概要
現在、欧州自動車業界が抱える危機的状況が注目を集めている。特に、フォルクスワーゲンが独自の工場閉鎖の危機に直面しているという報道は、業界全体に波紋を広げている。この状況は、EUが自国の自動車産業を守るために進めてきた政策が、逆に大きな問題を引き起こしていることを象徴している。
まず、EUはかつて日本車の強さに対抗するため、「環境に優しい車」を強調し、クリーンディーゼル技術を推進した。これにより、欧州の自動車メーカーは日米車からシェアを奪い返し、クリーンディーゼル車が市場を席巻することとなった。しかし、その結果として、パリをはじめとする欧州各地で大気汚染が深刻化し、光化学スモッグが日常的に発生する事態にまで至った。
事態はさらに悪化し、ドイツの自動車メーカーが排ガス審査で不正を行っていたことが発覚した。この不正行為により、クリーンディーゼル車の「環境に優しい」というイメージが崩れ、欧州自動車業界全体に対する信頼が大きく損なわれた。この結果、欧州車が「先進的でクリーンな技術」を持つという主張は、偽装されたものであることが明らかになった。
こうした背景から、欧州自動車メーカーはクリーンディーゼル技術に経営資源を集中させすぎた結果、ガソリン車やハイブリッド車で日本車に対抗することができなくなってしまった。そこでEUは、内燃機関車を2030年までに禁止し、電気自動車(EV)への移行を進める方針を打ち出した。これにより、欧州市場を再び欧州メーカーで独占しようという目論見があった。
しかし、この戦略も予期せぬ問題に直面している。EVのバッテリーに使われるレアアースや他の素材の供給において、中国が圧倒的なシェアを持っていることが明らかになり、EUの思惑は外れつつある。中国は、政府の優遇政策や環境規制の緩さを背景に、EVを白物家電のように大量生産しており、その結果、中国製EVは価格面で圧倒的に有利な立場に立っている。これにより、欧州市場での競争力を失いかけているのが現状だ。
現在、フォルクスワーゲンは、この影響を最も深刻に受けている企業の一つであり、独自の工場閉鎖の危機に直面している。欧州自動車業界は、環境規制や技術革新を進める中で、予期せぬ逆風にさらされている。これにより、かつて世界をリードしていた欧州自動車メーカーが、今や中国製EVに市場を奪われるという皮肉な状況に陥っている。
欧州が掲げた「環境に優しい車」という理想は、中国製EVの台頭という現実に押しつぶされつつある。欧州自動車業界がこの危機をどのように乗り越えるのか、また、中国製EVがどのように市場を支配していくのか、今後の展開が注目される。
以下X(旧Twitter)より
【茶請けさんの投稿】ポスト内容EU「やべぇ。日本車に勝てない!!欧州車死んじゃう!!」 ↓ EU「これからは環境に優しいエコな車だ!クリーンディーゼル!(キリッ」 ↓ クリーンディーゼル(笑)規制によって日米車からEU内のシェアを奪い返す ↓ クリーンディーゼルのドイツ車ばかりになったはずのパリは光化学スモッグが日常となるなど大気汚染が進む ↓ ドイツが排ガス審査のときだけ良い数字が出るように不正していることが発覚 ↓ 欧州車の先進的なクリーンディーゼル(笑)が偽装によって作り出されていたことがバレる ↓ クリーンディーゼル(笑)に経営資源を偏らせていたため今さらガソリン車やハイブリッド車で日本車に勝てない ↓ EU「これからはEV!ガソリンとか内燃機関の車は2030年までに禁止な!」 ↓ EU「よし、これで再び欧州の市場は欧州の自動車メーカーで独占だ!」 ↓ EVのバッテリーに使われるレアアースなど中共が圧倒的シェアを持っている。 中共の優遇政策もあって環境汚染も気にせず生産できる都合もあり中国では白物家電のように量産。 ↓ EUの目論見は外れ、価格面で圧倒的に有利な中国製EVに市場を奪われる ↓ フォルクスワーゲンの独工場閉鎖の危機 ←今ココ!! フォルクスワーゲン、87年の歴史で初めてドイツ工場閉鎖か 経営環境の厳しさ増す中 https://cnn.co.jp/business/35223458.html…
信じるか信じないかはあなた次第です
— 茶色いワンコ🐶 (@takigawa_w) September 3, 2024
背泳金メダル鈴木大地さんのバサロ泳法を禁止する為にルール変更
バレーボール金メダル日本バレー東洋の魔女の多彩な攻撃を禁止する為にルール変更
ノルディック複合W杯金メダル荻原健司らの大活躍を止める為にジャンプと秒数換算率をルール変更…
海外は自分の国が有利になるように法改正してでも自国の企業を守ろうとするのに、日本🇯🇵はなんでトヨタに厳しいんだ…。
— 月歌☆@BL小説発売中「嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す」 (@TUKIUTA33) September 3, 2024
戦いから逃げ、技術を高めることから逃げ、ルール変更で逃げ切ろうとしたツケか…
— ヤシ_プロ会社員 (@yashi_z) September 3, 2024
EU結構バカなのね
— 足立 亮 (@ryo_adachi) September 3, 2024
イギリスが抜けた理由もそれかな?
EVなら日本車に勝てると判断したのが勘違いですから。日本のHV/PHEV/EVは燃えたことがないでしょう。これが実力の違いだと思うな。
— Norio Maeda⚧️ (@nmaeda2) September 3, 2024
引用元 https://x.com/ttensan2nd/status/1830883561521717415
みんなのコメント
- 完全に自滅だよな〜
- 本当に分かりやすい この文章を教科書に載せて需給バランスや国家間の思惑をコミカルに学ばせるべき
- トヨタのEV車一挙公開もそうだけど、水素車&バッテリー開発で、この先研究開発に投資出来ないようなメーカーは吸収合併されてくんやろな。
- 工業立国だったドイツは自滅した。日本は歯を食いしばってその立ち位置を守らなければならない。政府の仕事ぶりが成否を左右する。邪魔だけはするなと言いたい。
- VWが不正をしてクリアしていたのは EURO5 規制なんですが、同時期に日本では EURO6 相当のより厳しい規制が発効しています。 なのでクリーンディーゼル(笑)が日本に入ってこなかったわけです。 ※そしてマツダがこの EURO6 相当規制をクリアして量産してるので…… まるでかつてのマスキー法のようなオチ。
- 「マツダのクリーンディーゼルは不正を全くせずに完璧に排ガス規制をクリアしていたが、欧州にとって都合が悪かったのでディーゼル丸ごと無かったことにしてEV推進に転換」も追加でお願いします!
- ワーゲンねぇ 保証期間過ぎてからきっちり毎年壊れる部品があるゴルフ整備したことあったなぁ
- ルール変更に頼り過ぎたツケか…
- 日本車(トヨタ)に勝てない… ↓ EVなら勝てる! ↓ 中国に勝てなかったよ… 即堕ち3コマかな?
- ヨーロッパのゲームチェンジ仕掛けはうんざり。 カーボンニュートラルも、怪しいと思ってる。
- 建前を駆使しまくった熾烈な経済戦争がある。 今のところ、国内の意思を1つにまとめた上で外国と交渉できる強権独裁体制の中国が優位に立っている。 という話でしょうか? 中国は国内での政争や意見の相違は、国内のみに留める。 それが絶対のルール。 その上で、外国に対しては一致団結して交渉する。 そりゃ強くもなるよなぁと思ったりします。
- ゴールポストに執着しないで 車づくりに執着すれば良かったのになぁ
- ドイツ経済、相当ヤバそうですね。 それにしてもEUの変節は経済版のスキーノルディック競技ですね。 自分たちが優位を保つためには何でもありですもん。
- 地力がないのにルール変更だけで有利になろうとした奴らの末路やな
- 何故自分に返ってきたらどうなるかを考えずに人の首に縄をかけて安心しようとするのか。
- そんな中国とヨーロッパの挑発を高みから見下ろし、一人勝ちのトヨタ さすがでござる
- EUの戦略が分かりやすすぎるが、そもそもメルセデスやBMWなら、レシプロで勝負しても十分日本車に勝てるポテンシャルはあるのに…と思うのだが… VWが勝てないからなんとかしたかったのか…
- オリンピックのルール変更みたいな話ですね… 目先の利益に囚われ過ぎ!
- EVなら日本車に勝てると判断したのが勘違いですから。日本のHV/PHEV/EVは燃えたことがないでしょう。これが実力の違いだと思うな。
編集部Aの見解
私は、欧州自動車業界の現状を見て、まさに自業自得という思いを抱かざるを得ない。彼らは、日本車の競争力に勝てないからといって、「環境に優しい」という名目でクリーンディーゼルを推進し、その結果、自らの首を絞めることになった。特に、ドイツが排ガス規制を誤魔化し、消費者を欺いていた事実が明らかになった時、欧州車の信頼は地に落ちた。彼らが日本車に勝てないのは、そもそも技術力や誠実さに欠けているからではないかと私は考えている。
欧州が次に掲げたのは、EV(電気自動車)へのシフトだ。しかし、これもまた安易な発想に過ぎない。彼らは、自国の市場を独占しようと内燃機関車を禁止し、EVを強制的に推進しようとしているが、実際には中国に市場を奪われるという皮肉な結果を招いている。中国は、レアアースなどの重要な資源を握り、EVの生産において圧倒的な優位性を持っている。欧州が環境規制を強化する一方で、中国は環境を顧みず大量生産を続け、その結果、価格競争で勝負がついてしまったのだ。
私は、この状況を見て、日本がどうあるべきかを考えさせられる。まず、日本は欧州や中国のように、他国の動向に振り回されることなく、自国の強みを生かした戦略を取るべきだ。ハイブリッド車や次世代エネルギー車など、日本が誇る技術をさらに進化させ、世界市場での競争力を維持することが重要だ。そして、外国の影響を受けずに、自国の産業を守り、発展させる政策を推進するべきだと私は思う。
また、私は欧州のような環境規制の押し付けが、結果的に国民を苦しめることになることを強く感じる。彼らが掲げる「環境に優しい」というスローガンは、実際には偽善に過ぎないのではないか。排ガス規制を誤魔化し、都合の良い数字を捏造してきた彼らが、今度はEVの名の下に中国製品に市場を奪われるという現状は、まさにその証拠だ。
日本は、欧州や中国とは異なる道を進むべきだ。日本の技術力と誠実さを信じ、自国の産業を守るために、外からの圧力に屈することなく、独自の道を貫くべきだと私は考えている。環境問題に対しても、日本ならではのアプローチがあるはずだ。例えば、ハイブリッド車や水素エネルギーなど、日本が得意とする技術を活かし、真に環境に優しい社会を実現することができると信じている。
さらに、私は日本政府に対しても強い要望を持っている。日本の自動車産業を守るためには、外国からの不当な圧力や競争に対抗するための政策が必要だ。例えば、関税や補助金の見直し、技術開発への支援など、日本の企業が世界で競争力を維持できるような対策を講じるべきだ。また、外国資本による企業買収や技術流出に対しても、厳格な規制が必要だと感じている。
日本と日本人を守ることが、私たちの最も重要な使命だと私は信じている。欧州や中国に追随するのではなく、日本独自の道を歩み続けることが、最終的には世界での日本の地位を高めることになるだろう。私は、この国の未来を守るために、今こそ立ち上がるべき時だと強く感じている。
執筆:編集部A
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