小泉進次郎氏「選択的夫婦別姓制度の採決時は、一人一人の価値観に委ねるべき」

産経新聞によると…

自民党の小泉進次郎前選対委員長は9日、選択的夫婦別姓制度を巡り、関連法案を国会で採決する時には、党内で賛否をそろえる党議拘束をかけるべきではないとの考えを主張した。小泉氏は昨年の党総裁選に立候補した際、制度導入に取り組むと明言している。党大会後、記者団に「一人一人の価値観に委ねるべきではないか」と語った。

党内で制度導入への賛否が割れる中、森山裕幹事長は党議拘束は必要だとの認識を示している。小泉氏は「国会で法案が審議されていない。法案を審議し、国民の理解を深めるべきだ」と強調した。

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以下,Xより

産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250309-TEXGB5YBMFKJNP364PL3GLE37Q/

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みんなのコメント

  • 夫婦別姓の議論が出るたびに思うが、日本の家族制度をどうしたいのかを真剣に考えるべきだ。単に個人の自由だけで決めていい話ではない。
  • 家族の一体感が重要なのは間違いない。夫婦別姓が当たり前になれば、親子で姓が異なる家庭が増え、家庭の結びつきが弱くなる可能性がある。
  • 政党が党議拘束をかけるのは当然だ。重要な社会制度を変更するのだから、党として統一した意見を持ち、しっかりとした方針を示すべきではないか。
  • 夫婦別姓の制度が導入された国では、事実婚が増え、婚姻制度自体が形骸化している。日本でも同じことが起きれば、社会の基盤が揺らぐだろう。
  • 姓を変えたくないなら、そもそも結婚しなければいい。結婚は家族を作るものであり、家族としての一体感を維持するためには、同じ姓を名乗るのが自然ではないか。
  • この問題を個人の価値観の問題とするのは乱暴すぎる。家族制度の変更が社会に与える影響を考えずに決めるのは無責任だ。
  • 夫婦別姓を推進する人は「選択の自由」を強調するが、その結果、社会にどのような影響が出るのかについてはほとんど触れない。
  • 日本の戸籍制度は夫婦同姓を前提に作られている。夫婦別姓を導入すれば、行政手続きが煩雑になり、新たなコストが発生するのは避けられない。
  • 夫婦別姓が導入されれば、姓の管理が複雑になり、将来的には戸籍制度そのものが廃止される流れになりかねない。
  • 伝統的な家族観が崩れれば、子どもの姓の問題だけでなく、相続や親族関係の扱いなど、さまざまな社会的課題が出てくる。
  • 海外では夫婦別姓が一般的な国もあるが、それが日本に合うとは限らない。日本の家族制度には日本の文化に合った形があるはずだ。
  • 現行の制度でも、旧姓を仕事や公的な場面で使用することは可能だ。それならば、無理に制度を変える必要はないのではないか。
  • 夫婦別姓が一般化すれば、家族の形がさらに多様化し、社会全体のつながりが弱まる可能性がある。家族制度は社会の根幹であることを忘れてはならない。
  • 政治家は、世論の一時的な流れに流されず、日本社会の長期的な安定を考えて判断すべきだ。拙速な決定は避けなければならない。
  • 子どもにとって親の姓が異なることは混乱のもとになる。どちらの姓を選ぶかで親族間の争いが起きることも十分に考えられる。
  • 家族の結束を考えるなら、夫婦同姓のほうが望ましい。日本は長年、夫婦同姓でやってきたのだから、安易に変えるべきではない。
  • 夫婦別姓が進めば、夫婦間のつながりが薄れ、結婚に対する意識も変わるだろう。その結果、さらに婚姻率が低下する可能性もある。
  • 外国人が日本の戸籍制度を悪用するケースも懸念される。夫婦別姓を導入すれば、偽装結婚や不正な国籍取得が増える恐れもある。
  • 一部の政治家は人気取りのために夫婦別姓を推進しているように見える。しかし、政治の役割は日本社会の安定を守ることではないか。
  • 家族制度の変更は慎重に進めなければならない。一度変えた制度を元に戻すのは難しい。拙速な判断で将来に禍根を残してはいけない。

japannewsnavi編集部Aの見解

選択的夫婦別姓制度と党議拘束の問題について考える

自民党の小泉進次郎氏が、選択的夫婦別姓制度の採決時には党議拘束をかけるべきではないと主張した。この制度については、日本の家族制度を重視する立場と、個人の価値観を尊重する立場の間で意見が大きく分かれている。小泉氏は「一人一人の価値観に委ねるべき」との考えを示しているが、社会全体に及ぼす影響を考えたとき、本当にそれで良いのだろうか。

夫婦別姓制度の是非

夫婦別姓を支持する人々は、結婚後も旧姓を使い続ける自由を求めている。しかし、日本の戸籍制度は長年、夫婦同姓を基本とし、それによって家族の一体感が保たれてきた。制度を変えることで、社会の安定性や家庭のあり方が大きく変わる可能性があることは無視できない。

また、現在の制度でも、旧姓の通称使用は広く認められており、ビジネスや公的な場面で旧姓を使うことは十分に可能だ。企業の名刺や公的書類でも旧姓併記が進んでおり、制度を変更しなくても不便は解消されつつあるのではないか。

さらに、夫婦別姓が一般化すれば、子どもの姓をどうするかという新たな問題が生じる。夫婦が異なる姓を持つことで、子どもはどちらの姓を名乗るべきか、また、親と子の姓が異なることで家族のまとまりが薄れる懸念もある。この点を考えれば、制度変更は慎重に議論すべきではないか。

党議拘束を外すべきなのか

小泉氏は「価値観の問題」として党議拘束をかけるべきではないと主張しているが、このような社会制度の根幹に関わる問題を、単に個人の自由の範疇で決めることが適切なのか疑問が残る。

政党が政策の統一性を保つために党議拘束をかけるのは、政党政治の基本である。特に、家族制度のような国の根幹に関わる法案に関しては、党内で統一した方針を持つことが求められる。もし、党議拘束を外せば、党内の意見が割れ、政党としての方針が曖昧になりかねない。

森山裕幹事長が「党議拘束は必要」との認識を示しているのも、党の一貫性を重視する姿勢の表れではないか。政党は選挙で示した公約に基づいて政策を進める責任があり、その方針に従うことは重要なことだ。特に、日本の家族制度に関わる重要な法案である以上、党としての明確な方針を持つことが求められるのではないか。

夫婦別姓がもたらす社会的影響

夫婦別姓の導入が日本社会に与える影響についても慎重に考える必要がある。

第一に、家族の一体感が損なわれる可能性がある。親と子どもが異なる姓を持つ家庭が増えれば、家族の結束が弱まり、社会全体に与える影響も決して小さくない。欧米では夫婦別姓が一般的な国もあるが、それに伴って事実婚や離婚の増加も進んでいる。日本で同様の現象が起きれば、家族制度そのものが変質することになりかねない。

第二に、行政手続きの負担が増える。現在の戸籍制度は夫婦同姓を前提としているため、夫婦別姓を導入すれば、婚姻届の手続きや戸籍の管理方法を大幅に変更する必要がある。これに伴うコストや行政の負担を考えたとき、本当に制度を変更する必要があるのか、慎重に判断すべきではないか。

第三に、社会的な混乱を引き起こす可能性がある。夫婦別姓が普及すれば、ビジネスや行政の場面で「この人は結婚しているのかどうか」が分かりにくくなる。日本社会では家族単位での登録が多いため、別姓を選択することで新たな問題が発生することも考えられる。

政治が取るべき対応

夫婦別姓の議論を進めるにあたっては、感情的な意見に流されず、長期的な視点が必要だ。

まず、国民全体の意見を正確に把握することが重要である。世論調査では夫婦別姓に賛成する声が増えていると言われるが、慎重な意見も多く存在している。国民の声を無視せず、制度変更の必要性について広く議論すべきではないか。

次に、導入した場合の影響を詳細に検証することが求められる。単に「選択の自由」を理由に導入するのではなく、社会全体にどのような影響があるのかを冷静に分析する必要がある。拙速な決定ではなく、段階的な議論を重ねることが不可欠だ。

また、現行制度の運用を見直すことで対応できる部分もあるかもしれない。例えば、通称使用のさらなる拡大や、行政手続きの簡素化など、夫婦別姓を導入しなくても解決できる方法を検討することも重要ではないか。

まとめ

夫婦別姓制度は、日本の社会制度全体に関わる問題であり、個人の自由だけで決めるべきものではない。国民の意見を尊重しながら、慎重に議論を進めるべきである。

また、党議拘束の是非についても、政党政治の安定性を考えれば、党としての統一見解を持つことは重要ではないか。社会制度の大きな変更には、一貫した方針と冷静な議論が必要である。

政治家は、国民感情に流されるのではなく、日本社会の未来を見据えた判断を下す責任がある。夫婦別姓の導入が、日本の家族制度や社会の安定にどのような影響を与えるのかを慎重に分析し、拙速な決定を避けることが求められる。

執筆:編集部A

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