【動画】岸和田市長が失職 不信任案が可決

MBSニュースによると

女性との性的関係をめぐる裁判で和解した岸和田市長に対し、2度目の不信任決議案が提出され、採決の結果、不信任決議案は可決されました。

女性との性的関係をめぐる裁判で和解した岸和田市の永野耕平市長は去年12月、市議会から不信任を議決され、議会を解散。2月2日に市議会議員選挙が行われました。 2月17日、選挙後初めてとなる市議会が始まり、2度目の不信任決議案が提出されました。 不信任決議案には、「市長辞職を求める声が連日あげられており、まさに岸和田市は、大混乱で異常事態と言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は非常に重いにもかかわらず、市長は辞職しないだけでなく、『大義無く議会を解散』し莫大な市民の血税を使ったことは言語道断である」などと記されていました。 その後、議員による投票が行われ、賛成が23票、反対0票で不信任案が可決されました。 これで永野市長は自動失職となり50日以内に市長選が実施されることになります。

不信任案の可決受け市長「内容は違うかなと思う部分もたくさんあります」

 不信任案可決を受けて永野市長は議長から不信任案を受け取りました。そのうえで、「今日で失職になるので、色々あったが7年間課題に職員と取り組んできた。やり残したこともあると思うが、よく進んだと自分では思っている。僕と議論した職員と議会と心から感謝したい」と述べました。  また、不信任案の内容について市長は「内容は僕が違うなと思う部分も沢山あります。僕としては不信任案にこそ大義がない」と述べました。

(略)

提出された「永野耕平岸和田市長に対する不信任決議」の内容

 昨年11月28日に、女性との性的関係を巡る訴訟で和解したとの報道があった。「解決金500万円の支払いと市長が女性に謝罪する」という内容であり、大阪地裁は、「原告の雇用関係を左右し得る優越的な立場で、社会的な上下関係が自ずと形成されていたと認めるのが相当。被告は公人で、配偶者もいることを考慮すると非難を免れない」との所見を示された。議会としても事実確認をするため、12月3日に全員協議会を開き市長に出席を求めた。そして、各議員より訴訟内容等について説明を求めるも「秘匿」を繰り返し、説明責任を果たすことは無かった。その後、市長は女性との不倫関係を認めたが、「自分に非はなく辞職する気はない」などの主張を繰り返している。道義的には看過し得るものではないと考える。

また、市民の代表たる市長が、所属政党に進退を委ねるのは理解しがたい。市民や市議会に説明するのが最優先である。議会としても、市長が出席しての定例会を進めるわけにはいかず、市長欠席での審議となるなど異例中の異例であった。岸和田市民も庁舎前などで、市長辞職を求める声を連日あげられており、まさに岸和田市は、大混乱で異常事態と言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は非常に重いにもかかわらず、市長は辞職しないだけでなく、大義無く議会を解散し莫大な市民の血税を使ったことは言語道断である。

  過去にも、岸和田市に混乱を招く市政運営が繰り返された。例えば、新庁舎建設にかかるものである。新庁舎建設についての議論は、平成25年より始まり、建設予定地の選定においては、評価基準を変更して当初の選定場所を変えた。そして、計画を進められたが、令和2年のプロポーザル方式での事業者選定では、入札参加事業者3社のうち突然2社を失格とした。それを不服とした外部からの選定委員4名が辞するという前代未聞の出来事が起こり、ここでも岸和田市は大混乱した。

 また、教育委員会が計画している、小中学校の適正規模・適正配置事業においても混乱を招いた。この事業は、賛否が大きく分かれていることから、大きく進展しているとは言えない状況が続いていた。そんな時、令和5年の新年互礼会において、「山手の新たなところで、新たな小中一貫校を整備する。既存の学校はいったん閉校にしない。子どもたちや保護者が学校を選べるようにする。」という旨の発言を突然されたことから、教育委員会、適正規模・適正配置の対象となっている地域や市議会及び関係機関だけでなく、岸和田市全体がまた大混乱した。このように、市政運営に疑問を抱かざるを得ない市長の行動は、取り上げていないものも含め何度も繰り返されてきた。このような市長の独断的で一貫性のない市政運営は、議会だけでなく、岸和田市民に対し不誠実極まりない姿である。再度即刻、退陣することを求める。  本市議会は、永野耕平岸和田市長を信任しない。  以上、決議する。

  令和7年2月17日  岸和田市議会

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

【Yahoo!ニュース

引用元 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6529569

みんなのコメント

  • 維新はいらん
  • やった〜素晴らしい良識ある市議会の皆様だ
  • よっしゃ! 2馬力、3馬力で行くぞ!
  • やっと終わりました。 さぁ、新たな未来に向かって再出発ですね、岸和田の皆さん
  • 仕方ないですね
  • ようやくけりがついた
  • 奥さんからも不信任案もらっといてください
  • 維新って本当にロクなことしない ・奈良県のK-POPコンサート ・岸和田市の無駄市議会解散選挙 ・兵庫県議会維新議員の怪文書 何よりクソみたいに無駄で中身のない万博 維新の政治家は徹底的に落選させたほうがいい
  • 維新=自民党の劣化版
  • 下半身だけは、常にトップにいそうだね
  • 時間と税金の無駄遣いさせられた市民。 辞めさせるのって大変だから、選ぶ時は慎重に!って思った
  • 疑惑の小池百合子もリコールして欲しいな
  • 新しい市長が、マトモなら良いけどね
  • 兵庫県の斎藤元彦知事に成功例に習って又市長選に出るつもりだよ普通の神経でない市長、知事が増えて心配
  • おめでとうございます。 性犯罪のイメージが付いて政治生命もオシマイです。 岸和田市100年の歴史に名前が残りましたね。。
  • それでもまだまだしがみ付くか、維新の犬
  • これは知事選にまた税金沢山使って落選して妻が議会で独りぼっちで議会の仕事投げ出して辞職したら補欠選挙でなく次点で落選した候補者が繰り上がり当選するのかな?在籍期間によって変わるのかな 市議辞めて夫を見張らないと議会で心ここに在らずだろう
  • 退職金なし!wwwwwwばんざーい
  • ジタバタしやがって!

japannewsnavi編集部Bの見解

岸和田市の永野耕平市長に対する2度目の不信任決議案が可決され、市長が自動失職することとなった。この結果には、当然の成り行きとしか言いようがない。そもそも、市長が女性との性的関係をめぐる裁判で和解した時点で、その道義的責任は問われるべきだった。しかし、彼は説明責任を果たすことなく、逆に議会を解散するという強硬手段に出た。市政の混乱を招いたのはまさに市長自身であり、その責任を免れることはできない。

岸和田市議会は、昨年12月に一度目の不信任決議を可決していたが、市長はそれに対抗する形で議会を解散。2月2日に行われた市議会議員選挙では、不信任に賛成した前職の議員たちが当選し、市民の意思が改めて示された。そして、再び提出された不信任決議案が23対0の全会一致で可決されたことは、市長がもはや信任される立場にないことを明確に示している。まさに「仕方ないですね」という状況だ。

不信任決議の理由には、市長が女性との関係について説明を拒み続け、さらには議会を解散するという異例の対応を取ったことが挙げられている。大阪地裁も、永野市長の行為が公人として非難を免れないと指摘しており、その道義的責任は重い。それにもかかわらず、市長は「自分に非はない」と主張し続けた。市民感情を逆撫でするような対応が、市政への不信感を決定的なものにしたのは間違いない。

また、市長が進めた市政運営のあり方にも多くの問題があった。例えば、新庁舎建設をめぐる問題では、事業者選定の際に不透明な判断が下され、選定委員の辞任という異例の事態を招いた。さらには、小中学校の適正規模・適正配置事業に関しても、市長が独断で方針を変更したことで、関係者の間に大きな混乱をもたらした。こうした市政運営の不透明さが、市民の信頼を損ねる要因となったことは明白である。

市長本人は不信任決議に対し「内容は違う部分がある」と反論しているが、それがどういった点なのか具体的に説明しようとしない。これまでの対応を見ても、市長が説明責任を果たす意思がないことは明らかであり、信頼を取り戻すことは不可能だったと言えるだろう。今回の不信任可決による失職は、遅かれ早かれ避けられない結果だったのではないか。

市長の辞職を求める市民の声が庁舎前で連日上がっていたという事実も、今回の不信任可決の背景にある。市長の対応に対して、市民の多くが納得していなかったことは明白であり、それを受けて議会が2度目の不信任決議を行ったのは当然の流れだった。議会の判断は、市民の声を反映したものであり、市長の進退を考えれば、むしろ妥当な結論である。

この一連の騒動は、政治家の倫理観と説明責任の重要性を改めて浮き彫りにした。公職にある者が私的な問題であれ、社会的な責任を問われる立場であることを自覚しなければならない。特に市長という立場にある以上、透明性のある対応を取るべきだったが、永野市長はその責務を果たさなかった。その結果、市政の混乱を招き、最終的には議会から完全に信頼を失う形となった。

これで50日以内に市長選が行われることになるが、岸和田市はこの混乱から立ち直ることができるのか。市民は今回の騒動を教訓とし、市政を安定させる人物を選ぶ必要がある。政治の混乱が続けば、市民生活にも悪影響が及ぶことは避けられない。新しい市長には、市政の透明性を確保し、市民に対して誠実な政治を行うことが求められる。

いずれにせよ、不信任可決は「そりゃそうでしょう」という結果だった。これまでの経緯を考えれば、こうなることは誰の目にも明らかだったはずだ。今後の市長選がどのような結果になるのか、市政の立て直しが図られるのか注目したい。

執筆:編集部B

最新記事

コメント

コメントする

CAPTCHA