
以下,Xより
【お侍さんさんの投稿】
ボーナスは年に16ヶ月分で所得税なしとか、いま考えると完全にイカれてる。 pic.twitter.com/BUhogPfmCG
— お侍さん (@ZanEngineer) May 27, 2025
企業も国民も景気がよかった。
— 福田一裕 (@C6ogpwX63gwxOhP) May 27, 2025
明日はもっとよくなると信じられていた頃。
昔はボーナスには社会保険料取られなかったからね。あと、残業などで給与を上げると、月々の社会保険料が個人分・会社分が共に上がるから、残業をボーナスで払うという裏技の会社もあった。
— ぷうー (@maki_pooh_901) May 27, 2025
なお、 pic.twitter.com/lnV9KAFc0T
— naomasaii (@jsdf9074) May 27, 2025
引用元 https://x.com/zanengineer/status/1927281440753930594?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
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みんなのコメント
- この頃は人口ピラミッドが綺麗だったから…。 誰も今の時代の逆三角形なんて想像だにしていなかったろう。
- 今、4.5カ月
- 社会保険料もボーナスからは引かれなかった。
- なんでじゃw ボーナス月2回制が昭和に有ったら良かったのにな
- 本来はこれが正常
- 夢の国
- この時代から計画的に搾取してれば 今の時代少し楽だったのに
- バブル崩壊の後始末を間違えずにやってればな〜 政治家どもは未だに間違えてないと思ってるし…
- 羨ましい
- それで経済が回ってたんよな
- 普通に考えて。処方の有力な企業がこの程なら税制がどうなのかと🤔翻って、追徴課税してもいいレベル😡
- 政治がどうこういうより、日本は企業が自爆したとしか思えない
- その代わり甘えなんて通用せんからな 会社で雑魚寝して徹夜で仕事とか普通だから
- むかしは金持ちが9割税金取られましたから
- 朝鮮特需の時代でしょうか? ボーナスが多いのは嬉しいですけれど、戦争特需というのは複雑な気持ちになります。
- 今がイカれてる
- 労働時間もイカ🦑れてる(^^)
- その分ゴリゴリに働き詰めがあり得るから…
japannewsnavi編集部Aの見解
ボーナス16ヶ月、そして非課税 かつての常識と今の現実
私はこの投稿を見たとき、正直に言って目を疑いました。「ボーナスが年に16ヶ月分」「しかも所得税なし」——現代に生きる私たちからすると、まるで空想の世界のようです。しかし、これは実際に存在していた時代の話だというのですから、なおさら驚かされます。
いまの若い世代の方々には信じられないかもしれませんが、昭和の高度経済成長期には、いわゆる“モーレツ社員”たちが企業の成長を支える一方で、それに見合う報酬や手厚い待遇も整えられていました。住宅手当、家族手当、退職金制度、終身雇用、そして年に何度も支給されるボーナス。まさに「働けば働くほど豊かになれる」時代だったのです。
特に所得税に関して言えば、当時の税制度は現在ほど厳格でも複雑でもありませんでした。ボーナスに対しても比較的優遇措置がとられていたと聞きます。現代のように何かと「引かれてばかり」の給与明細を見ていると、こうした過去の待遇がいかに恵まれていたかを痛感せざるを得ません。
しかし同時に、私はこうも感じました。では、なぜそのような制度が成り立っていたのか。そして今はなぜ、それができないのか。そこには日本の社会構造や経済状況の大きな変化が影響しているのだと思います。
豊かな時代の背景にあったもの
ボーナスが年に16ヶ月分も出ていたというのは、決してすべての労働者に共通した話ではなかったとは思います。おそらくは大手企業の正社員、それも一部の職種や階層に限られていた待遇でしょう。それでも、いまのように「非正規」と「正規」の待遇差があまりにも激しい時代とは、根本的に違う空気が社会全体にあったのは確かです。
このような手厚い報酬が可能だった背景には、当時の経済成長率、労働人口の構成、そして企業と国の税制に対する考え方があります。企業が労働者に還元する意識が強かったこと、また国が税を“取りすぎない”という姿勢を持っていたことも一因だと思います。
そして、国民がまだ「家族を養い、持ち家を手に入れ、老後を年金で暮らす」というライフモデルを信じていた時代でした。その中で、ボーナスという存在は、家族を支えるための大きな支えでもあったのです。冷蔵庫やテレビ、自動車といった“夢のある買い物”が可能になったのも、こうした経済的背景があったからこそです。
今はそのようなボーナスを“夢の話”として受け止めるしかないという事実に、私はある種の寂しさを感じました。
現代の若者と失われた希望
現在、多くの若者たちは、非正規雇用に甘んじたり、物価上昇に苦しんだり、将来への不安に悩まされたりしています。貯金もままならず、結婚や出産、マイホームの取得を「ぜいたく」と感じてしまう時代です。そんな中で、かつての“ボーナス16ヶ月+所得税なし”の時代の話を聞くと、それが単なる昔話として片付けられてしまうのがもったいなく感じるのです。
もちろん、時代は変わります。国の財政も、企業の体力も、世界の経済情勢も大きく変わりました。昭和の働き方がすべて正しいとは言いません。しかし、「働けば報われる」「頑張れば生活が安定する」という基本的な価値観まで失われてしまっている現代において、何か大切なものが抜け落ちてしまってはいないでしょうか。
私は、過去を単に懐かしむのではなく、「なぜあの時代にできて、いまはできないのか」を冷静に見つめ直すべきだと考えています。そして、失ったものの中から、現代に合ったかたちで再構築できる部分はないかを探っていく努力が、政治にも企業にも求められていると思います。
それは例えば、税制の見直しであったり、ボーナスへの課税の再評価であったり、あるいは若年層向けの報酬改善であったりと、方向性はいくつも考えられます。決して16ヶ月分のボーナスをそのまま復活させる必要はありません。しかし、「働く人が報われる社会」を目指す姿勢だけは、いつの時代にも忘れてはならないと私は思います。
執筆:編集部A



























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