【昼食10分「万博遠足」に教員悲鳴】

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産経新聞によると…

大阪府が府内の小中高生らを学校単位で大阪・関西万博の会場へと無料招待する「万博遠足」事業を巡り、参加校側が神経をとがらせている。専用列車の乗車時刻やパビリオンの予約時間によっては滞在時間が限られ、会場内を駆け足で回らざるを得ないためだ。すでに遠足を終えた小学校の中には、10分で昼食を済ませる「弾丸遠足」を余儀なくされた事例もあった。疲労や熱中症のリスクなどを踏まえ、現場の教員や保護者からは余裕のある行程を求める声が上がる。

「スケジュールが過密すぎる。子供がホンマかわいそうや」

数千人もの児童生徒らでごった返す万博会場の東ゲート前広場で4月、300人超の児童を同僚とともに引率してきた小学校の女性教員はそう漏らす。

会場に滞在できる時間は約2時間半。その間に昼食を取ってパビリオンを見学し、全員を安全に連れて戻らなければならない。緊張感からか、教員の間ではいらだちも募る。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

Yahoo!ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250504-PQIE33ERDFKTRKSVRBFEFW24UQ/

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みんなのコメント

  • 何万人も来場者がいる会場に小学生100人単位で引率大変だろうなあ
  • 普通に考えて、遠足でここは無理。計画を立てた段階で分かるはずだ。教員だからやれ!じゃなく、できないことはできないと結論づけることも大切。子どもの命を預かる重さを忘れないで欲しい。
  • 未成年除いたら客の数は半分以下かも (´∀`)
  • えええ…(´・ω・`)
  • 学校優先入場とかないのに無理でしょ。そも入場人数を稼ぎたいだけなのだから生徒に入場券を配布して家族で行けばいいのでは?人数は学校に配布した時点でカウントとすればいいじゃない。どうせ関係者込みにしてるザル入場カウントなのだし🤭
  • 万博は家族と一緒に行けばいいと思うよ。
  • 児童・生徒も悲鳴。
  • リングの上も歩かせてもらえない感じ?
  • 私の親は大阪市内住まいで前回の万博の頃に遠足で行った勢だけど、その頃も太陽の塔の周囲をウロチョロして適当な広場でお弁当を食べて帰ったらしい。月の石とかパビリオン系は学校単位では安全確保出来ないし行かなかったと。そのレベルで良くない?学校行事でガッツリ見せる必要はない。
  • その学校のスケジュールがハズレやっただけでそんな学校が何校もあるとは書いてない。日教組が維新肝入りの万博の事を褒める訳ないし話半分で行った日の天気が暑すぎない程度でゲリラ豪雨もなくちょっと楽しい記憶が残れば良いね。期間限定で二度とみんなでは行けないレアなイベントなんだから
  • 体育会系って感じでいいやん
  • 行かなきゃいいのにw
  • 別に遠足だったらコモンだけで十分、その後子供にどのパビリオン行きたいのか聞いて家族で聞けば良い。無料招待券配布されてるんだから。
  • 学徒動員と言うワードが頭に浮かんだわ😠
  • 移動手段が分からんが移動中に食べる…というわけには…いかんか😂😂😂…(¬_¬)
  • 弾丸すぎるでしょ!楽しめない…
  • 悲鳴を上げたいのは大人の都合に巻き込まれた子供だろ。何教員が被害者みたいなツラしてんだ。
  • 悲鳴が聞こえそうです🥹🥹🥹
  • だから、要請拒否すれば良いでしょうに。
  • 万博遠足…というより…弾丸な感じがします…😢
  • 「いのち」がテーマでナンボでも燃えてくれるよね。煉獄さんでも燃やした命は一つなのにミャクミャク様は人の命を何だと思ってるんだい?
  • USJ行かせなよ″╯-╰
  • 先生もほんと大変ですね
  • これから熱くも成って来るし、満足に休憩もできなかったら教員達や子供達も厳しい状況下で健康面がかなり心配だよね😟。維新のエゴの為に、教員や子供達を犠牲をしてまで万博に参加する意味はあるのだろうか🤔。
  • いのち縮まる地獄絵図やん
  • やっぱり大阪万博て、サバイバルゲームやん!
  • 遠足ってそもそもがそんな感じの滞在時間だと思ってた ご飯が10分は確かに短いけど 友達と楽しく木造リングに登って世界には沢山の国があるんだと感じてくれたら十分 各国の国旗がはためくのを見るだけでも行く価値がある うちの子も学校から行きますよ
  • USJ行っても悲鳴だけどね。人がとにかく多いし、有名アトラクションなんて2時間待ちだよ。
  • これでは…『万博へ行った』という、学校側の単なる実績作りの域にしか思えない。事務的じゃん 悲鳴をあげるのは、むしろ子供たちです
  • 「半日だけ見て帰ってくればいいやん」て書き込みを目にしたことがあるけど、規模的に無理ですね。私は万博そのものには反対ですが、開催する以上はせめて子どもたちには良い想い出を作って欲しいんですよね。貴重な遠足、ずっと記憶に残ります。

japannewsnavi編集部Aの見解

「万博遠足」に滲む現場の悲鳴と無理のあるスケジュール設計

大阪・関西万博に関連する「万博遠足」事業についての報道を読んで、私は強い違和感と同時に、現場の教員や子どもたちに対する深い同情を覚えました。大阪府が府内の小中高校生を無料で万博に招待するという取り組みは、一見すれば素晴らしい社会的施策のように映ります。しかし、その実態は、想像以上に過密で過酷なスケジュールを子どもたちと教員に強いているようです。

報道によれば、すでに参加を終えた小学校では、滞在時間わずか約2時間半の中で昼食とパビリオン見学を済ませなければならず、中には「昼食時間が10分しかなかった」という事例まであったとのこと。これでは“体験”や“学び”の場であるはずの遠足が、“消化試合”のようになってしまっているのではないかと思えてなりません。

教育の名を借りた“動員”では意味がない

万博は本来、世界の先端技術や文化、未来社会の姿に触れる貴重な学びの場です。だからこそ、「遠足」という形で子どもたちに実際に会場へ足を運ばせる意義はあるはずです。しかし、その学びの中身が「急かされて弁当をかき込み」「時間に追われてパビリオンを通過する」ものであってよいのかと考えると、大きな疑問を感じざるを得ません。

“体験型学習”というのは、ただ現場に身を置くだけでは成立しません。そこには、「時間的・精神的な余裕」が必要です。子どもが自分のペースで見て、聞いて、考えることができてこそ、本当の意味での学びが生まれるのです。大人ですら疲れ果てるような混雑の中で、数百人規模の団体をわずか数人の教員で引率する。そのプレッシャーは、想像するだけでも胸が詰まる思いです。

教員の負担は限界に近い

私が特に印象深く感じたのは、会場を訪れていた女性教員の言葉です。「子どもがホンマかわいそうや」というひと言には、教育者としてのやるせなさ、そして限界に達した疲労と緊張が滲んでいました。昨今、学校現場では人手不足や業務過多が問題視されています。そこに“自治体主導”の大型行事が加われば、現場はますます追い詰められます。

しかも今回は、万博という大規模イベント。専用列車の乗車時間に制限があり、パビリオンの予約時間も決まっているため、タイムスケジュールはほぼ固定化されてしまっています。柔軟性を失った計画の中で、子どもたち一人ひとりの体調や状況に目を配ることがどれほど困難か、学校関係者でなくとも理解できるはずです。

安全管理と熱中症リスクにも目を向けるべき

また、時期が進めば気温も上がっていきます。4月の時点でこの状況ですから、真夏の万博遠足はさらに厳しいものになることが予想されます。10分で昼食を取らせるような行程では、水分補給もままならず、熱中症のリスクは格段に高まります。

一歩間違えば重大事故につながる可能性があるということを、主催側はもっと深刻に受け止めるべきです。公共交通機関、混雑した会場、過密な時間割といった複数の要素が組み合わさった現場で、いったい誰が責任を持って安全を確保するのか。このままでは、万博の意義どころか、子どもたちの命さえ危うくする可能性があるという点に目を向けなければなりません。

無料招待という施策の“落とし穴”

この事業は「無料で子どもたちを招待する」という点が強調されています。確かに経済的負担が軽減されることは家庭にとってありがたいことです。しかしその“無料”が、結果として「過剰なスケジュール」と「教育効果の欠如」を引き起こしているのだとすれば、本末転倒ではないでしょうか。

本当に子どもたちのためを思うなら、数を追うのではなく、質を追求してほしい。全校的な動員ではなく、希望制にする、あるいは少人数グループに分けて日を分けて実施するなど、工夫の余地はまだあるように感じます。無料だからといって、子どもや教員の負担を顧みない制度設計であってはならないと私は思います。

万博の理想と教育の現実をつなぐには

万博は夢を見せる場であり、未来を描く場所です。だからこそ、子どもたちにその感動を与えるには、“ただ連れていくだけ”では不十分です。むしろ、ゆとりのある環境の中で、「楽しかった」「また来たい」と思えるような体験をさせることが、未来志向の教育につながるのではないでしょうか。

大阪府の施策自体を否定するつもりはありません。趣旨そのものは意義あるものです。ただし、それが現場でどう運用されているかについては、もっと真剣に見直すべき段階に来ていると私は思います。

教育の現場は、理想と現実のはざまで常に揺れています。その現実を無視した理想だけの計画が、現場にとってどれほどの負担と苦悩をもたらしているか。今回の「万博遠足」問題は、その典型的な例ではないでしょうか。

執筆:編集部A

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