ZDNET Japanによると…

知られざる中国のプログラミング言語「易語言」とは–マルウェア開発に悪用も
「Mind」「なでしこ」「プロデル」といった日本語プログラミング言語が存在するように、「易語言(Easy Programming Language、EPL)」という、命令や変数に中国語を用いるオブジェクト指向プログラミング言語も存在する。中国語の「易」の発音は英語の「E」と同じであり、元々は「E語言」、つまり日本語で「E言語」と称されていた。
中国は、海外製品に頼らず自立できる体制を築くため、これまで多様なインターネットサービスやハードウェアを開発・提供してきた。
(略)
2025年4月、易語言に関するあるニュースがひっそりと報じられたのだ。セキュリティ会社の火絨セキュリティセンターによると、中国でインターネット検閲を回避するために用いられるプロクシツール「Clash」を装ったマルウェアが拡散しており、そのプログラムの作成に易語言が利用されていたという。
同センターによると、このマルウェアはインストール時にコマンド&コントロール(C2)サーバーとの通信を行い、機密情報を窃取するための永続的なバックドアを仕込むという。ちなみに、2023年11月には、Clashや関連ツールが配布されていたGitHubリポジトリーから、それらのツールが削除されている。このように、不穏な出来事の背景にも、懐かしのプログラミング言語が関わっていたのである。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【山谷剛史さんの投稿】
書きました
— 山谷剛史 アジア中国ITライター&異国飯 (@YamayaT) May 26, 2025
中国語プログラミング言語「易語言」の紹介。なんと日本語にも対応。スマホ向けの開発はできない昔の言語だけど今もひっそり低空飛行
「知られざる中国のプログラミング言語「易語言」とは–マルウェア開発に悪用も(ZDNET)」 #山谷剛史記事https://t.co/do6mPoFsZ7 pic.twitter.com/zZDUDBNx4v
知られざる中国のプログラミング言語「易語言」とは–マルウェア開発に悪用も – ZDNET Japan https://t.co/aouHsT4yOd
— まきとかげ(今日のご飯はタツ田揚げ♪)(メカニカルモンスターハンター) (@makitokage) May 26, 2025
E言語があるという話は聞いたことあったけど、中国語の言語だったのか。
ちなみに日本語の言語もだけど、ソースの絵面?がごちゃっとしてる感じがして微妙に受け入れ難い。
引用元 https://japan.zdnet.com/article/35233418/
最新記事
-
国内
【吉報】中国人観光客の減少による売り上げ低下が、日本人観光客で補われる[X動画]
-
政治
旧姓使用拡大に連合会長が反発 「何の説明もない」 男女共同参画会議[テレ朝]
-
国内
【上野動物園の双子パンダ】1月末に中国に返還へ 国内でパンダ不在に[朝日]
-
国内
「日本人妻と生後6カ月の娘を殺害」2度の逮捕歴があるネパール人男性の“歪んだ二重生活”(2008年・北海道の凶悪事件)[文春]
-
国内
留学生のバイト許可厳しく[日経]
-
国内
NPO法人「フローレンス」保育の補助金施設 違反担保で5000万円「目的外」利用も[テレ朝]
-
政治
【北村議員】日本の敵は国内にいる。中国に寄り添う言論を一生懸命している「野党・評論家・メディア」…これはやっぱり日本の敵!
-
国内
【速報】福岡市の商業施設で男女2人が刺された事件 30代の男を事情聴取 福岡県警[KHB/動画]
-
海外
フィリピン国防省が中国の自衛隊機へのレーダー照射を批判 「危険行為許されない」[産経]
-
国内
中国は81%で世界一高く、日本は34%で世界一低い 両国の人間性・価値観が180度違う事を決定づけるデータ[PRESIDENT]
-
政治
【速報】伊東市長選で田久保氏が敗北確実[47NEWS]
-
国内
中国人の不動産爆買い「ピーク過ぎ、今後は売り手に」[ロイター]
-
海外
【再犯率が9分の1に】再犯防止のため「GPS付きの電子足輪」で24時間監視 性犯罪者に厳しい韓国 被害者の命か加害者の人権か[TBS/動画]
-
国内
【否認】所持金「65円」ブラジル人の女、タクシー料金払わず「あした払う」 男性運転手を数十発殴った疑いで逮捕[CBC]
-
国内
【不起訴】ベトナム国籍の男性3人、ケーブルカッターを隠し持って金属盗対策法違反で逮捕 仙台地検が不起訴[khb]
-
国内
【新規メガソーラー支援廃止へ 政府】ーYahoo!
-
国内
【被害はむしろ中国側か】中国政府の訪日自粛要請1カ月[産経]
-
国内
窃盗罪に問われた中国籍男性に無罪判決 「友人から指示されて出金しただけ」[京都新聞]
-
国内
【不起訴】同僚の胸を包丁で刺したとして現行犯逮捕された31歳外国籍の男性 理由は「諸般の事情を総合的に考慮した」[RKB]
-
国内
【被害5660万円相当】「トクリュウ」ベトナム国籍の技能実習生5人、大量の銅や銅線を各地で盗んだ疑いで逮捕[TNC]
-
海外
【いじめ加害歴で不合格】…厳格な基準打ち出した韓国・慶北大に称賛の声[KOREA WAVE]
-
海外
「春節旅行はやっぱり日本」との投稿に中国ネットで共感続々「完璧」「いろいろ調べて結局日本」[Record China]
-
政治
沖縄・玉城知事に3億2500万円返還求め提訴 ワシントン事務所問題で「脱法的支出」[産経]
-
海外
日米同盟維持し中国と協力 トランプ氏、対立から距離[共同]
みんなのコメント
japannewsnavi編集部Aの見解
中国独自のプログラミング言語「易語言」とは何か
私は今回、「易語言(Easy Programming Language、EPL)」という中国のプログラミング言語について初めて知り、非常に興味深く感じました。これまで日本語プログラミング言語としては「なでしこ」や「プロデル」などの存在は耳にしたことがありましたが、中国でも同様に母語をベースにした言語が存在するとは思っていませんでした。
「易語言」は、変数名や命令文などが中国語で記述できる仕様になっており、中国語話者にとっては学習のハードルが低いという利点があります。そもそも「易」の字は英語の「E」と同じ発音で、当初は「E言語」と呼ばれていたという経緯も面白いと感じました。背景には、中国が海外技術に依存しない体制を築こうとする国家戦略があり、ソフトウェア開発の分野でも自主路線を強めていることが伺えます。
中国では検索エンジンに百度(バイドゥ)、SNSに微博(Weibo)、そして動画配信にBilibiliと、自国製のサービスが多く存在しています。さらに最近では、スマートフォンに搭載する自社製OSや独自開発のCPUなど、アメリカの製品に依存せずに技術基盤を固めようという動きが加速しています。プログラミング言語という根幹技術も例外ではなく、「易語言」はまさにその象徴と言えるでしょう。
マルウェアとの関係が示すもう一つの側面
しかしながら、易語言について調べていくうちに、私の中で少し心配になる出来事も見つかりました。それは、2025年4月に報じられたマルウェアに関するニュースです。セキュリティ会社の火絨セキュリティセンターによると、「Clash」というプロクシツールを偽装したマルウェアが中国国内で拡散しており、その開発にこの易語言が使用されていたとのことです。
そのマルウェアは、インストール時にC2(コマンド&コントロール)サーバーと通信を行い、ユーザーの情報を不正に取得するというもので、永続的なバックドアまで仕込まれていたとされます。このような悪用例を知ると、いくら国産技術であっても、その使い方次第で大きなリスクになりうるのだということを改めて実感させられます。
サイバーセキュリティという観点から考えても、これは見過ごせない問題です。実際に、このマルウェアはGitHubなどのプラットフォームを通じて配布されていたツールを装っていたため、信頼できる情報源からしかソフトウェアを入手しないという基本原則の重要性を再確認する機会にもなりました。個人的には、開発言語の存在自体が問題なのではなく、それがどのように利用されているのか、その運用の在り方が問われるべきだと考えています。
言語の独自性と国家戦略の裏に潜む課題
最後に、易語言の存在から垣間見える国家の思惑について、私はもう一歩踏み込んで考えてみたいと思います。言語というのは単なるツールではなく、文化や思想の表現手段でもあります。自国語をベースにしたプログラミング言語を普及させることで、教育の現場でも英語に依存せずに開発スキルを身につけることが可能となり、技術的な自立が加速します。これ自体はある種の理想形と言えるかもしれません。
ただ、その一方で、国際社会との技術的な接続性、すなわち互換性や透明性の観点からは、やや閉鎖的になってしまう懸念もあります。特に今回のように、その技術が悪用される例が出てくると、国産技術のイメージにも影響を与えてしまう恐れがあります。これは中国だけでなく、どの国においても同様のリスクがあり、技術と倫理のバランスをどのように保つかが問われてくるのだと思います。
また、開発者が自由に使える言語であっても、ダウンロードの際に中国国内の電話番号が求められるなど、利用に一定の制限があるという点にも注目しました。技術の民主化が謳われる中で、こうした制約は利用者の幅を狭めてしまうことにもつながります。利便性と統制、この両者のバランスをどのように取るのかというのも、今後の重要な論点になるでしょう。
今回、私は初めて易語言という存在を知り、そこから中国の技術政策やサイバーセキュリティの現状、そして開発環境の多様性に至るまで、さまざまな視点で考えることができました。特定の技術を評価する際には、その背景や使われ方、そして倫理的な側面までも含めて、広い視野で判断する姿勢が求められていると感じます。技術はあくまで道具であり、それをどのように扱うかこそが、私たちの未来を左右する大きな鍵になるのではないでしょうか。
執筆:編集部A


























コメント