【注目】《飯山あかり氏》フジテレビのカイロ支局員だったころのエジプトでの“刺激的”すぎる日々について『多くの人は「アラブの春」を大きく勘違いしている』

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欧米の基準ではイスラム教を理解するのは無理

2011年に始まった「アラブの春」は本当に民主主義を求める戦いだったのか(Moises Saman/The New York Times)

2011年、著者は夫と娘と3人でエジプト・カイロに降り立った。時は「アラブの春」による政治的動乱の真っただ中。ノンフィクション・エッセイ『エジプトの空の下』を書いたイスラム思想研究者の飯山陽氏にエジプトでの“刺激的”すぎる日々について聞いた。

「お前は全身が恥部だ」

──30年に及ぶムバラク政権崩壊の直後、どんな日常でしたか?

第1に、死が非常に身近にありました。テロが多発し、爆弾の音で目が覚める。娘が通う幼稚園から「近くで銃撃戦が始まったので、迎えに来てください」と結構な頻度で電話がかかってきた。町中で弾丸が飛び交い、爆弾も車の下、路肩、学校・幼稚園そこここに。

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引用元 https://toyokeizai.net/articles/-/478985?page=3

みんなのコメント

  • 「エジプトの空の下」は名著。 これだけの実体験に裏打ちされた飯山さんの考察・学問は、自分は安全圏にいて薄っぺらなイデオロギーだけでアラブに肩入れする権威者とは比較にならない。 価値ある研究の歩みをいっとき止めて日本と国民のために立ったこの人を応援しないわけにいかない
  • やはりイスラム教とは相容れない、そう思いました。 嫌うわけではなく、根本的に仏教、自然信仰の考え方がある日本とは違うから、転ばぬ先の杖が適当と思います。
  • 愕然! 「私たち(日本人)が思う普遍的な価値観というのは、案外普遍的ではない」
  • 飯山陽さんの言葉「事実に基づくか、イデオロギーに基づくかです。研究者として事実に基づいて研究し、発信することを大事にしてきた。」に他の研究者との違いが感じられます。
  • いかにも頭が良さそうな人のインタビューですね。理路整然としてる。こうした経験談が、全く違うルールに生きてる我々にもたらされる意味は大きい。 しかし、一方の緑の人はエジプトで何やってたんでしょう?

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