【元検察官さん】戸籍が無意味?事件配転で最初にやるのは戸籍取り寄せ、裁判でも必須。重要性を知らないの?

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以下,Xより

Tomokoさんの投稿】

引用元 https://x.com/h_tomoko__/status/1920805533612691830?s=51&t=yaaDBrGA3mXg3Aj8iPXJUw

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みんなのコメント

  • 事件ではないですが、戸籍があったおかけで相続をスムーズに進めることができました。 誰がいつどこで誰から生まれて誰と結婚し子を成したのか等を正確に記録した戸籍制度は日本が世界に誇るものだと思います。
  • 取り寄せしなきゃいけないのがなんとも時代遅れな気がします。 戸籍はあっても良いと思う派ですが、ネット時代に実務で必要になるのは勘弁して欲しいです。
  • ホリエモンは寺に記録があるからそれでいいと言ってましたっけ
  • 辛坊も堀江も古市も🐎🐒だから何も考えず金目当てでポストするのです
  • 亡父は1940年6歳で両親と死別し妹は養子に。 私の叔母にあたる方の訃報の連絡を弁護士から受けた。 特別老人介護施設で暮らし身寄りが無く、後継人の弁護士が戸籍を辿った末の連絡。 叔母の遺骨を迎えに行った。 戸籍があれば姓が変わっても血縁を辿ることができる。 だから戸籍は大切なのです。
  • 戸籍があるおかげで多重婚とか隠し子とか簡単に調べられるみたいやね。 なくせば調べるのに苦労したりテマが増える意見も耳にして必要性に納得した
  • いや、犯罪者なんだよ。 取り寄せられたら困るの。 制度がない方が助かるんだよ、うやむやに出来るから。
  • 同等以上の情報の管理と出し入れが今より簡単になれば マイナンバーに統合でも 戸籍を引き続き運用でも、どっちでもいいかな
  • 事件において身上関係を明らかにする事の大切さに誰に反論しないと思いますよ 戸籍というフォーマットである必要がない、と言うのが戸籍廃止の本質かと 戸籍自体は国民を管理する役所のフォーマットでしかないので そもそも電子化した時点で戸籍の有用性は無くなってしまったし
  • 知らない人は感覚だけで喋ってるんだろな…(裏付け皆無)
  • 戸籍をなくして、免許証も保険証も全てが一つのデータとして管理された時、もしもそのデジタルデータが悪意を持ったものによって書き換えられたとしたら自分が自分では無くなってしまうと思う🥺個人の証明は管理者が複数いて出来るだけ複雑な方が良い🥺
  • いやぁ、戸籍があるからルーツもわかるし、何より信用の証明にもなるから不要論がいまいちピンとこない。 不便だなと感じるワンシーンはあっても、それを遥かに凌駕するメリットがあるから…
  • この数年答え合わせが目立ちますね👀なんとも思わないものなのかな
  • 慣れた方が見れば戸籍謄本からその家族の家庭の状況等も推測出来るらしいですよね。 また、戸籍があるから犯罪を犯した場合もある程度追跡出来たりするのではないかと勝手に思っています。
  • 出自に個人的な事情がある人、親子関係が良くなかった人にとっては忌み嫌うものなのかな? 自分は便利なものだと思うけれど
  • ヨットで遭難し荷物全部無くした時も、 戸籍はあった方が、 身分証明は楽ちゃうかなぁ〜
  • 分からないので教えてください 関係者の身上関係を明らかにすることで再犯防止に役立つのでしょうか? 事案の真相解明に役に立つのは、少し分かりますけど
  • 戸籍要らない人が未だに日本国籍捨ててない、というツッコミに笑ってしまった
  • 元検察官のご意見 本当に助かります 素人では分からない事が 沢山あります 口コミに感謝いたします

japannewsnavi編集部Aの見解

「無意味」と片付けてよい制度ではない

先日、ある著名人の投稿がSNS上で大きく話題になっていました。「戸籍は無意味な制度であり、多くの国民がそれを疑問にも思わず受け入れていることが日本の低迷につながっている」という主張です。強い言葉で制度を否定するその文面には、確かに一部の共感を集めていたようですが、私は大いに違和感を抱きました。

なぜなら、戸籍は単なる「紙の登録」ではなく、日本という社会における法的秩序と個人の関係性を支える、極めて重要な基盤だからです。特に、元検察官の方が反論として述べていたように、事件や裁判の現場では戸籍が欠かせない役割を果たしています。事件の当事者が誰か、どんな関係性にあるのか、出生や婚姻、親子関係などを正確に把握するために、まず確認されるのが戸籍です。

それを「無意味」と一蹴するのは、制度の表面しか見ていない証拠だと感じました。そしてそのような視点が、逆に社会の根幹にある秩序や信頼を、じわじわと崩していくのではないかという懸念も抱かざるを得ませんでした。

戸籍制度は社会の“骨格”である

私は、戸籍制度とは社会における「骨格」のようなものだと思っています。たとえば、私たちは公的な手続きにおいて、しばしば「本人確認」が求められますが、それだけではありません。婚姻届を出す際、相続の際、養子縁組、成年後見制度の利用、さらには選挙の候補者資格の確認まで、あらゆる局面で戸籍は活用されているのです。

これを「無意味」と断ずるということは、すなわちその全ての法的根拠や判断の土台を否定するに等しいのではないでしょうか。社会が信頼と法の支配で成り立っている以上、その根拠となる書類や制度を維持することは、国家として当然の責務であり、また国民にとっての安心でもあります。

特に日本の戸籍制度は、親子関係や兄弟姉妹のつながりまでが一目で分かる精度を持っています。これがあるからこそ、家庭裁判所も、弁護士も、税務署も、それぞれの判断を迅速に下すことができるのです。もしこれがなくなれば、関係の証明に膨大な資料を要するようになり、行政手続きや裁判は著しく煩雑化します。

韓国が戸籍制度を廃止し、「家族関係証明書」「基本証明書」などに分割したことで、逆に必要な書類が増えてしまったという事例を見れば、日本の戸籍制度がいかに合理的であるかが見えてきます。

問題は制度よりも「理解」の側にある

今回の戸籍否定発言に対して、私は「戸籍の中身をどこまで知った上で言っているのだろう」と疑問を持ちました。世の中には、制度の存在は知っていても、その実際の運用や価値を知らないまま批判する声が少なくありません。しかし、制度とは「わかりにくいから悪い」のではなく、「知らないことの責任」があることも忘れてはならないと感じます。

戸籍が存在することで、国民は法的な保護を受けられます。家庭内で起こる問題も、法律上の親子関係や婚姻関係が明確だからこそ対応できるのです。近年話題になる事例では、相続トラブルが増加していますが、その多くは戸籍をたどることでスムーズに解決されています。これを無くしてしまえば、法的トラブルはむしろ増える一方でしょう。

もちろん、制度に改善点がないわけではありません。戸籍上の表記が古い言葉だったり、差別的と受け取られる可能性のある項目が残っていたりする場合もあります。そういった点には丁寧な見直しが必要です。しかし、制度自体の根本を「無意味」と片付けてしまうのは、議論の放棄でしかありません。

むしろ今必要なのは、制度をよりよく理解し、時代に合わせて運用を洗練させていくことではないでしょうか。合理性を失うのではなく、合理性を高める方向で考えるべきです。

私は、戸籍制度が持つ価値を軽視すべきではないと思います。社会を動かす見えない基盤として、今もなお十分に機能しているこの仕組みを、私たち自身がしっかり理解し、必要なところは支え直していく。そういう姿勢こそが、真に成熟した社会の在り方なのではないでしょうか。

執筆:編集部A

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