苦しむ農家ら「令和の百姓一揆」で声は届くのか

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ABEMA TIMESによると…

“時給10円”の試算も…農業従事者たちの悲痛な叫び デモ実施直前「令和の百姓一揆」で声は届くのか 零細農家が減らない・減らせないジレンマも

今月30日、全国でコメ農家や野菜農家、酪農家などが参加する大規模なデモが開催される。トラクターや人などが行進する予定で、異常気象や肥料、燃料価格の高騰などに苦しむ農家が、その苦境を訴えるためのもので「令和の百姓一揆」と名付けられている。ある試算では、全ての農業従事者の年収が1万円、年間労働時間の1000時間で割ると、実に「時給10円」という驚きの数字もはじき出されている。

(略)

所得補償が認められれば努力していても苦しい農業従事者が救われるかもしれないが、一方で本来であれば撤退していくだろう零細、小規模農家が生きながらえてしまうことも招く。また政治家も、自身の票のために効率化を推進しようとしない。ただし業界全体としては、1つ1つの農家を大規模化し、効率を高めて生き残る道を模索するしかない。ジレンマに陥る中「令和の百姓一揆」の声は、どのような形で国や市民に届くのか。
(『ABEMA Prime』より)

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

Yahoo!ニュースさんの投稿】

引用元 https://times.abema.tv/articles/-/10170741?page=1

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みんなのコメント

  • これほとんど農家やってないよね。今一番大事な時期だし。
  • 米の値段はもっと上げてほしいな
  • 米はもう自治体や国が事業として行い、各地の農家に作業参加してもらう給与制にしてもいいのでは
  • これ農家がやってないよね。
  • JAに言おうぜ!
  • 種子法廃止や4月からの食糧供給困難事態対策法も農家潰しになっている。
  • いいぞもっとやれ
  • 小規模非効率な農家が退場するのは当たり前 ただ、 支援したいという人の崇高なお気持ちは無駄にできない ので自腹で支援してあげてみてはどうでしょう
  • トラクターデモ、頑張って欲しい! 日本の農家さん! 日本政府による嫌がらせなんかに負けないで!
  • 某政党が関わっているから怪しさ爆発してるんですけど…
  • 百姓さんて苦しんでるんですか?よく分らないんですけど
  • 農家の皆さん!よく声を上げたぞー!農家の年寄りに自民党に投票してはいけない理由を言い聞かせてやってくれー!投票は強制出来んが、新聞テレビしか知らない年寄りに動画を見せて現実を教えてやってくれ!
  • おもいっきり、ぶちかましてほしい。 政府が農家怒らせたら怖いと思わないとやった意味ない。
  • 今まで我慢してたのでしょうから思いっきり主張してもいいかな。 身内に農家いるけど、まあJAはすごいよ。
  • デモも良いけど選挙へ行け!!
  • 米も牛乳も日本国民が年々食べなくなってるんだから、大量に作って余剰物は輸出するようにしないと経済的に破綻するゾ
  • 「食べて応援」by農林水産庁 とか馬鹿みたいなスローガンで誤魔化してきたツケ 国民ではなく政府が出すものを出すべき。
  • 農家らじゃなくて 全国民な
  • 農家が困ると、日本国民が困るんだよ!
  • 政府とJA共に頼りにならないからな。 農家の皆さん応援してます!
  • 政治家や官僚の足元へどんどん迫るからね

japannewsnavi編集部Aの見解

「令和の百姓一揆」と名付けられた全国規模の農業デモが行われるという報道を見て、私は強い危機感とともに、複雑な思いを抱きました。コメ農家、酪農家、野菜農家など、まさに日本の食を支える最前線で働いてきた方々が、声を上げなければならないほど追い詰められている。これは、単なる一業種の問題にとどまらず、日本という国全体の根幹に関わる問題だと受け止めるべきではないでしょうか。

私自身、農業に直接関わる者ではありませんが、日々食卓に並ぶ野菜や米、牛乳や肉が、どこから来ているのかを考えると、必ずその背後には汗を流し続けている農家の存在があります。しかし、その農家が今、時給に換算すれば10円という現実にさらされているという事実には、愕然としました。

特にコメ農家の方が語っていた、「コンバインをタダでいいからもらってくれと言われた」という言葉には、胸が締めつけられる思いでした。数百万円もする機械を、もはや価値がないかのように手放さなければならない。それはただの金銭的な損失ではなく、人生をかけて築いてきた営みを手放すという、深い悲しみが込められているのではないかと感じました。

一方で、出演者のひろゆき氏や夏野氏が指摘するように、「効率化を進めなければ農業は成り立たない」という意見も理解できます。確かに、経済の原理から見れば、採算の合わない零細農家は淘汰され、より大規模で効率的な事業体へと再編されていくのが自然の流れなのかもしれません。しかし、農業というものは単なる産業ではなく、「国の基盤」であり「食料安全保障」に直結する存在です。そこには経済合理性だけでは割り切れない、もっと大切なものがあるはずです。

農地というのは、放っておけばすぐに荒れ果ててしまいます。耕作放棄地が増えれば、害虫や雑草が広がり、地域全体の生態系や景観にも悪影響を与える。ひとたび放棄された農地を再生するのは、非常に困難です。つまり、農業が成り立たなくなるということは、日本の国土そのものが荒れていくことでもあるのです。

また、気候変動の影響も無視できません。コメ農家の方が語っていたように、収量の減少が続けば、いくら努力しても成果が出ない年も出てくる。そうしたリスクを一手に背負っているのが農家であり、それを自己責任で片付けてしまっては、誰も農業に未来を見出せなくなってしまいます。

企業の参入が難しいという話も印象的でした。確かに、ビジネスとして農業に関わるなら、採算が取れなければ撤退するのが当然です。しかし、だからこそ、農業は単に「儲かるかどうか」で判断する領域ではないと、改めて感じさせられました。民間に任せきりにはできない部分があるからこそ、国としての責任ある関与が必要なのではないでしょうか。

所得補償の是非についても、簡単に結論を出すことはできません。ただ、現在のように努力を重ねても報われず、離農が止まらない状況が続けば、将来的に日本の食料自給率がさらに低下していくのは確実です。それは、いずれ私たち国民一人ひとりの暮らしにも直結してくる問題です。そう考えると、農家を「守る」のではなく、「支える」という視点に立ち、持続可能な農業の形を模索することは、極めて現実的な課題だと思います。

もちろん、非効率な仕組みが温存されることで改革が進まない側面もあるでしょう。しかし、「だから切り捨てる」のではなく、「どう改善するか」を丁寧に考えるべきです。農業には知恵と工夫の余地がまだまだあります。技術導入や販路の改革、地域との連携など、少しずつ変えていける部分も多いはずです。

今回の「令和の百姓一揆」が、多くの人の目に触れ、農業の実情や苦悩を知るきっかけになることを心から願います。デモという手段には賛否があるかもしれませんが、少なくとも「声を上げる」こと自体は、自由社会における大切な行動です。政治も行政も、数字だけで判断するのではなく、その背後にある“人の暮らし”を見てほしいと切に思います。

私たちが当たり前のように口にしている食事は、すべて誰かの手によって支えられています。その「当たり前」を守るために、今こそ真剣に農業と向き合う時だと強く感じました。

執筆:編集部A

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