【厳罰確定】1000円着服→退職金1200万円がゼロに 市バス元運転手が敗訴/国会議員は“お咎めなし”、庶民は“人生終了”の日本

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毎日新聞によると…

バスの乗客が支払った運賃1000円を着服したとして、懲戒免職となった京都市バスの元運転手の男性(58)が、市に約1200万円の退職金不支給処分の取り消しを求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は17日、処分が重すぎるとした2審判決を破棄し、退職金不支給は適法とする判決を言い渡した。男性の逆転敗訴が確定した。裁判官5人全員一致の意見。

 判決によると、男性は2022年2月、乗客から受け取った1000円札を運賃として処理する精算機に納めず、制服のポケットに入れて着服。市交通局が業務点検でドライブレコーダーを確認して発覚した。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

毎日新聞さんの投稿】

引用元 https://mainichi.jp/articles/20250416/k00/00m/040/337000c

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みんなのコメント

  • 1000円だけのワケねぇ~
  • 法律上の解釈で判決が出ているから、金額が大きさは関係ないですよね。1000円だから許してたら裁判としては成り立たなくなります。
  • 実際に横領した金額が1,000円だけとも限らないし、他の職員に釘を刺す意味でも退職金不支給は妥当と思う
  • 元運転手の自業自得といえばそうだけど、確かにちょっと酷だよなとは思う! 30年も勤め上げたのに、1,000円着服しただけで退職金全額没収とは!
  • 懲戒とはそういうもの
  • 同業への見せしめ
  • そらバス運転士のなり手がいないわけだわ これからも全力ワーキングプア路線なんだろうな
  • どっかの学校で給食の職員が食材をパクリ続けて懲戒免職になったけど裁判で懲戒免職取り消しで退職金2500万円支払いになったのに1000円位で厳しくない?
  • 1000万以上の裏金無罪放免とのバランス酷すぎだな。
  • この判例はすごい。 後で弁償したからよし!にはならないって事だね。 東京都の委託事業も、後で返還したからよし!にならなきゃ良いけど。
  • 罪は罪だが、さすがに厳しすぎる。過去からの常習性があったならともかく、コレはキツい
  • 退職金1200万円不支給っていうけど着服したんやろ? そんなもん不支給になるわな。 やらなければいいんだから。
  • 裏金議員は何億も着服してもお咎め無しなのにな。
  • 国会議員や 都道府県議会議員、 市町村議会議員、 裁判官、検察官も裏金作ったり、 何か やらかしたら 退職金無しにして良い
  • ちょっと可哀そうな気がしないでもないけれども、退職金を心配して真面目に働くようになるのならば、コンプラ研修の良い「教材」になりそう。 「昔ね、1000円着服して、1200万円の退職金を失った人がいましてね・・・みなさんも出来心に流されないように」
  • 自民党裏金議員との乖離が大きすぎる。
  • 確かに悪いことなんだけど。 仮に何回あってもせいぜい合計数百万でしょ。 億単位の裏金議員はなぜ平気でいられる?
  • バスって現金入れるところあるのにどうしてこうなった❓千円がシワシワで入らず、あとで入れようと思ってポケットに入れて忘れたとかじゃないの❓退職金1200万もあったなら、結構長年勤めてたのでは❓なんだかつらい😔⤵️⤵️一気に老後の心配が…
  • 着服せんかったら良かっただけの話やんww
  • 犯罪を犯したらそうなるのは当たりまえだ。
  • 今日いちのほっこりニュース

japannewsnavi編集部Aの見解

1000円の公金着服に退職金1200万円不支給 「重すぎる」か「当然」か

京都市バスの元運転手が、乗客から受け取った運賃1000円を着服し懲戒免職、さらに退職金約1200万円の全額不支給となった件について、最高裁は「適法」との判断を示しました。この判決に対して、「金額が少なすぎる」「退職金全額カットは重すぎる」との声も一部では上がっていますが、私はむしろ、今回の判決には大きな意味があったと感じています。

というのも、金額の大小ではなく「何をしたか」が問われているからです。例え1000円でも、公共交通機関の運転手という信頼が命の職業で、その信頼を自ら裏切った行為であれば、それに対して厳しい処分が下されるのは当然ではないでしょうか。ましてや相手は民間ではなく、税金を原資にした公営バスの運転手。まさに「公金着服」の案件です。

1000円でも信頼は崩れる

「たった1000円で人生を棒に振った」と言えば、確かに重く感じるかもしれません。ですが、今回の件は1000円の問題ではなく、「信用を裏切った」という事実の重みが全てなのだと思います。

バスの運転手という職業は、単にバスを運転するだけではなく、安全を預かり、料金を適切に管理し、公共の利益のために行動する立場です。特に京都市バスのように多くの観光客や市民が日常的に利用する公共交通において、その信用は何よりも大切な資産です。

運転手は1人で乗務する中で、現金を扱う機会も多く、その中で常に正しい処理を行うことが求められます。そうした中で、業務中に現金をポケットに入れた行為は、故意と見なされても仕方がないものですし、組織としてもそのままにはしておけないでしょう。

信頼というものは、築くのに時間がかかるのに対して、失うのは一瞬です。そして一度失った信用を取り戻すには、長い時間と努力が必要になります。だからこそ、公金にかかわる仕事に従事する人間には、非常に高い倫理観が求められるのです。

公務員の退職金は「当然の権利」ではない

退職金は本来、長年の勤務に対する感謝の意を込めて支払われるものです。しかし、そこには「誠実に働いた」という前提があってこそ成立します。たとえ定年まで勤め上げたとしても、最後に重大な非行が発覚すれば、その信頼はすべて帳消しになります。

今回のケースでも、被告側は「金額が少ない」「弁済した」と主張していました。確かに金額だけを見れば微々たるものかもしれませんし、反省もしているのかもしれません。しかし、それで免責されるのであれば、公金の扱いが甘くなる方向へと社会全体が流れてしまう危険があります。

厳しいようですが、信頼されて働く立場の人間にとって、「一度の過ち」であっても、その代償は大きいという認識を持っておくべきです。ましてや公務員であれば、なおのこと高いモラルが求められるのは当然のことです。

裁判所が示した「信頼の重み」

今回の判決は、最高裁の裁判官5人が全員一致で出したものです。これは非常に重い意味を持つと思います。判決文の中で「公金の着服は重大な非違行為であり、裁量権の逸脱はない」と明言された点に、司法の強いメッセージを感じました。

「この程度の金額で退職金をゼロにするのはやりすぎだ」といった、情に流されそうになる空気に対して、「信頼とはそれほど重いものなのだ」と改めて釘を刺した形です。判決には、職業倫理を支える上での社会的な規律が反映されており、むしろ健全な判決だと私は受け止めました。

このような判決が出ることで、公的な立場にある人々が「当たり前のことを、当たり前に守る」意識が強化されていくことを願います。

私たちが学ぶべき教訓

この事件を通して、私が改めて感じたのは、「制度を守ることは誰にでもできるが、信頼を失うのは一瞬」ということです。金額の問題ではなく、立場と責任に応じた行動が求められている。それが社会の中での信頼の土台です。

また、今回のように「最後の最後での不正」で全てが覆されるという現実もまた、私たち一人ひとりが肝に銘じるべきだと感じます。規模の大小ではなく、原則が守られる社会。それが日本の信頼社会を支える根幹であると、私は改めて強く思いました。

執筆:編集部A

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