トランプ氏、文化施設ケネディ・センターの理事長に自分を「任命」

日本経済新聞によると

【ワシントン=芦塚智子】トランプ米大統領は7日、SNSへの投稿で、米首都ワシントンの文化施設ケネディ・センターの理事長に自分が就任すると表明した。現在の理事長や複数の理事を「芸術と文化の黄金時代に向けたビジョンを共有していない」として解任し、近く「素晴らしい理事長」となる自身と新理事を発表するとした。

ケネディ・センターはケネディ元大統領を記念する施設で、音楽や演劇などの公演が開催される。米メディアによると大統領が理事の一部を任命する。ケネディ・センター名誉賞を指揮者の故・小澤征爾さんやバイオリニストの五嶋みどりさんが受賞している。

トランプ氏は、ケネディ・センターで昨年、女装をしたパフォーマーの「ドラァグクイーン」のショーがあったと批判。

「ケネディ・センターを再び偉大にする」と強調した。

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以下,Xより

【JAPAN NEWS NAVIの投稿】

引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN080NG0Y5A200C2000000/

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編集部Bの見解

トランプ大統領、ケネディ・センターの理事長に就任へ──文化と芸術の改革に乗り出す

トランプ大統領は、米国の文化施設であるケネディ・センターの理事長に自ら就任することを発表した。これまでの理事長や複数の理事が「芸術と文化の黄金時代に向けたビジョンを共有していない」として解任し、新たな理事会を発足させる方針を示した。

ケネディ・センターは、米国の芸術と文化の発展を支える重要な施設であり、音楽、演劇、舞台芸術などの公演が行われる場所だ。1971年に設立され、故ケネディ大統領を記念する文化拠点として、長年にわたり名誉ある賞を授与する場としても機能してきた。過去には指揮者の小澤征爾氏やバイオリニストの五嶋みどり氏など、世界的な音楽家がケネディ・センター名誉賞を受賞している。

今回のトランプ大統領の決定は、単なる人事異動にとどまらない。文化政策における大きな転換点となる可能性がある。大統領がこのように文化施設の運営に直接関与するのは異例のことだが、トランプ氏はこれまでの理事会の方針に明確な不満を示していた。

特に問題視されたのは、昨年ケネディ・センターで開催された「ドラァグクイーン」のパフォーマンスだった。トランプ大統領は、「このようなショーが開催されたこと自体が問題であり、米国の文化施設としてふさわしくない」と批判した。このような背景から、「ケネディ・センターを再び偉大にする」と宣言し、芸術と文化の方向性を大きく変えようとしている。

今回の決定には賛否両論がある。一部の支持者からは、「これまでの文化政策は偏りすぎていた。ケネディ・センターが本来の目的を取り戻すのは良いことだ」と歓迎する声が上がっている。一方で、トランプ氏の文化政策への直接介入に懸念を示す声もある。

ケネディ・センターは、歴代の大統領とも深い関わりを持ってきたが、理事長に大統領自身が就任するのは異例のケースであり、今後の運営方針がどのように変化するのか注目される。トランプ大統領は「芸術と文化を本来の姿に戻すため、新たな理事を任命する」と述べており、近く新体制を発表する予定だ。

文化施設がどのような形で社会に貢献すべきか、そして公的機関が文化政策にどこまで介入すべきかという問題が、今後の議論の焦点となるだろう。

執筆:編集部B

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