【混乱】「皇居を本籍に」申請殺到で役所がパンク寸前 戸籍法改正が招いた“記念本籍”ブーム/戸籍の重みが薄れるとの声も

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FNNプライムオンラインによると…

本籍を皇居にする申請が急増し、千代田区役所が対応に追われている。戸籍法改正により全国どこでも戸籍を取り寄せやすくなったことが要因とみられ、人気スポットを本籍にする動きが広がっている。専門家は、オンライン化で本籍の役割が薄れていると指摘している。

(略)

本籍地は、結婚などで新しい戸籍を作る時に決めなくてはいけない。指定する場所に特に決まりは無く、実在する地番であれば、日本中のどこを指定しても良いという。

(略)

皇居の住所「千代田区千代田1番1号」を確認しようと、ひっきりなしにかかってくる電話。皇居を本籍とする人は、約3000人おり、全国で一番多いという。 

千代田区では他にも「東京駅」や「丸ビル」などを本籍とする人も多く、千代田区の住民約6万8000人に対して、本籍人口はその3倍以上の約21万3000人もいるという。

その結果、このような事態になっていた。

千代田区地域振興部・近藤係長: 事務の処理が追いつかない。逼迫している。

本籍だけ千代田区という人が増え続ければ、戸籍を管理する負担だけが増加し、業務が回らなくなる恐れもあるという。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【ねこまんまさんの投稿】

引用元 https://www.fnn.jp/articles/-/850354

戸籍法改正の概要

改正内容:
本籍地に行かなくても、全国どこの市区町村でも戸籍証明書を取れる「広域交付制度」を導入し、手続きの利便性を上げた。

公布日: 2019年6月14日(令和元年)
施行日: 2024年3月1日(令和6年)

主な改正ポイント:

  • 戸籍証明の広域交付が可能に
     全国どこの役所でも、本人や直系親族が戸籍謄本などを取れるようにした。
  • 婚姻届などの添付書類が不要に
     結婚や離婚の届け出で、戸籍謄本の添付が原則いらなくなった。
  • 届出内容の証明書を発行可能に
     届け出を出したあとの内容を証明する「届書等情報内容証明書」が取れるようになった。

懸念される点

手続きが便利になる一方で、「本籍地」の意味が形だけになりつつある。
家族のルーツや地域とのつながりを大切にしてきた戸籍制度が、単なる“紙の記録”として扱われてしまう可能性もある。
記念や話題作りで皇居や観光地を本籍にする人も増えており、戸籍本来の重みや歴史的な価値が失われていくのでは、という声も出ている。

参考リンク:
法務省(公式)
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji04_00082.html

FNNプライムオンライン(ニュース)
https://www.fnn.jp/articles/-/850354

多治見市(自治体の案内)
https://www.city.tajimi.lg.jp/kurashi/koseki/kaisei5.html

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みんなのコメント

  • 千代田区1の1 40年前のネタが今頃?
  • 多分やるのは帰化人が多そう。
  • 戸籍制度が崩れていく
  • 結構昔からやってましたね。 なぜまだそのままなんだ?
  • 本籍は変更することができる しかし変更前の本籍地の記載が消えるわけではない、変更されたことが記載されて元の本籍地の記載は残る そのことを誤解させようというFNNの記事なのかな こういうので戸籍制度は無意味だと誤解させ夫婦別姓に繋げようという意図の偏向記事なのかもしれないw
  • 昔からバカがやってたけど法的に禁止しないことがおかしい
  • もう今の日本無茶苦茶だな
  • 日本の破壊は確実に進んでいますね。 法改正が原因ですから、国会議員による制度改悪と考えて良いでしょう。
  • 大半が帰化人だろ
  • 転籍すると帰化歴が上書きされる 同胞士業の入れ知恵だろう
  • こう言うのを認めてると、夫婦別姓推進派につけ込まれる。罰則を作って対応した方がいい。
  • 在日は本貫を載せるべき。本籍を自由に動かせるのは意味不明。
  • 本当にお馬鹿な行政府  事前見通しのできない関係者 中韓に舐められる訳です  日本人はこんなに馬鹿ではないはずですが!!
  • そんな事して頭悪すぎ
  • 何でこんなこと決めたの? 何の縁もないのに? 頭のおかしな奴等に 乗っ取られてますな
  • 尖閣諸島に本籍置いてる人もいるよ

japannewsnavi編集部Aの見解

「本籍を皇居にしたい」という申請が急増し、千代田区役所が対応に追われているという報道を目にして、非常に現代的な現象だと感じました。かつて本籍地といえば、先祖代々の土地や現在の住まいと深く結びついているものでしたが、時代の流れと共にその役割や意味合いが大きく変化していることを実感します。今回のブームの背景には、2024年に施行された戸籍法改正が大きく影響しているようです。

この改正によって、従来は本籍地の役所でしか取得できなかった戸籍謄本などが、全国どこの役所の窓口でも取り寄せられるようになりました。これにより、わざわざ本籍を現在の居住地近くにしておく必要がなくなり、完全に自由な「象徴的な場所」として本籍地を選ぶ人が増えたというわけです。

中でも話題になっているのが、「皇居」を本籍地にする人が急増しているという事実。皇居の住所は「東京都千代田区千代田1番1号」となっており、すでに約3,000人がこの地を本籍にしているとのこと。さらに、東京駅、丸ビルなどの有名建築物も人気の本籍スポットとなっているというのだから、これは一種のステータスや“名刺のネタ”のような感覚で選ばれているのかもしれません。

一方で、この現象には当然ながら負の側面も出ています。たとえば千代田区役所では、本籍人口が約21万3,000人に達しており、実際の住民数である約6万8,000人をはるかに上回っています。その結果、役所の業務負担が極端に偏ってしまい、戸籍事務が逼迫しているという声も現場から上がっています。

本籍地は単なる住所ではありません。結婚や離婚、養子縁組といった法的な手続きの基盤となる重要な記録です。しかも一人一人の戸籍は、代々受け継がれていく「家族の記録帳」でもあります。そうした背景を踏まえると、ただの記念や話題作りで本籍地を皇居や観光名所にするというのは、個人的には少し違和感を覚えます。

もちろん、法律上はどこを本籍にしても問題ないとされています。実在する地番であれば、日本中どこでも指定可能です。北海道の「札幌時計台」、千葉県の「東京ディズニーランド」、大阪の「大阪城」や「甲子園球場」なども人気スポットとして名前が挙がっているようです。確かに聞けばインパクトはありますし、面白いと思う気持ちも分からなくはありません。

ただ、こうした「自由度の高さ」が、本来の目的や仕組みを曖昧にしてしまうのはどうかと考えてしまいます。戸籍はあくまで法的効力を持った記録であり、冗談や遊びの延長線で扱うべきものではないという感覚が、私にはあります。ましてや、行政の現場が悲鳴を上げるほど負担が集中してしまうのなら、それは制度の運用に支障をきたす恐れすらあります。

特に皇居を本籍地にするという選択については、その象徴性や歴史的な意味合いを考えると、軽々しく選ぶことにはためらいを感じます。皇室に対する敬意という観点からも、本来は慎重に扱うべき場所であるはずです。家系の由緒や記念としてならまだしも、ネット上での流行や自己満足の延長で選ばれるようになると、少し文化的な危機感も抱きます。

こうした動きが広がる中で、行政側が今後どのように対処していくのかにも注目が集まります。現段階では制度上の制限がないため、対応に追われる自治体は苦労を強いられていますが、ある程度のバランスを取るための仕組みや運用ルールの見直しが求められてくるかもしれません。たとえば、本籍地の選定に関しては「居住実態との整合性」や「合理的な理由の提示」を求めるようなガイドラインの導入など、無秩序な集中を防ぐ方法も検討する余地があると思います。

それにしても、かつて本籍地といえば「祖父母の土地」「先祖代々の村」といった、家の歴史や記憶と深く結びついたものでした。私自身も、親から「ここがうちの本籍」と言われたときに、どこか誇らしいような、受け継がれてきたものの重みを感じたものです。そうした感覚がどんどん薄れていき、「ディズニーランドにした」「皇居がかっこいい」といった軽い動機で選ばれるようになるのは、少し寂しい気もします。

今回の騒動を通じて、私たち一人ひとりが「本籍とは何か」を改めて考える機会になれば良いと思います。自由を享受する一方で、それに伴う責任や配慮もまた求められる。それが、社会全体のバランスを保つために必要な心構えなのではないでしょうか。

執筆:編集部A

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