【小泉農相】5キロ2000円に協力を「早ければあさってにも手続きを始め、売り渡していきたい」

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NHKによると…

小泉農相 “備蓄米の店頭価格 5キロ2000円に協力を”

小泉農相は24日、札幌でコメ関係者と面会し、「コメの異常な高騰がこれ以上続いたらコメ離れを加速させかねない」と危機感を示した
備蓄米を5キロ2000円で店頭販売できるよう協力を呼びかけ、「早ければあさってにも手続きを始めて…売り渡しをしていきたい」と述べた
・売り渡し対象は1万トン以上を扱える大手小売業者で、まず30万トンを放出、需要があれば制限なく放出する方針
・23日のNHK番組でも「2000円台ではなく2000円、こういった価格で売り渡しをしていきたい」と語り、価格設定の明確化を強調
・売り渡しには買い戻し条件をつけず、運搬費も政府負担とし、制度を柔軟に運用する姿勢
・小売業者向けの説明会は週明けに開催予定で、目標価格での早期流通が焦点

・同じく23日夜、石破首相はテレビ朝日の報道ステーションで農業を守ることは単に農家のためだけではなく、日本全体にとっても必要だと述べた
・続けて「コメの値段が下がり『もう作っていくことができない』となれば、大変なことになる。一生懸命、いろいろな努力をしてきた農家に国民全体の負担によって補填をしていくことは、政策としてあっていいのではないか」と発言
・また輸出については「余ったら輸出するというのではなく、品質の高いコメを世界に提供していくことを目指してやっていくのは政策としてあるべきだ」と語った

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【NHKさんの投稿】

引用元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250523/k10014815081000.html

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みんなのコメント

  • 国民の税金で仕入れた米を、また国民に買わせて国は儲けるのか
  • また民間頼みの糞政策
  • 農家の実情踏まえると、減反補助金は止めて 米作り補助金にするだけで主な要因は解決できそうだけど。 JA問題視して解体し農協資産を外資に売る狙いがあるから根本解決はやらないんだろうが
  • 米農家が困っているとか言われているけど 田んぼの農家って豪邸が多いような気がする
  • ここからさらに1,000円下がるの? っていうか 値引き圧力すごくね? 手間賃差し引いたら5キロ1,000円以下やぞ?
  • え?農家さんはどうするの? また時給10円を強いるの? 国内には減反政策を押しつけて、海外から安いコメを輸入して。 日本の農家をボロボロにしてるよ自民党酷すぎる。農家をつぶす気か?
  • 下げれば良いってものじゃ無いかと
  • さぁ、JAがどう出るか… 進次郎 Vs JA …第2ラウンドの始まりだ! 今度は大臣という立場なので、いい勝負になりそう…
  • 協力???? 具体的な政策や予算は?
  • 米農家の維持と消費者の手の届く適正価格とはなにかを見直す時期ではないのか。単に値下げだけを強調するのはいかがなものかと思う
  • すでに店頭にある米は下がりません。 すでに高値で仕入れた米は下がりません。 高いのが売れ残り、精米鮮度が落ちると値引きするかも
  • この人は何かを勘違いしておられる
  • 国民のために備蓄米出すの渋っても、選挙の為ならじゃんじゃん出せる?
  • 協力とか、こいつらホンマに他人任せで何もせんな。 不倫した政治家の言う事とか誰がきくんや
  • 備蓄米の価格も大切ですが流通量が不足してます 無理させて流通量が減るのが心配です 備蓄米には限りがあり、その後はまた米が入手困難になるのも困ります 適切な米価格を探り、減反政策を根本から見直し増産に舵を切り将来的に海外に出す米の輸出量を増やす方向も検討して頂きたいものです
  • アホくさ ついでに配給制度復活させれば?

japannewsnavi編集部Bの見解

小泉農相「5キロ2000円に協力を」に違和感 また“民間頼み”の劇場型政治か

小泉進次郎農相が、「備蓄米を5キロ2000円で店頭に並べられるよう協力を」と呼びかけたことが報じられました。さらに本人は「早ければあさってにも手続きを始めて、売り渡していきたい」とスピード感を強調。メディアには“決断力ある若手農相”として映ったかもしれません。しかし、この動きに対して現場やネットでは冷ややかな視線が注がれています。

コメの価格高騰に対する国の対応としては、いかにも「国民目線」「即対応」といったパフォーマンスに見えるものの、実態はどうでしょうか。農家の経営はすでに限界に近く、本業だけでは赤字で食えないのが現実です。多くの農家が副業として太陽光発電や不動産事業に頼らざるを得ない状況にあり、コメ作りだけでは雇用も維持できず、若手の新規就農も進みません。

そんな中、「協力を」と呼びかける農水相の言葉は、あまりにも軽く聞こえます。結局、流通や販売の現場に負担を押し付け、コメ価格の問題を“民間の努力”で解決しようとしているだけです。ここに、かつての「小泉劇場」を彷彿とさせる、見た目重視の政治手法が再び垣間見えます。

補填すべきは流通業者か、それとも農家か

今回、小泉農相が言及した「備蓄米の売り渡し価格」は、“2000円台ではなく2000円”という強調がなされました。しかし、精米・袋詰め・配送などのコストを考えれば、それで利益を出すのは容易ではありません。結局、採算が取れずに現場が疲弊するだけの結果になりかねないのです。

そして本来、今議論されるべきは「米価の是正」ではなく、「農業そのものへの根本支援」です。過去には減反政策により農家の意欲を削ぎ、国の主導で田んぼを潰してきた歴史があります。その補助金を“止めて”でも、米作りに対する直接支援に切り替える方が、はるかに現実的な政策であるはずです。

さらに言えば、農家が赤字経営を強いられている背景には、JA(農協)との力関係や、収益配分の構造的な問題もあります。JAのあり方を問題視する声が現場には根強く、根本改革なしに価格調整だけを行っても、本質的な改善には至らないでしょう。

本気で農業を守る気があるのか

私は小泉農相の発言に、「農政の現場を本当に見ているのか」と疑問を抱かざるを得ません。支援と言いつつも、実際には“協力要請”という形で民間に委ねるやり方は、責任の所在を曖昧にする典型例です。

農家が疲弊し続け、日本の食料自給率が危機的な水準にあるにもかかわらず、根本的な支援制度の見直しには踏み込まない。むしろ、JA改革を避け、農協資産を海外資本に売り渡す土壌が着々と整えられているようにも見えてしまいます。

農家を守ると口では言いながら、やっていることは“協力のお願い”と“買い支え頼み”だけ。これが本当に農業政策と呼べるのか、私たちは真剣に問い直す必要があります。

今、日本のコメ作りを救うには、見せかけの支援ではなく、根っこの制度を変える政治的意思が必要です。農業は、国の生命線です。その価値をもう一度真剣に見直す時が来ていると思います。

執筆:編集部B

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