【政府】コメの海外輸出“8倍”に拡大へ 農業基本計画を閣議決定「4.6万トン→35.3万トンに」

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時事通信によると…

コメの海外輸出8倍に 農業基本計画を閣議決定 政府

 政府は11日、今後5年間の農業政策の方向性を示す「食料・農業・農村基本計画」を閣議決定した。

(略)

 異常気象や国際情勢の悪化で輸入が途絶えても安定的に食料を供給するため、生産強化や食料自給力の確保を目指す。主食のコメを巡っては、2030年の輸出量を24年比で約8倍に増やす目標を掲げた。

 江藤拓農林水産相は同日の閣議後記者会見で、昨夏の「令和のコメ騒動」を踏まえ、「コメの生産基盤の強化は国民の意思だ」と強調した。

 計画では、パックご飯や米粉などを含むコメの輸出を、24年実績の4.6万トンから30年に35.3万トンに引き上げる。輸出向けの生産増強で、国内のコメ不足に対応できることも視野に入れる。 

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【himuroさんの投稿】

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/9f2708f1bebe85182ece10c29d9219dc5e8fbc80

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みんなのコメント

  • それで国内の外国人増やしたら更に米不足になるのでは
  • 自給率100%超えてからの話では?
  • 日本の美味しい米が食べたいのに、そのうち外国米しか食べれなくなるかも… 今の政府は国民がやって欲しくないことしかしない
  • これは、みんな分かってて言ってるのだと思うけど、国内全てにお米が行き届いて、なおかつ溢れたお米を海外へ売るから安心してたくさんお米作って下さいっていうことだからね
  • よほど懐潤ったんだな…バケモノめ
  • 狂ってますね うちの近所のスーパー、米は一袋もなかったです、。備蓄米放出してもなお流通が安定してないってどういうことですかね? 有事に米は届けてもらえないということがよくわかりました
  • 円安により、海外に売る方が儲かるようになりましたからね…
  • コメスーパーにあるよ
  • これめちゃくちゃ大事で米が700%課税するって話が出た事と海外に日本米がばら撒かれてる事と繋がっていて、農林中央金庫の含み損2.16兆を米ちょろまかしを外貨で損害を誤魔化した事を知ったがバチ切れた。 だから為替が下がる前に米国債を大量売却した
  • 国内の米が足りないって騒いでたばかりなのに、今度は8倍輸出ってどういう神経してるんだろうな
  • 日本人が食べる米より、外国に売る米を優先するって、それもう日本の政府じゃないよね
  • 米不足の時にスーパーの棚が空っぽになったの忘れてないよ、国民より外貨かよ
  • そもそも自給率が悲惨な数字なのに、よく輸出なんて言えるよな
  • 食料安全保障って言葉、もう形だけになってない?口では立派なこと言って中身は空っぽ
  • 移民増やして食べる人が増えてるのに、供給減らしてどうすんだよって話
  • 日本人の口に入る米が減って、値段が上がって、外国産が当然になる未来が見えてきたよ
  • こういう政策に誰もブレーキかけないのが今の日本の一番怖いところだと思う
  • 農家が減ってるのに輸出量増やすとか、机上の空論でしかないってわからないのか
  • 外向けばっかり見て、内側が崩れていくのを放置してるようにしか見えないよ
  • まずは国民が安心して米を食べられる状況を作るのが先じゃないのか?
  • このままだと米が“ぜいたく品”になる日もそう遠くないかもな
  • コメ騒動が起きてから何も学んでないのかって、ほんとにがっかりする
  • 自分たちで自分たちの首を絞めてるような政策、もういい加減やめてほしい
  • 国産米食べられない国民を横目に、輸出で喜ぶ政治家の顔が浮かんできて腹が立つ
  • 外国に売る前に、まず国内の給食や病院にちゃんと国産米を回せよって思う
  • 安全な国産米が食べられない日本人って、何のために税金払ってるんだろうな
  • 食べ物の問題を金儲けの手段にするような国に、未来なんてあるわけない

japannewsnavi編集部Bの見解

国内の米が足りない中で「海外に8倍輸出」の違和感

政府が閣議決定した「食料・農業・農村基本計画」において、コメの輸出量を現在の約8倍にまで引き上げるという目標が盛り込まれました。具体的には、令和6年の実績である4.6万トンを、2030年には35.3万トンへ増やすというものです。一見、海外市場への展開を図る積極的な姿勢に見えますが、冷静に考えてみれば、これは非常にちぐはぐな政策であると私は感じています。

そもそも昨年、日本では「コメが足りない」という状況が現実に起こっていました。いわゆる「令和のコメ騒動」です。気候不順により生産量が落ち込み、価格が高騰した結果、一部ではパックご飯すら品薄になる事態も発生しました。そうした背景の中で、なぜ今、「輸出を8倍に」という方針が打ち出されるのでしょうか。まずは国内の安定供給を最優先すべきではないでしょうか。

さらに、日本国内では外国人労働者や移民の受け入れが進んでおり、今後ますます“食べる人”が増えていく見通しです。それにもかかわらず、供給面を海外優先にしてしまえば、当然ながら国内向けの国産米は減少します。結果的に、日本人が手にする米は価格が上がり、場合によっては外国産米への置き換えが進む――こうした未来が現実になるのではと危惧しています。

自給率を上げずに輸出拡大、矛盾した農業政策

「食料自給率の向上」を掲げながら、その一方で大量輸出を進めるというのは、明らかに矛盾しています。日本の食料自給率はカロリーベースで約38%という極めて低い数値にとどまっています。その状況で、主食であるコメを大幅に海外へと出していくというのは、本末転倒としか言いようがありません。

さらに不安なのは、輸出量の増加によって生産現場に余計なプレッシャーがかかることです。計画には「輸出向けの生産増強で国内不足にも対応する」という文言も見られますが、現場の実態を無視したスローガンになっていないでしょうか。高温による収量の減少や農家の高齢化など、米作りをめぐる課題は山積しています。輸出優先の流れの中で、品質維持が困難になり、逆に“コメ離れ”が進行するような事態も十分に起こり得ます。

こうしたリスクを無視してまで進める輸出政策は、「誰のための農業なのか」という根本的な問いを突きつけるものです。農林水産省や政府が本当に守るべきは、日本の食を支えている農家と、安心して米を食べたいと願う国民であるはずです。

国民の主食が“高級品”になる日は近いのか

今の日本で、国産の米がすでに「ちょっと高いもの」になりつつあるのは事実です。そこへ輸出の拡大が加われば、さらに価格は上昇し、一般家庭の食卓に国産米が並ばなくなる日が来るかもしれません。それがこの国の未来だとしたら、私たちはどこかで選択を間違えたということになるでしょう。

国内で「カドミウムが出た」と騒がれる中、安全性に対する国民の信頼も揺らいでいます。その一方で、外国産米がどんどん市場に出回るようになれば、消費者は選択肢を失っていくばかりです。食は命に直結する分野であり、そこにおいて政策の誤りは致命的な結果をもたらします。

今回の輸出拡大の動きは、農業を成長産業にするためだと説明されていますが、その成長の果実が日本人に還元されないのであれば、それは真の意味での成長ではありません。むしろ「自分たちの米が食べられなくなる未来」を自ら招いてしまうことになります。

私は、輸出に前のめりになる前に、まず日本人の食卓と農家の現実を直視するべきだと思います。食料安全保障の根幹である米の問題を、経済指標の一つに矮小化せず、日本の未来のためにどうあるべきかを議論する必要があります。

執筆:編集部B

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