
MBS NEWSによると…
JR脱線事故で生き残るも…ブログに記した罪悪感「わたしはただの形骸」25歳で自死した “犠牲者”
2025年4月25日で発生から20年が経った、JR福知山線脱線事故。直接死亡した人は乗客106人と運転士1人、計107人にのぼる。事故車両に乗っていた大学生の男性は、一命をとりとめたものの、あの日を境に人生が一変、自死に至った。107人に含まれない”犠牲者”は、生き残った者としての「罪悪感」に襲われていた。(松本陸)
誕生日に事故に遭いケガ… その日もピアノのレッスンへ
兵庫県宝塚市の実家に住んでいた岸本遼太さんは、2005年4月25日、通っていた京都の大学へ向かうため、JR福知山線に乗車。事故車両の4両目に乗っていた。その日が、22歳の誕生日だった。
(略)
遼太さんは、加害企業であるJR西日本への感情や、事故をめぐる自らの心境などを、ブログに詳しく記していた。2005年10月には、「夢」というタイトルで、以下の文章がある。
(2005年10月22日「夢」)
「わたしは、ちょっと離れた後ろから、呆然と、その男を見ていた。
一瞬。
いつの間に、後ろに回り込んだのだろうか、わたしの背中に、男が抱きついてきた。
とても強く締め付けられた。
振り返ると、その大きく見開かれ、血走った目は、こう言っていた。
『どうして、お前は生きているのか』と。
はっとして、目が覚めた。」
(略)
2006年4月20日)
「4月25日はわたしの誕生日
誕生日だから助かったのか
(中略)
正直なところ、とても複雑
わたしはなんで、生き残ったんだろ」
(2007年4月25日)
「この2年、色々とありましたが、それでも、記憶の区切りともいうべき頭の中にあるしおりは、2005年の4月25日に挟まれています。
何か思い出す分岐点であり、記憶の節目です。
(中略)
今でも、この事故で亡くなった方に、『何で、お前が生きているのか』と、問いつめられています。」
(略)
(2008年4月25日)
「4月25日は、わたしの誕生日でもある。
しかし、わたしの年齢は3年前から変わらず止まっている・・・
今のわたしには、この日、黙祷しかできない。
それ自体も、何になるのかと自問自答する。
無力だ。
そして空虚だ。」
(2008年6月7日)
「わたしは、ただの形骸だ。」
自らを「形骸」と表現した4か月後の2008年10月、遼太さんは自ら命を絶った。25歳だった。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【Yahoo!ニュースさんの投稿】
【脱線事故で生き残り 罪悪感で自死】https://t.co/jrzbcH7oRO
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 11, 2025
心が弱いとかじゃなくて
— ひみこ(野良うらぎ🐇) (@himiko_new) May 11, 2025
繊細で優しい人なんだよ
想いが強くて、、、
誕生日って忘れられないし
お祝いなんか二度とする気分なれない
ネタにする奴もいるんだけどな
まじでリアルな107人もの死体が周りに沢山あってそれを目撃したらおかしくなるって、、、
— 美女ちゃん復活♡ (@b1004chan) May 11, 2025
事故後に何事もなかったように自分を落ち着かせるように用事に向かいこなして帰る人は多いと思うよ。
— あんこパイ (@ankopaijp) May 11, 2025
しかし事故直後に喪服の冗談はどうかと思うよ。まじで
引用元 https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2025/05/106422.shtml
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みんなのコメント
- これなんとかならなかったんだろうか せっかく生き残ったのに悲しすぎる
- これはきつい この記事見て「せっかく生き残ったのになんで自殺してんの」とか書く奴は、人間は複雑な生き物なんだということをわかった方がいいし、とりあえず本でも読もうか
- 変な話だけど ゾンビ映画とかで最初はみんな必死に生き残ろうとするけど、周りの人亡くなって行ったら自分だけ生き残ったとしても 結局 このような感じになりそう。
- 記事、全部拝見しました。 形骸…。 そうですね…。 なんかもう…分かるというのか…。
- 優しすぎたのか。その立場になった事ないから分からないけど辛かったのは確かなんだろう、ご冥福をお祈りいたします
- 「生き残ってしまった事」への罪悪感なのかな 恐らくそこからどんどんネガティブになったんだろうな…
- 「死ぬことなんかない」「生き残ったんだから幸せと思わなきゃ」みたいな純粋な感想が鋭利な刃になっちゃうんだろうな 当事者以外は理解できないだろうし
- コメントしてる人たち何もわかってないな PTSDというのはいわば 病気や 例えばな? 生きてるだけで丸儲け! と言ってる人もPTSDになったら 180度考えが変わるねん 思考が別人になるねん 彼は自分で選んだんじゃない PTSDという病に殺されたのよ 精神病ってそういうもの
- 感じる人は感じるし、感じない人は感じない。この事件は地震や水害などの災害ではなく人災。 社員を追い詰める日勤教育が起こした人災。 JR西日本の処分された幹部の一部は何故自分がこんな目にあうんだと嘆いている記事を読んだ。 これが感じない人。 人によって心の痛みの感じ方が全く違う。
- この人が次、生まれ変わったら安心して暮らせる世の中をみんなで作らなな
- 現場に居合わせた知人は「到底人が耐えられるような光景ではなかった。何年経とうと、あの凄惨さは昨日のことのようにいつも脳裏に張り付いていて、些細なことで鮮やかに蘇って吐き気を催す」と仰っていました。 もはや現場を見ていない私たちにとっては、どんな断定的な言葉も差し出す資格はない。
- 夢の中で「どうしてお前だけ生きてるだ」とか言われたら、現実でも誰かにそう思われてるかも…みたいな気持ちになって病むよ。それにこの人やこの事件と関係ない話題でも「まだ○歳だった」みたいな話を聞いたら嫌でも考えちゃうだろうし…。この苦しみは本人にしか深く理解はできないだろな
- 人が真剣に悩んで、悩んだ末にそういう結末を迎えたことについて、 死ぬ必要ないやん みたいな無神経かつ、自分だけの視点でしか物事を考えられてないような発言をする奴ら、本当に人間なのか疑ってしまう。
- 行き過ぎたJRの経営合理化と、労務管理という名の労働者支配から起こった脱線事故の犠牲者ですね。 自死に追い込まれるまで、どれほど苦しみ、絶望と虚無の間で生き続けていたことを思うと、想像に絶します。心より慎んでお悔やみ申し上げます。
- ご冥福をお祈りします。 本来責のないはずのことに罪悪感を覚える。 こんな優しい人にこそ生きてて欲しいと思うけど、生きてても生き地獄に苛まれ続けるだけになってしまうのかな…どうか天国で安らかに。
- 生き残って本当なら良かったと思えるはずが、自分を苦しめる結果になってしまった。 皆が皆同じではないと思うが、心に大きく怪我をしてしまったことが誕生日と重なってしまったこともあり癒える事は無かったんだな。
- 記事読んだけど、真面目で心に優しい人だったんだね… 本人にしか苦しみは分からないけど、事故の日が誕生日だったのてのも苦しみに拍車をかけたのかな… 御冥福をお祈りします。
- 何もしない無関係の人間だからただただ生きてればよかったんだよって無責任なこと思うけど、それが当人にとってどれだけ残酷なことか。生き地獄だったと思う。3年間よく頑張って生きた。偉い。せめて安らかに眠って下さい。ただただせめて心に安らぎがありますように。
- 凄惨な事故で「どうして自分は生き残ってしまったんだ」「自分じゃなくてあの人が助かった方が良かったのでは」「沢山亡くなったのに自分は生き残ってしまってそんな価値ある命だろうか」等々なる人も多い様でそれに耐え切れなかった人だったんだろうな…
- これは本当に大きな事故でした。 遭遇された方は、自身の怪我が大きくなくても、衝撃、音、におい、様々な異様な体験をされています。 多くを見なかったと言いながらも見たものがあるのだと思います。 ケアに繋がれれば良かったのですが、PTSDのケアって日本でちゃんとあるんだろうか。
- 確かこの事故に駆けつけて救助活動したドクターも自死されてるよね 関わった人がたくさんPTSDなったりしてるらしいし
- PTSDは「現実に痛い」のです。 苦痛がずっと持続して耐えられなくなる。 戦闘や空襲、災害被災、単独の事故から病による喪失までその苦痛は様々ですが、現代の医療がいつか解決してくれる事を祈ります。
- 辛い。読んでいて胸が凍るように締め付けられる。自分の手の届く範囲の人だけでも、少しでももっと寄り添えるような人間にならないと…と思わされる 本当に辛い。苦しみはいかほどだっただろう 八重桜は長寿を象徴する花だそう。お母様の想いや願いの深さに、敬意を表さずにはいられません。
- 地獄を知らんからな さっきまで普通に乗っていた人達が目の前でぐちゃぐちゃになってたんだぞ… 瓦礫をひっくり返したら、頭がないとかさ…
- 悲しい…ひたすらに悲しすぎる… 本人を救ってあげられる言動が何だったのか 考えても思い浮かばない… 繊細で優しい人だったんだろうな… どうか、その魂に安らぎを…
japannewsnavi編集部Aの見解
見えない「犠牲」が語る事故の真の痛み
JR福知山線の脱線事故から20年という月日が流れました。あの衝撃的な映像と、積み重なる犠牲者の報道に、当時の日本中が言葉を失った記憶は今でもはっきりと残っています。事故の直接的な死者は107人とされていますが、今回あらためて報じられた、生き残った一人の若者が自ら命を絶ったという事実に、私は言葉を失いました。
その青年、岸本遼太さんは、事故当日の4月25日が誕生日だったそうです。事故で命は助かったものの、それ以降の人生は、「なぜ自分だけが生き残ったのか」という罪悪感に苛まれ続けたといいます。彼が遺したブログの言葉には、生き残った人間としての苦しみ、静かなる絶望、誰にも打ち明けることのできない孤独が、痛いほどににじみ出ていました。
交通事故というと、つい数字でその被害を捉えてしまいがちです。しかし、事故の本質的な「痛み」とは、数字では表現できない部分にこそ宿っているのだと、彼の言葉から深く教えられました。
形のない傷に、社会はどう寄り添うべきか
遼太さんは、「わたしはただの形骸だ」と書き記しています。この一文には、精神的ケアの重要性を痛感させられます。身体的には助かっても、心が壊れてしまえば、その後の人生は生き地獄にもなりかねない。遺された者の人生は、決して「生きているから幸運」とは言えないのです。
日本ではようやく災害や事故の被災者に対して、心のケアが必要だという意識が広がりつつありますが、それでもまだ「目に見えるケガ」ばかりが優先されがちです。遼太さんのようなケースは、制度の網の目からもれ、支援の手が届かなかった典型のように思えてなりません。
保守的な立場に立つ私としては、社会は秩序や責任を守ると同時に、「弱さに対して手を差し伸べる力」も必要不可欠だと考えています。たとえ国家や企業が公式に謝罪や補償を行っていたとしても、それだけでは救えない命がある。その現実に対し、国も企業も、そして私たち国民も目を背けてはならないと感じます。
精神的ケアとは、特別な治療だけでなく、「話を聞いてくれる誰かがいる」「忘れられていない」という実感を持てる場があるかどうかにかかっています。あの事故が「過去の出来事」として風化していくなかで、その後に続いた見えない苦しみを、どうやって社会は記憶にとどめ、教訓として未来につなげていけるのか。これは大きな課題だと感じました。
事故を語り継ぐ責任と、遺された言葉の重み
遼太さんが記録していたブログには、淡々と、しかし確かに、自分の心の葛藤が綴られていました。年月が過ぎても「心のしおり」が事故の日に挟まれたままだと語る彼の言葉は、時間がどれほど過ぎても消えない心の傷を物語っています。
事故から20年という区切りを迎える今、社会として事故の教訓をどう受け継いでいくのか、改めて問われていると思います。安全対策の強化はもちろん必要ですが、それと同じくらい重要なのが、「事故の被害は目に見えるものだけではない」という理解を深めることです。
命が助かっても、その人の心や生活が崩れてしまえば、やがて命を落とすことにつながってしまう。遼太さんのような事例は、JR西日本や行政だけでなく、社会全体が背負うべき問いを突きつけています。
彼のような存在が、「犠牲者」として数に含まれていないことも、私には納得がいきません。事故の報道ではよく「死者〇〇人」と言いますが、その中に彼のような、後から命を絶った人は含まれていない。数字には表れない、けれど確かに失われた命がある。その事実を、私たちは決して忘れてはならないと思います。
私はこの事故を忘れません。そして、遼太さんが残した「なぜ自分だけが生きているのか」という問いも、他人事には思えませんでした。災害や事故に見舞われたとき、人は誰でも同じような感情に向き合うかもしれない。だからこそ、社会は人間の弱さに優しくあるべきだと、あらためて強く思わされたのです。
執筆:編集部A
























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