【朗報】奈良・山添村メガソーラー計画、地元の猛反発で白紙に

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ニュース「奈良の声」によると…

追跡)メガソーラー計画頓挫 奈良県山添村 用地買収進まず業者撤退

奈良県山添村の山林に計画されたメガソーラー(巨大太陽光発電施設)は着工に至らず事業が頓挫した。業者が県に申請していた81ヘクタールの事業用地のうち20数ヘクタールが未買収のまま時間が経過、国の電力買い取りの特例制度(FIT認定)の適用が無効となり、現地合同会社の親会社に当たる東京都内の企業は昨年、事業から撤退した。計画地は水道水源の上流域に当たり、反対署名は村内人口の半数を超えていた。

同企業が県に提出した事前協議の書類によると、標高400メートルから500メートルの傾斜地に太陽光発電パネルを設置し(設置面積約40ヘクタール)、2022年に着工、翌23年9月に完工するとしていた。事業予算は百数十億円ぐらいになると同企業は住民に説明していた。

これに対し、反対署名の数は1730人(村外署名9207人)に上り、2021年11月、県に提出された。

 買収に至らなかったのは同村春日区の共有林16.3ヘクタール、広代区の共有林2.8ヘクタール、ほかに複数の個人が所有する8.6ヘクタール。 反対運動の事務局長を務めてきた藤森良一さんは「私たちはこれまで区として、区の単位として開発計画と向き合ってきた。個人個人が参加する反対運動とは異なっていた」と述べた。

 経済産業省は「定められた期日までに発電事業の運転ができなかつた」として2023年4月、FIT認定失効を公表。その後、同企業は現地事務所を引き払った。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

himuroさんの投稿】

引用元 https://voiceofnara.jp/20250528-news1203-tuiseki.html

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みんなのコメント

  • めちゃくちゃ嬉しい😆 良かった〜🙏
  • 各地もこれに続いてほしいです。
  • 頑張って奈良県民さん!
  • メガソーラーで山とか切り開くのは反対だな 民家の屋根借りてやればいいのに
  • 釧路湿原のメガソーラー計画も頓挫してほしいです
  • いいぞ、いいぞ
  • 素晴らしい! 村民の皆様が頑張って反対されたんですね。村が破壊されなくて良かった。😭
  • 「ヒト(日本人)は、後悔しないように生きるべきだ、自分の思い通り(本当に幸せな生活)に。(日本における)自分の人生を狭くするのは他人(政治家)じゃない、本当は(選挙に行かない)自分自身なんだよ。」
  • あとは知事のリコールがあれば尚更良き😙
  • 朗報ですね。コレ以上増やさないようにしないとですよ。
  • 自然の景観が守られてよかった このまま「緑の楽園」でいてほしいですね でも、次はどこで始まるか…油断できん
  • 五條市に続いての朗報ですね。 山添村の村民の方々の団結の賜物です。 こんなに美しくのどかな風景と自然と水源が守られて良かった。 大和は 国のまほろば たたなづく 青垣 山籠もれる 大和しうるはし
  • ナイス判断!皆も続け!!
  • 良かった、使い物にならず危険です(スペイン大停電?)
  • よかった。山を守り水を守り田んぼを守る。ひいては里山の景観を守る。最近のメガソーラー建設は自然破壊。廃棄にも多額の費用。森は切ったら戻すのに数閏年かかるよ。日本の自然の象徴である山と森。『森の思想が人類を救う』(梅原猛)名著です。
  • 山添村の皆さん!! ありがとうございます!! 星空見に行くのが好きで時々お邪魔してました!! 自然が豊かでのどかないいところなのでソーラーできなかったの本当に感謝です🥲
  • 当然だと思います‼️ 賢明な判断だねww
  • こんな良い環境のところをメガソーラーなんて、環境破壊もいいところ とんでもない
  • 奈良山添村素晴らしい!👏👏👏👏👏
  • 奈良・山添村の皆さん! 頑張って~!!!! 大変だろうけど頑張って~!!!

japannewsnavi編集部Aの見解

地元の声が計画を止めた、小さな村の大きな決断

久々に胸がすっとするような朗報でした。奈良県山添村で計画されていたメガソーラー事業が、地元住民の強い反対と、用地買収の難航により頓挫したというニュース。これほど地に足の着いた地域の意思表示が、実際に大きな計画を撤回させた例は、全国的にもそう多くはないように思います。

正直なところ、私はこの手のニュースを見るたびに、「また山が削られるのか」「また水源が危うくなるのか」と暗い気持ちになっていました。再生可能エネルギーの導入は大切ですが、全てが正義というわけではありません。環境への影響や、住民の生活が置き去りにされて良いはずがないのです。

今回のメガソーラー計画地は、標高400メートルから500メートルの傾斜地。しかも、村の大切な水源となる上流域に位置しています。このような場所に太陽光パネルを敷き詰めれば、地滑りや土砂流出の危険性は一気に高まるでしょう。森林が持つ本来の役割──つまり、雨水を貯え、ゆっくりと地中にしみ込ませることで下流域の水源を守る「水源保全」機能が失われるおそれがあるのです。

それにもかかわらず、業者側は「経済効果」や「地域貢献」といった言葉ばかりを並べ、危険性への具体的な説明を住民に行ってこなかったように見受けられます。結果として、村の人口の半数以上が署名という形で「NO」を突きつけた。これは民主主義の根幹にある「地域の自己決定権」が見事に発揮された出来事だったと思います。

開発一辺倒の時代はもう終わったはず

この件で改めて感じたのは、「何のための開発なのか」という問いかけの大切さです。再生可能エネルギーが地球環境にとって重要であることは疑いの余地がありません。しかし、再エネの名の下に地域の暮らしや自然環境が犠牲にされるのだとしたら、それは本末転倒ではないでしょうか。

かつては「開発こそが進歩」「経済成長が最優先」と言われた時代がありました。けれども、今はもう令和です。人口減少が進み、自然災害も増えている今、むしろ「壊さずに守る」という選択肢の方が、長期的には地域を豊かにすることもあるのではないでしょうか。

今回の山添村の件でも、共有林を管理する地元の区が一致団結し、区の意思として反対を貫いたことが、結果的に事業中止につながったと報じられています。これは単に反対運動が盛り上がったということではなく、地域が一丸となって「未来のために今守るべきもの」を見極めたという、極めて意義深い判断だったと思います。

また、経済産業省がFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)認定の失効を公式に発表したことも重要でした。これにより、国の制度の乱用や事業者による“申請だけして開発は進めない”といった行為にも一定の歯止めがかかることが期待されます。

地域を信じるという未来志向

私はこのニュースから、今後の地域の在り方について多くのことを考えさせられました。中央からの計画が必ずしも正しいわけではない。地元の声にこそ価値があるという当たり前のことが、ようやく見直されつつあるのではないかと希望を感じています。

特に山添村のように、小さな自治体だからこそできることがあります。地域住民が顔を合わせて話し合い、署名し、行政に届ける。その行動は、都市部では真似できない強い結束力と自主性の表れです。開発に対する「反対」は、単なる感情的な否定ではなく、慎重に未来を選び取るための知恵であり覚悟なのです。

もちろん、これで終わりではありません。今後も別の業者が違う名目で同じ場所に開発計画を持ち込むことは十分にあり得ます。ですが、今回の経験がある限り、村の皆さんは自信を持って再び「NO」を言えるのではないかと感じます。

私は、地域には地域の誇りがあるべきだと思っています。豊かな自然、守り継がれてきた暮らし、そして子や孫の世代に残したい風景。それらを守るために声を上げた山添村の人々に、心から敬意を表したいです。

この国の未来を考えるうえで、いちばん大切なのは、地域が自分たちの価値を自分たちで守ることなのだと、今回の件を通して改めて思い知らされました。

執筆:編集部A

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