稲田朋美氏「通称だと限界がある」旧姓の法制化を独自提案

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産経新聞によると…

「通称だと限界がある」自民・稲田氏、衆院法務委で独自案主張 鈴木法相「国会で議論を」

・稲田朋美氏は「旧姓の通称使用にも限界がある」と述べ、独自の制度案を主張
・「家族を同一の苗字で表し、その単位で戸籍が作られる今の制度は、家族の大切さ、一体感という意味から価値がある」
・「家族間のつながりは他の関係よりも強固で特別なものであるという感覚は、国民にも広く共有されている」
・「家族が一つの呼称を共有することはわが国に根付くものであって、ファミリーネームに価値がある」
・「選択だからいいじゃないか、選択肢が増えるだけだ、という意見もあるが、別氏が選べるということは、ファミリーネームを定めなくてもよいということだ」
・「民法における婚姻の規定は多くの国民の家族観を基礎とし、将来に渡ってもわが国の家族のつながりを支えていくものでなければならない」
・「単なる夫婦別氏には反対だ」
・「個人の尊厳、つまり苗字を失う喪失感や不利益が女性に多く生じている点をどうするのか」
・「婚姻前の氏を法律上の制度として安心して使用することができる新たな選択肢が必要だ」
・「通称は法的な呼称ではないので、使うかどうかや、いつ使うかは決まっていない」
・「自由な使い分けを許すとダブルネームになる恐れがあり、悪用すれば社会は混乱する」
・「通称は法的なものではないので、本人確認が高度に必要な年金、クレジットカード、パスポートのICチップには入れない」
・「通称を法律上の制度にするという議論は、法律上の氏と通称が併存してしまい、国際的な場面でかえって混乱する」
・「通称だとすべての不便や個人の喪失感を解消することができないという限界がある」
・鈴木馨祐法相は「国際的な場面で理解されづらい、不正を疑われるといった状況は認識をしている」
・「社会生活上の不利益が全て解決されるわけではないという指摘は承知している」
・「さまざま意見や懸念を考慮のうえ、国会で建設的な議論が行われ、より広い国民の理解が形成されるということが重要だ」
・稲田氏は「届け出を要件に、戸籍や子供の氏の決定など家族に関する規律についてはファミリーネームが用いられるが、個人は個人としての呼び名を法律上使うことができる」と説明

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250516-KEWZHXEMV5FZTCGGMVFRHL3HNM/

画像出典:毎日新聞

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みんなのコメント

  • なにミドルネーム名乗ってってこと?笑 田中吉田洋子ってこと?
  • こんどこそ落選してください。 期待しています
  • まだ、「通称」云々を言っているのか⁈それより、 「通名使用」の方が問題があると思うぞ
  • 別に勝手に使えば良くないか わざわざ法律で明記しないと使えないんか あとそれより先に通名の禁止
  • 椿原先生は立派な方だったのに(´・ω・`)
  • 結果的に男性の性になる人が殆どだけど、女性の性も選べるしねぇ… どうしても苗字に拘るなら事実婚で良いじゃない。 確かにリスクはあるけど苗字の方が大事なら
  • むしろ通り名を合法化してくれ。音速のリユース屋とか名乗りたい
  • 誰でも自分の苗字の限界を抱えているのだがな。 ありふれた苗字とか、突飛な苗字とか。 普通の苗字のワイ、神宮寺とか西園寺とか、なってみたいわ
  • 別なところにも書いたが故郷では姓を持たない農民が村の長に名付けを依頼。長は「お前は大根作りが上手い。大根(おおね)にせよ」。姓はこんな一面も持つ。 わしの家は天正まで遡れるらしいが姓にも名にもこだわりはない。物心つく前から皆に呼ばれ思い込まされたものが姓名であると思っている。 役所は戸籍は税と繋がりその対価行政サービスなどと言うが番号で代替できると思う。
  • ここまで安倍さんを裏切った輩はそうそう居ないと思います。
  • 限界とは実際にどのような例があるのでしょうか?
  • 夫婦別姓の前に通名禁止にしてよ 別姓とか意味ないじゃん
  • そんなに旧姓に拘るなら結婚すんなって
  • じゃあ事実婚にしとけよ 何でもかんでも世の中が自分の思う通りになるなんて思うなよ
  • また安倍氏を裏切ったコイツかよ 通称より通名を廃止した上での話だろ
  • 通名は限界突破しとるがな

japannewsnavi編集部Bの見解

「通称は限界がある」と語る稲田氏の主張に違和感

稲田朋美議員が国会で「通称使用には限界がある」として、選択的夫婦別姓に反対しつつも、個人が旧姓を法的に使える独自案を提示しました。しかし、今回の発言には、やはり疑問を抱かざるを得ません。

私の身近でも、30年以上前から旧姓使用はごく当たり前に行われてきました。特に会社では結婚後も旧姓を使う女性社員は多く、業務上の支障は一切なかったと断言できます。パスポートや年金記録でも、通称使用が問題になったという話は聞いたことがありません。実際、政府側からも「パスポートでのトラブルは報告されていない」との説明が過去にありました。

つまり、「通称使用には限界がある」という主張自体が、実例や根拠に乏しいように見えるのです。本当に「限界」があるなら、それを具体的に国民に説明すべきではないでしょうか。「ダブルネームになるおそれ」「社会の混乱」などといった抽象的な言い回しだけでは、説得力に欠けると言わざるを得ません。

戸籍制度の本質と「通名使用」への矛盾

さらに踏み込むと、今回の議論の背景には、現行の戸籍制度を守るかどうかという問題があります。稲田氏は「戸籍は家族の一体感の象徴」と述べていますが、それを言うならば「通名」使用の方がよほど問題です。日本国籍ではないにもかかわらず、日本人名を名乗って生活している人たちがいる現状こそ、法的な整合性を欠いていると感じます。

「通称の併用は混乱を招く」というのであれば、まずは「通名」の問題を真剣に取り上げるべきです。現実には、複数の名前を使い分けている人が既に存在し、それが犯罪の温床になった例もあるのです。にもかかわらず、夫婦別姓や通称使用だけに「混乱」の懸念を向けるのは、視点が偏っているように見えてしまいます。

日本の法律の整合性を本気で考えるのであれば、まずは「通名」の全面禁止や、帰化歴の開示義務化といった本質的な制度改革から着手するのが筋ではないでしょうか。

真の問題は「名前」より「制度の骨抜き化」

今回の稲田氏の発言を聞いて一番気になったのは、「選択的夫婦別姓」への対抗策のように見せかけた“中間案”が、むしろ戸籍制度を骨抜きにする可能性をはらんでいることです。彼女が提案するのは「戸籍上は家族で同一の姓を使いながら、法的に個人の旧姓も使えるようにする」という案ですが、それは要するに“戸籍名と法的氏名の二重構造”です。

このままでは、戸籍制度が形骸化し、やがて「個籍」化(戸籍制度の廃止)にまで進む布石となりかねません。実際、夫婦別姓推進派の中には、最終的に戸籍制度の撤廃を狙っていると明言している人物もいるのです。通称使用を法制度化するという話が出た時点で、すでにその流れが始まっていると見るべきでしょう。

私たちが守るべきは「名前の自由」などではなく、「日本の家族制度」そのものです。個人の自由や利便性も大切ですが、それを支えているのは安定した戸籍制度であり、家族を一単位とする共同体意識なのです。

稲田氏のような自称保守系議員が、国民の伝統的な価値観を尊重するようでいて、実はその足元を揺るがすような制度を提案してしまっている点に、大きな危機感を覚えます。日本の国柄を守るためには、家族制度と戸籍制度の一体性を崩してはならない。その原点に立ち返ることが、今こそ求められているのではないでしょうか。

執筆:編集部B

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