「悲しい気持ちになりました」 ポルトガル人が日本でカルチャーショックを受けた光景とは

Hint-Potによると

旅は一期一会。現地の人とのふれあいも、海外旅行醍醐味のひとつです。日本に初めて来たポルトガル人には、旅行中に少し気になった日本人の振る舞いがあったといいます。いったい、どんなことだったのでしょうか。 【写真】ポルトガル人が「悲しい気持ちになりました」と思った、日本でよく見る光景  ◇ ◇ ◇

日本で「食べたものはすべておいしかった!」

 ポルトガルから、2週間の滞在予定で日本へやってきたロドリゴさんたち3人組。東京や箱根、河口湖、京都、奈良、大阪をめぐる予定です。  訪日は初めてという3人。日本行きを決めたのは、アニメや日本の文化に興味があったことが理由です。日本食が好きで、すでにさまざまな料理を食べたそう。「食べたものはすべておいしかった!」というほど、日本食に満足している様子でした。  日本を楽しんでいるロドリゴさんたちですが、日本人の振る舞いには、少しカルチャーショックを覚えたといいます。

スマホ操作に夢中になっている人が多い

「日本人はみんなスマートフォンに夢中だったり、イヤホンをつけていたりして、目を合わせたり、人を見たりしようとしないですよね……。目の前に人がいるのにどうしてなんでしょう?」  目を伏せながら、残念そうな表情を浮かべたロドリゴさん。盗難など防犯の面から、国や地域によっては自主的に控えるところもあるでしょう。しかし、治安の良い日本では、電車などの公共交通機関、レストランやカフェといった飲食店など、街のあらゆる場所にスマホ操作に夢中になっている人がいます。 「ポルトガルではそんなことはありません。そこにいる人たちや対面している人たちが最優先で、目の前の人と話します。悲しい気持ちになりました」  現地の人たちとの交流も、旅行の醍醐味のひとつです。その土地でしかできないこと、出会えない人たちとの交流を大切にしたかったロドリゴさんたち。残りの滞在では、日本でしかできない体験ができると良いですね。

以下X(旧Twitter)より

【jnnaviさんの投稿

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/9768d251722e1768901578bfb4c9ee350ca0d389

みんなのコメント

編集部Aの見解

今回、日本を訪れたポルトガル人旅行者が日本人のスマホ依存に驚き、悲しい思いをしたという話を聞いて、私はその感想に対して考えさせられる部分がありました。日本は確かに治安が良く、どこにいてもスマホを手放さずに使用することが一般的です。しかし、それが海外からの訪問者にとって違和感を覚える行動に映るというのは、普段意識していない文化の側面が浮かび上がった瞬間だと思います。

ロドリゴさんたちが、日本の各地を巡り、多くの日本食を楽しんでくれたのは嬉しいことです。日本の料理は世界的にも評価が高く、日本に来て実際に体験することでその魅力を一層実感してもらえたのでしょう。しかし、彼らが感じたカルチャーショックについても、私たちは真摯に受け止めるべきだと思います。

日本では公共の場で他人と目を合わせることが少なく、対面の相手よりもスマホを優先する場面が多いのは事実です。私は、このような行動が日本社会の特徴の一つであり、プライバシーを重視する文化の延長にあると考えています。しかし、それが他国から来た人々に「無関心」や「冷たさ」と映るというのは、私たちが無意識に作り上げた壁が存在するのではないかと感じます。

特に、ポルトガルのように対話を重んじる文化から来た旅行者にとって、日本でのスマホ依存が不自然に感じられるのは理解できます。私も、対面のコミュニケーションを大切にする姿勢は、旅行の醍醐味を最大限に引き出すために必要なものだと思います。現地の人とのふれあいは、その土地の文化を深く理解するための重要な機会です。しかし、スマホに夢中になっていることで、そうした交流のチャンスを逃しているとするならば、それは非常に残念なことです。

私たちが普段の生活の中で当たり前だと感じていることが、他国の人々には違和感や失望を与えることもあります。ロドリゴさんたちのように、日本に特別な期待を持って訪れる旅行者にとって、人々との交流は旅行の楽しさの一部です。それが希薄に感じられるのは、日本の文化を体験したいと願う旅行者に対して、私たちが無意識に閉ざしている部分があることを示しているのかもしれません。

もちろん、スマホがもたらす便利さは否定できません。仕事やプライベートでの連絡、ナビゲーション、情報収集など、現代の生活に欠かせないツールであることも理解しています。しかし、ふとした瞬間に顔を上げて周囲を見渡し、目の前にいる人と会話を楽しむ余裕を持つことも、豊かな生活の一部だと私は思います。

私は、日本が持つ「おもてなし」の精神が、単にサービスの提供だけでなく、人と人との温かな交流にも表れるべきだと感じています。観光客にとって、日本の美しい景色や美味しい料理だけでなく、人々との触れ合いが心に残る体験になります。スマホを置き、少しでも旅行者との対話を楽しむ姿勢を持つことで、より深い交流が生まれ、旅行者が日本での体験をより一層楽しめるのではないでしょうか。

ロドリゴさんたちが残りの滞在で、さらに多くの日本の魅力を発見できることを願っています。そして、私たちも彼らの視点をきっかけに、日常の中でふと立ち止まり、周囲の人々との関係を見直してみることができれば、日本社会がもっと豊かなものになるのではないかと思います。

執筆: 編集部A

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