小1の通知表を廃止、「自己肯定感が下がる」との意見受け…岐阜・美濃市

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読売新聞によると…

岐阜県美濃市の全5小学校が、今春入学した1年生の通知表を廃止する。市教育委員会への取材でわかった。通知表の扱いは校長に決定権があり、昨年12月の校長会で決まった。

市内の小学校では、教科ごとに「◎」「○」「△」の3段階評価の通知表を学期末に児童に配布している。市教委によると、昨年11月の総合教育会議で「児童が丸の数だけをカウントして比較することで、自己肯定感が下がるのでは」などの意見が出されていた。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

保守速報さんの投稿】

引用元 https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20250502-OYT1T50214/

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みんなのコメント

  • 肯定感を下げてるのは、そういう意見を投げつける親じゃないかな?通知票は教師と子供、親の大事なコミュニケーションツールなんだよ。教師がつけた○の項目を、こどもに教えて、これこうなんだね!すごいね!って言うのが大事。私は楽しみだったよ、毎回。先生見ていてくれるんだなって思うし。
  • 競い合うとかは大事だと思うけど
  • いずれ小1どころか、小6まで全ての通知表を廃止する小学校が出てきそうだな。
  • じゃあ自己肯定感は何歳から通知表に耐えれるんだよ、アホくさ💢
  • 就職試験も廃止したらいいよ
  • 一部のクレーマー親の意見に屈してどうすんの 競わせることを教えるのも学校だろうが
  • 自己肯定感を気にするなら、自虐史観を改めたほうがいいだろ。
  • ついでに運動会の徒競走も廃止するが良いさ。
  • 得手不得手が親にわからんのでは???
  • 小1って、自己肯定感とか感じる物なん?3とか4とか5とか並んでたけど、イマイチ実感無かった覚えしかない。
  • うーん。。厳しく付けんかったら良いのでは。。カラオケ採点だってほぼ歌わなくたって50点以下はそうそう出ないみたいな。1学期評価されててここの部分よく頑張ってましたねってイベントあるだけでも達成感とか緊張感ってある物だと思うけど。
  • 小1の通知表で自己肯定感が下がる?って 小2は良いの?というか小1の頃の通知表でガタガタ言うのはどうよ 理解に苦しむ🤔🤔🤔
  • 通知表の採点方法が問題なんですよ 例えば5段階だと、クラスの1割が5,同数が1ってなってるから1にすべきじゃない子まで1になる もちろん4と2も同じ
  • 自分の勉強の成果がわからないではないか?目標が無くなってしまうとどうでもいい感が芽生えてくる。
  • …いや…多少メンタル強化するのも必要じゃない?そうでないと勘違い痛い人物が大量生産されそう。本当に最近何度も思うけど、ソドムとゴモラにして末法の世だよ……😔 甘やかすのだけがいいことなんだろうか…
  • またモンペかよ┐(´д`)┌
  • 小1の通知表って親の通知表にしたらええやん
  • 子供の気持ちばっかり優先していたら何も出来ない子が出来上がりそうだな
  • 手を繋ぐ徒競走と何が違うのだ?脚が早いとかボールを遠くに投げられるとか と同じことだぞ?
  • 小学生の頃の通知表が 相対評価だったので モチベーションが下がりまくりだったわ。
  • まあ1年生くらいはいいかも
  • 美濃市は一部の偏向要求をそのまま実行するんだ😲 廃止する人は通知表の中身知ってるの?教師というプロが学力だけでなく観察と考察のコメントも記載されてますよね。各家庭で自己肯定から現状把握し今後の糧となる資料です。子供の成長支援と教育を放棄した美濃市ですね。
  • 何かなぁ,そうなんかなぁ
  • 自分の勉強の学力はテストの点数見れば分かる事だからね。平均と比べて自分はどうなのか位は知りたいかも。でも低学年では要らないかも。
  • それは違う。他人と比べる言い方をするから自己肯定感が下がる。前回の自分より今回の自分とを比較しないからですよ。
  • なんで「下がる方」にしか見ないの?「あなたのここよくできてたよ!」とか「この活躍素晴らしかったよ!」みたいな所もなしにしちゃえみたいなの勿体なくない?
  • 運動会の「お手々つないでゴールイン」と同じ発想かな・・・ あれはなんでやめた?
  • 小1の成績気にしてるのは親だけ 本人はなんとも思ってねーよ(笑) そんで、親が成績表見て過剰反応し、子供を貶すまで叱るから自己肯定感おちんじゃね〜の?(笑)
  • どんどんバカにして行くみんなで1等賞金メダル教育。社会に出た途端、耐性なくて競争社会で這い上がってきたガッツに燃える外国人に駆逐されるやつ。
  • また無意味な甘やかしか
  • 岐阜県と聞くと、一体誰の為にそれをしているのか が気になるなぁ。

japannewsnavi編集部Aの見解

通知表廃止に感じる一抹の不安

岐阜県美濃市の小学校で、今年度から小学1年生に対する通知表を廃止したという報道を目にしました。その背景には、「◎」「○」「△」という評価が、子どもの自己肯定感を下げてしまう可能性があるという声があったとのこと。確かに、子どもたちの健やかな成長を第一に考える姿勢は理解できますし、その点については大変意義のある判断とも言えます。しかしながら、あえて少し異なる視点から考えてみると、この方針には一部疑問も感じざるを得ませんでした。

評価を避けることは教育の本質から遠ざかるのでは?

「自己肯定感を守るために評価をやめる」というアプローチは、一見すると子どもを思いやる優しい方針に見えます。ただし、評価を受ける経験そのものを避けるようになると、それが後々の人生にどう影響するのかという点にも、やはり目を向ける必要があると思います。

社会に出れば、人は常に何かしらの評価を受けながら生きていきます。仕事での成績、資格試験、採用面接など、避けがたい評価の連続です。そのため、私はむしろ、評価を「恐れるもの」ではなく、「自分を知るための道しるべ」として捉えられるようにする教育こそが、根本的な自己肯定感の育成につながるのではないかと感じます。

評価を与えられずに育った子どもが、ある日突然厳しい現実に直面したとき、それに耐えうる精神的な基盤を持てるのか。評価というものを段階的に受け入れていく訓練を、小さいうちから適切な形で行っていく必要があるのではないでしょうか。

保護者にとっての「通知表」の役割

もう一つ見逃せないのは、保護者側の立場です。通知表というものは、子どもが学校でどのような学習をしていて、どの程度理解しているかを知るための一つの手がかりでした。もちろん、教師による所見文で子どもの様子を詳しく伝えることもできます。しかし、それが評価の代替になりうるかどうかはまた別の問題です。

文章は主観的な表現に偏りやすく、また受け手の解釈によって意味合いも変わってきます。「△が多かったからこそ分かりやすかった」と感じる保護者もいるはずです。実際、どこが苦手でどの単元に課題があるのか、具体的に知りたいという声は決して少なくないでしょう。評価を受け取る側にとっても、「記号」にはある種の明確さと分かりやすさがあるのです。

教師の負担と公平性の問題

通知表を文章形式にすることで、教師が一人ひとりに対して丁寧な観察と記述を求められるのは理解できます。ただ、そこに現場の負担や公平性の問題が出てこないかも気がかりです。文面による評価は、教師の言葉選びや価値観に強く左右されるため、受け手によっては「○△の方が客観的だった」と感じるかもしれません。

また、文章で評価することが形式的になってしまい、「誰にでも使えるテンプレート」的な文になってしまうと、かえって個別の良さが見えなくなるおそれもあります。子どもが伸びるためには、単にほめるだけでなく、適切な課題と目標も提示されるべきです。その点において、記号評価は一定の意味を持っていたとも言えるのではないでしょうか。

本質的な課題は「評価の伝え方」なのでは

自己肯定感を守るために通知表を廃止するという決断は、悪いことではありません。しかし、本質的に問われるべきは「評価をやめること」ではなく、「評価をどう伝えるか」の部分ではないでしょうか。○や△の数をただ子ども同士で比較させないようにする工夫、評価を成績ではなく成長の記録として受け取れるような教育、そこに力を注ぐこともできたのではと思います。

通知表の記号だけで子どもが落ち込むのであれば、家庭や教師がその意味を正しく説明し、良いところも課題も両方を受け入れられるように支えていくことこそが大人の役割のようにも感じます。今の社会は、少しでも子どもが「傷つくかもしれない」と思うと、それを回避しようとする傾向があります。しかし、全てを避けて通るわけにはいきません。子どもたちが評価に過剰に反応してしまうのであれば、それはむしろ評価のあり方、そして支える大人の接し方に問題があるのかもしれません。

教育の軸を見失わないように

今回の通知表廃止の決定は、時代の流れの中で「子どもに寄り添う教育」を模索する過程にあることの表れとも受け取れます。しかしながら、教育とは時に厳しさも必要な場面があります。それをどのようにバランス良く伝えるかが、これからの教育現場に求められる知恵であると強く感じました。

もちろん、1年生という学年の特性を踏まえた上で、まずは学校生活に慣れてもらうことが優先という判断も納得できます。ただ、それが「評価をしないことの正当化」にならないよう、2年生以降にどうつなげていくのか、そして今後通知表のあり方をどう発展させていくのか、引き続き見守っていきたいと思います。

執筆:編集部A

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