【訃報】「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ元大統領が死去

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FNNプライムオンラインによると…

“世界一貧しい大統領”ホセ・ムヒカ元大統領(89)死去 南米ウルグアイ第40代大統領 収入の大半を貧しい人たちに寄付

「世界一貧しい大統領」として知られた南米ウルグアイのムヒカ元大統領が亡くなりました。89歳でした。

ホセ・ムヒカ元大統領は2010年から5年間、ウルグアイの第40代大統領を務めました。

大統領在任中、公邸には住まず、首都モンテビデオ郊外の質素な住宅で暮らしていました。

また、収入の大半を貧しい人たちに寄付したことから「世界一貧しい大統領」と呼ばれ、国民からは「ぺぺ」の愛称で親しまれました。

国際的な舞台の演説でも、現代の大量消費社会は「持続可能ではない」と問題点を指摘してきました。

(略)

89歳でした。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

サキガケさんの投稿】

引用元 https://www.fnn.jp/articles/-/871386

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みんなのコメント

  • ご冥福をお祈りします
  • 地獄の閻魔は寂しがりやだからいいヤツからあの世に連れていくんだ。
  • 御冥福お祈り致します。
  • 知らない人だけどなんか悲しい
  • 天皇陛下に通じる国民を大切にする素晴らしい指導者でした ご冥福をお祈りいたします
  • 世界一 美しい生き方された方 の 一人です
  • 私は、この人が今までで一番尊敬する大統領でした。若い頃色んな事をされましたが、それも含めて素晴らしかった。ご冥福をお祈り致します
  • 「豊かさは財布の中ではなく、心の中にあると教えてくれた人。ムヒカ元大統領の生き様が、これからも世界の希望であり続けますように。」
  • 在任中も質素な暮らしをしていて、確か愛車は古いビートルワーゲンだったはず。 政治家になるや、利権を漁るのに必死になっていく人が多いのに、この方は違った。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
  • 尊敬すべきリーダーでした ムヒカ元大統領の愛車は1987年製のフォルクスワーゲン・ビートルで、大統領時代もこれを自ら運転。2014年にはアラブの富豪から100万ドルの購入オファーを受けましたが、「この車は私の相棒」と断りました。 ご冥福をお祈りいたします。
  • 私も 生き方 思想に感銘受けました 今の 拝金主義の方に 考えて もらいたいです
  • 大好きな方でした。 ご冥福をお祈りします
  • ムヒカ大統領の演説は一度見るべき大切なお話でした。ご冥福をお祈りいたします
  • 清貧を体現された、 御方であられました。 貴方様の高潔さが、 全人類の指針として 未来永劫に語り継がれます様に。 心から哀悼の意を捧げます。
  • この人の演説観て感動したのを思い出しました。 ありがとうございます
  • 書も読ませて頂きました。大阪で串カツも食されてましたね。とても素晴らしい方でした。ご冥福をお祈りいたします。
  • 素晴らしい方でしたね。本県の高校入試英語の長文にも出題されました。心から哀悼の意を捧げます。どうか天国から日本と日本人を守ってください
  • 自民党議員100万人分と同じ価値の命だった
  • 恥ずかしながら、このポストで初めて知りました。とても優しいお顔ですね……改めて貧しいと豊かさを考えさせられます。ご冥福をお祈り申し上げます。
  • 日本のゴミ虫みたいな政治家には絶対にいないタイプやな( ˘•ω•˘ ) 近いというなら河村元市長くらいか
  • 日本の政治家連中にも見習ってほしいものです。
  • 物に支配されない人生は生きていくための真理やなって思った
  • ご冥福をお祈り致します。この様なトップこそもっと長生きしていただきたかった
  • 人類にとっての偉大な指導者でした。あなたと同じ時代にいられて本当に光栄でした。あなたの姿がどれだけの人の手本になっているか。導きを心よりありがとう。
  • 前のローマ教皇、ムヒカ元大統領、心から国民に寄り添う、弱者を救いたい、という点で共通してますね。私は、今の天皇皇后両陛下、愛子様御一家を、日本国民として、心から誇りに思います。
  • 何処ぞの総理大臣や自分達の利権を最優先する政党にこの方の精神を見習ってほしいものだ。

japannewsnavi編集部Aの見解

世界が失った“本当のリーダー”

南米ウルグアイの第40代大統領を務めたホセ・ムヒカ元大統領の訃報に、心から哀悼の意を表したいと思います。「世界一貧しい大統領」として世界中に知られ、実直で誠実な生き方を貫いたムヒカ氏。89歳という年齢で亡くなったという報道を受け、私はまるで一つの時代が終わったかのような感覚に襲われました。

ムヒカ氏は、表面的な肩書きや贅沢に縛られることのない、本質に向き合った政治家だったと感じます。大統領でありながら公邸には住まず、モンテビデオ郊外の農場のような質素な住宅で生活を続けた姿は、当時の国際社会に大きな衝撃を与えました。彼が乗っていたのは、使い込まれた古いフォルクスワーゲンのビートル。国家元首としての華やかさとは真逆のその日常に、私は強い説得力を感じました。

高級スーツに身を包み、警護に囲まれたリーダー像とはまるで違い、ムヒカ氏はいつも“等身大”でした。その生き方こそが、政治家に求められる「信頼」の原点なのかもしれません。ムヒカ氏が言葉にしたことには、いつも「自分自身の行動がともなっている」という強さがありました。それは、口先だけで耳ざわりのいいスローガンを並べる現代政治に対する痛烈な対比でもあったと思います。

日本の若者にも届いた“豊かさ”の再定義

2016年、ムヒカ氏は日本を訪れ、大学で講演を行いました。テーマは「本当の豊かさとは何か」。この言葉には、今もなお深い余韻が残っています。物質的なものばかりを追い求める時代の中で、彼はあえて「少なく生きることの意味」を語ってくれました。人間が自分の時間をどう使うか、家族や友人とのつながりをどう大切にするか。こうした問いかけに、多くの若者たちが心を揺さぶられたのは自然なことだったと思います。

現代の日本では、特に若い世代が経済的な不安や将来への漠然とした焦りを抱えています。どれだけ働いても生活は安定せず、消費が促され、便利さばかりが強調される中で、「そもそも何のために生きるのか」「豊かさとは何か」といった根本的な問いが見失われがちです。

ムヒカ氏はその問いに、まっすぐに、しかし穏やかに答えてくれた数少ない存在でした。彼の講演をきっかけに「価値観が変わった」と語る学生の声を、当時いくつも見かけました。私自身もあの言葉を思い返すたび、心の中で生活のペースを見直すようになったのを覚えています。

「時間こそが人生そのものである」と彼は語りました。時間を切り売りして得たお金で何を買うかより、その時間をどれだけ自由に生きられるか――その視点を持つだけで、人の生き方は大きく変わるのではないかと思います。

消費と効率の時代に、何を残すか

ムヒカ元大統領の演説で特に有名なのが、国際会議での「大量消費社会は持続可能ではない」という指摘です。その発言は、先進国を含めた世界の在り方に強い警鐘を鳴らすものでした。

私たちは気づけば、便利さと引き換えに“自然”や“つながり”や“感謝の心”を失ってきたのかもしれません。食べ物が当たり前に届く、家電はワンタッチで操作できる、SNSで世界とつながっている。それらは便利ですが、その裏で人間が失っているものへの自覚は、果たしてどれほどあるのでしょうか。

ムヒカ氏のように、自分の言葉で「これでいいのか」と問う人がいなくなれば、社会はますます機械的な方向へ流れてしまうのではないかという危機感を覚えます。だからこそ、彼の訃報に接して、彼の哲学や言葉をただ過去のものとして片づけてはいけないと感じます。

今の日本は経済再建や国際関係など多くの課題に直面しています。しかし、その中でも「人としてどう生きるか」という根幹を見失っては、本当の意味での再生はないと思います。政治や経済の話とは別の次元で、私たちが見直すべき“生き方の本質”が、ムヒカ氏の足跡には詰まっていたのです。

彼のような人物はもう出てこないかもしれません。しかし、彼が生き様で示してくれた理念は、これからの日本や世界が進むべき方向を静かに照らし続けるものだと信じています。

執筆:編集部A

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