【経産相】高関税「日本除外されず」

時事通信によると…

【ワシントン時事】トランプ米大統領の関税措置に関する協議のため首都ワシントンを訪れている武藤容治経済産業相は１０日（日本時間１１日）、記者会見し、１２日に発動される予定の鉄鋼・アルミニウムに対する２５％の関税措置について、「日本を除外するという話にはなっていない」と述べた。自動車関税なども含め、日本の適用除外に関する言質は取れなかったという。

武藤氏はその上で、「今後とも米政府と緊密に協議を進めることで合意した」と強調。引き続き適用除外に向けた事務レベルの協議を急ぎたい考えだ。

　武藤氏は１０日、ラトニック商務長官、グリア米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表、ハセット国家経済会議（ＮＥＣ）委員長と会談した。

　その後の会見で、トランプ政権の高関税政策に対し、「わが国が対象になるべきではない旨を申し入れた」と表明。米側は日本との関係を重視する一方、自国の製造業や雇用の重要性を強調したという。武藤氏は「日本の貢献について非常に重く受け止めていただいていると実感した」と語った。

　米国は４月にも２５％程度の自動車関税を発動するとみられ、実行されれば日本にとって現行税率の１０倍規模に引き上げられることになる。米国内での販売価格に上昇圧力がかかるだけでなく、関連業界への影響も大きい。

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以下,Ｘより

【Yahoo!ニュースさんの投稿】

https://twitter.com/yahoonewstopics/status/1899274323464212838?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ

引用元　https://www.jiji.com/jc/article?k=2025031100307&g=eco

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japannewsnavi編集部Aの見解

米国の高関税措置、日本は除外されず

トランプ政権による鉄鋼・アルミニウムに対する高関税措置が、予定通り発動されることになった。日本政府は除外を求めたが、現時点では認められていない。この決定は、日本経済に大きな影響を及ぼす可能性があり、今後の交渉が注目される。

高関税措置の影響

鉄鋼・アルミニウムに対する25％の関税が課されることで、日本企業は米国市場での競争力を大きく損なうことになる。日本は米国にとって重要な貿易相手国であり、多くの企業が輸出に依存している。しかし、この措置により、日本企業は価格競争で不利な立場に置かれ、売上の減少や利益の圧迫が避けられない。

さらに、4月にも自動車関税が25％に引き上げられる可能性が指摘されている。これが実行されれば、日本の自動車産業にとっては壊滅的な打撃となる。現在の関税率は2.5％であり、これが10倍に引き上げられることで、日系自動車メーカーの販売価格は大幅に上昇する。結果として、米国市場での競争力を失い、販売台数の減少につながる恐れがある。

日本政府の対応と今後の見通し

日本政府は、高関税措置の適用除外を求めるために、米国との交渉を続けている。武藤経済産業相は、米商務長官やUSTR代表と会談し、日本の立場を説明した。しかし、米国側は国内製造業の保護を最優先しており、日本の要求に対しては慎重な姿勢を崩していない。

このまま交渉が難航すれば、日本企業は新たな対応策を講じる必要がある。例えば、現地生産の拡大や、他の市場へのシフトが検討されるだろう。また、日本政府はWTO（世界貿易機関）への提訴や、対抗措置を視野に入れる可能性もある。

まとめ

今回の米国の高関税措置は、日本経済に深刻な影響を与える可能性が高い。特に自動車関税の引き上げは、日本企業にとって大きな試練となる。今後、日本政府がどのように交渉を進め、どのような対策を講じるかが重要なポイントとなる。貿易摩擦が激化する中で、日本経済の安定を確保するための戦略が求められている。

執筆:編集部A