タイ国境で保護の16歳は愛知の高校生、年末に行方不明届

日本経済新聞によると

タイ当局がミャンマー国境付近で保護した日本人少年(16)が、愛知県に住む男子高校生だったことが18日、日本の捜査関係者への取材で分かった。

16日に帰国後、県警の事情聴取に「ミャンマーで警察官をかたる電話詐欺に加担させられた」と説明。インターネットを通じて「海外での仕事」を紹介され渡航したといい、闇バイトの募集だと気付かずに関心を持った可能性もあるとみて、県警が詳しい経緯を調べている。

県警によると、敷地内に仕事場と生活スペースが整備された施設で、詐欺の電話をかけていたと説明したという。他に8人の日本人が同様の境遇にあり、詐欺のノルマを課されて報酬を受け取っていたと話している。

少年は昨年11月ごろ、ネット上で仕事を紹介され、同12月にミャンマーに渡航したという。

捜査関係者によると、昨年12月に家族から行方不明届が出され、捜索していた。パスポートを取得して渡航したという。今年に入り本人から家族に「ミャンマーにいる」と連絡があった。

タイ当局などによると、高校生はミャンマーに連れ去られ、犯罪組織の拠点で特殊詐欺に関与させられていたとみられる。タイの国軍と警察は日本人初の「人身売買被害者」と判断している。

内戦状態が続くミャンマーでは、国境地域に中国の犯罪組織が拠点を築き、偽の求人でタイに呼び寄せた外国人を拉致して特殊詐欺に従事させているとされる。〔共同〕

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

日本経済新聞 電子版さんの投稿】

引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF183490Y5A210C2000000/

みんなのコメント

  • 闇バイトの闇がどんどん深くなってる。海外にまで手を伸ばしてるとは恐ろしい話だ。
  • ネットの求人なんて簡単に信用しちゃダメだな。甘い言葉には必ず裏がある。
  • 詐欺組織が日本の若者をターゲットにしてるのが怖い。もっと対策を強化すべきだ。
  • 家族は行方不明になってからどれほど心配しただろうか。無事に帰国できたのは本当に幸運だった。
  • 高校生が犯罪組織に利用される時代か。ネット社会の危険性をもっと周知するべきだな。
  • 詐欺のノルマを課せられるって地獄じゃないか。簡単に抜け出せる状況じゃなかったんだろう。
  • こんな事件が起きてるのに、日本のメディアはどこまで深掘りするのか疑問だ。裏に何があるのか徹底調査すべきだ。
  • ミャンマーの内戦が絡んでるなら、もはやただの犯罪じゃなくて国際問題だ。日本政府も動かなきゃいけない。
  • 東南アジアの犯罪組織がここまで日本人を狙ってるとは、もっと警戒しないといけないな。
  • 高校生が海外で詐欺に加担させられる時代になったのか。今後もこういうケースが増えそうで不安しかない。
  • 未成年が簡単にパスポートを取って海外に行ける仕組みも問題じゃないか?親も気づかなかったのか。
  • 犯罪組織が日本語話せる人材を確保しようとしてるのが怖い。今後さらに巧妙化するんじゃないか?
  • 日本人の「おいしい話を信じやすい性格」が狙われてる気がする。騙されないようにしないと。
  • 騙されて渡航したというが、最初から怪しいと思わなかったのか?学校ではこういうリスクを教えないのか?
  • 詐欺グループが拠点を持ってるなら、こういう被害者はまだまだいるはず。救出活動を進めるべきだ。
  • ネット上の「高収入バイト」は大抵罠。特に未成年が巻き込まれるケースは深刻な問題になってきてる。
  • 日本の警察も、国内の闇バイトだけじゃなく海外まで視野を広げて対応しないといけないな。
  • 闇バイトの被害者が「加害者」にされることも多い。今回の高校生はどう扱われるのか気になる。
  • 犯罪組織がSNSを駆使して若者を騙す時代になった。ネットリテラシーの教育が追いついていない。
  • 闇バイトに加担するリスクをもっと広めないといけない。SNSでの注意喚起が今後さらに必要になる。

japannewsnavi編集部Aの見解

この事件は、日本の若者がどれほど簡単に犯罪組織の罠にはまるかを示す象徴的な出来事だ。タイの国境で保護された16歳の高校生が、ミャンマーの特殊詐欺グループに加担させられていたというニュースには衝撃を受けた。

まず、彼がどのようにしてミャンマーに渡ったのかが問題だ。報道によると、彼はインターネットを通じて「海外での仕事」を紹介され、自ら渡航したとされている。だが、その仕事が詐欺に関わるものだとは知らずに応募した可能性が高い。近年、SNSや掲示板などを通じて「高収入の簡単な仕事」として犯罪組織が若者を勧誘するケースが増えている。今回の事件もその典型的な例だろう。

さらに、少年が身を置いていた環境にも注目する必要がある。報道によれば、彼は「敷地内に仕事場と生活スペースが整備された施設」に収容され、他にも8人の日本人がいたという。これは、単なる違法バイトではなく、明らかに組織的な人身売買の一環として運営されている拠点だった可能性がある。タイの国軍と警察が彼を「日本人初の人身売買被害者」と認定したのも、それを示している。

ミャンマーでは内戦状態が続き、無法地帯と化している地域が多い。特に中国の犯罪組織が国境付近に拠点を構え、タイや他の東南アジア諸国から人々を誘い込んでは詐欺行為を強要するケースが増えている。今回の事件も、そうした組織の活動の一環だったと考えられる。

この事件から学ぶべきことは、日本の若者がいかに危険な状況に晒されているかということだ。現在、インターネット上には「海外で楽に稼げる仕事」「ノルマなしで高収入」などと謳う求人が溢れている。だが、それらの多くは違法なものであり、一度足を踏み入れれば簡単には抜け出せない。今回の高校生も、軽い気持ちで応募し、気づけば犯罪組織の手の中にいたのだろう。

日本政府も、このような犯罪に対する啓発活動を強化する必要がある。若者が違法な仕事に引き込まれないよう、SNSなどを通じて警鐘を鳴らすべきだ。また、海外での違法労働に関する情報をもっと広く共有し、注意喚起を徹底することが重要だ。

一方で、犯罪組織の取り締まりも国際的に強化するべきだ。今回のケースではタイの当局が動いたが、日本も東南アジア諸国と連携し、こうした組織を根本から壊滅させる対策を進める必要がある。特に、ミャンマーのような法の支配が弱い国での犯罪活動は国際問題として扱うべきだろう。

また、家庭や学校でも、若者が「楽して稼げる仕事」に安易に飛びつかないよう教育を徹底すべきだ。最近では、日本国内でも闇バイトが問題になっており、多くの若者が詐欺や強盗に関与して逮捕されている。こうした犯罪は海外にまで広がっていることを考えると、日本の教育現場でもより強い対策が求められる。

幸い、この高校生はタイ当局によって保護され、日本に帰国することができた。しかし、彼と同じように詐欺グループに囚われたまま、助けを求められない日本人が他にもいる可能性がある。今回の事件をきっかけに、彼らの救出にも動き出すべきではないか。

この事件が、単なる「海外での詐欺事件」として終わるのではなく、若者を犯罪から守るための対策強化につながることを願う。詐欺グループの手口は年々巧妙化しており、いつ誰が巻き込まれてもおかしくない。日本全体で警戒を強め、こうした事件が二度と起こらないようにすることが何よりも重要だ。

執筆:編集部A

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