 福島市に続き全国2例目

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産経新聞によると…

メガソーラー「望まない」 北海道・釧路が6月1日に宣言へ 福島市に続き全国2例目

大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が進む北海道釧路市は30日、「自然環境と調和がされない施設の設置を望まない」とする「ノーモアメガソーラー宣言」を6月1日に発出すると発表した。市によると、福島市に続き全国で2例目という。

メガソーラーを巡っては、過剰な森林伐採などの環境破壊が各地で問題化。宣言自体に法的拘束力はなく、釧路市は今後、設置エリアでの野生生物の保護について専門家の意見を聞くよう求めるといった条例の策定などを通し、実効性確保を目指す。鶴間秀典市長は報道陣に「設置が適切なものになることを期待している」と話した。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250530-FMDCI35FIZLBTH4K3YV5QH7N5Y/

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みんなのコメント

  • 良いね、釧路。
  • 福島市に郡山市も続いて欲しい。既に業者が破綻して藪に埋もれてるメガソーラー地帯があるし、山をどんどん削ってしまうから熊が普通の散歩コースに現れてる。
  • いいぞ~~~!!その調子だ。皆で拒否しよう。
  • 野立てのソーラーは、自然の光合成を無くす分はマイナス。なのでFITによる高価買い取りの対象外にすべき。FITは屋上や屋根に限定すれば良い。FIT終了後に撤去する事まで考慮されていない。あらかじめ撤去費用と、「植林費用」を徴収しておく必要がある。現状では修理予定で置きっぱなし、法人解散…
  • やっとまともな奴が出始めたって事だよな 遅すぎるよ、太陽光発電なんてむしろ環境破壊だよな
  • 太陽光発電は否定しない。メガソーラーがいらない。太陽光は自己消費のみ!野立ては分譲型も禁止!に制限して欲しい。
  • ノーモアメガソーラー宣言は理解できるので、条例を制定して禁止にしてはどうか
  • 釧路湿原がメガソーラーで太陽光パネルだらけなんて。切り売りされた土地をこれからどうやって戻していくのか。釧路市頑張って!
  • 北海道にソーラーパネルはいらないと思いますね
  • どこにもいらない望まない 北海道全部日本全国早く宣言を
  • メガソーラーは発電効率が悪いくせに環境や景観の破壊が酷すぎる。こんな物に何故再エネ賦課金を払わなければならないのか納得できない。
  • 環境破壊してまで作る物ではないし 中国産だと中に変な機械入っているし 良いこと無い
  • 遅きに失した感はあるが、それでも今ならまだ何とか食い止められる。
  • むっちゃいいと思う。日本の環境には合わない。欧州タイプの発電が全て日本に合う訳では無い。
  • おお かっこいい ソーラーパネル設置するにしても国産企業のみにして中華とか外資は拒絶
  • 当たり前当たり前、当たり前体操。(-.-)
  • 釧路市役所「6月1日までに釧路全土をメガソーラにしましょう」って意味でOK? 例えば「貴重な生態圏が形成されてる湿原」とかだったら、メガソーラー絶対ダメだけど、釧路って砂漠か何かなんでしょ?どんどん作って自然破壊して、中国に貢献しちゃえ!
  • 素晴らしい👍 釧路の皆様の声が反映しましたね!
  • これから北海道にもデータセンターやら増えそうだし九州のように原発を増設するべき
  • ちょっと遅きに失した感が…(´・ω・`)湿原やられちゃってるんでしょ(´・ω・`)

japannewsnavi編集部Aの見解

地元の声を国がどう受け止めるか

北海道釧路市が、「ノーモアメガソーラー宣言」を6月1日に発出すると発表しました。市民の間で長らく懸念されていた、釧路湿原周辺でのメガソーラー建設計画に対して、自治体として明確に「望まない」と姿勢を示したことには、大きな意義があると思います。

メガソーラー自体は、再生可能エネルギーの柱として注目されており、国も積極的に推進してきた分野です。地球環境の保全や、エネルギー自立の観点から見ても、その重要性は確かに高い。しかし、すべての土地に画一的にパネルを設置すればいいというものではありません。とくに、釧路のように自然保護の価値が極めて高い場所では、「再エネだから正義」という短絡的な思考は通用しません。

今回の宣言には法的拘束力はないそうですが、それでも自治体が明確な意思表示をすることで、事業者や上位の行政に対して強いメッセージとなるはずです。地方自治体が国の方針に対して、現場から物を申す。それが今、エネルギー政策の在り方を問い直す一歩になると感じます。

私が注目したのは、宣言の内容が「自然環境と調和がされない施設の設置を望まない」となっていたことです。反対一辺倒ではなく、“調和”という言葉を使うことで、再エネ自体を否定しているわけではない。そのバランス感覚が、釧路市の真剣さをよく表しているように思いました。

ラムサール条約の地にメガソーラーは必要か

釧路湿原といえば、世界的に貴重な自然が広がる場所です。ラムサール条約にも登録され、国立公園としても保護されているこの地に、人工物としての太陽光パネルを敷き詰めるという計画は、どう考えても矛盾があるように思えてなりません。

国の天然記念物であるオジロワシをはじめ、湿原に生きるさまざまな生き物たちの営みは、ほんの少しの環境変化にも影響を受けます。太陽光パネルは、見た目には静かかもしれませんが、設置のための伐採や地面の改変、大量の搬入・工事車両、光の反射など、自然界にとってはストレスの塊です。

そもそも、このような地域にメガソーラーを設置する必要があるのか。私は、事業者が自然破壊を伴ってまで利益を追求しようとする姿勢には大きな疑問を抱きます。釧路という土地の価値は、エネルギー収益では測れない「日本の原風景」としての意味があるのです。

市民団体の中には、実際に繁殖期のオジロワシへの影響を心配し、要望書を提出した方々もいらっしゃるといいます。こうした地元の声があったからこそ、今回の宣言に至ったとも言えるでしょう。市民の力が行政を動かしたという意味でも、非常に象徴的な出来事だと感じました。

エネルギー政策と自然との共生をどう実現するか

再生可能エネルギーの推進そのものを否定するつもりはありません。むしろ、エネルギー安全保障の面でも、国産の再エネはこれからの日本にとって欠かせない選択肢だと考えています。しかし、それは“どこでも何でもやっていい”という免罪符ではないはずです。

大切なのは、地域ごとの特性を尊重し、「この場所にとって何が最も適しているか」を丁寧に考えることだと思います。釧路のように、自然との共生が前提にある場所では、メガソーラーではなく、例えば住宅や公共施設の屋根を活用した小規模な分散型ソーラーの方が現実的ではないでしょうか。

また、自然環境と経済の両立を目指すのであれば、ただ「パネルを敷けばOK」という安易な発想から脱却し、長期的に地域と共存できる仕組みづくりこそが求められています。そのためには、国の制度そのものにも見直しが必要でしょう。特に、今後制定されるとされる条例では、専門家の意見を反映し、地域の生態系への影響評価を義務づけるような内容が盛り込まれることを強く望みます。

釧路市の今回の宣言は、まだスタート地点にすぎません。しかし、「これ以上勝手にやらせない」という地元の意志を明確に示したことは、全国に広がりうる波紋を生み出すでしょう。福島市に続く2例目としての意味も大きく、他の自治体にも影響を与える可能性があります。

私は、このような自治体レベルの動きこそが、未来の日本のかたちを作るきっかけになると信じています。自然を守ることは、単なる保守ではありません。それは“守る価値があるものを守る”という、当たり前の行動です。

エネルギー政策と自然との共生。これを本気で考えるきっかけとして、釧路の姿勢は全国が見習うべき一つのモデルではないでしょうか。

執筆:編集部A

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